第388話 用は平穏な日常を求む。

  パイン街…朝


用は、いつもよりも早く目が覚めた。


「嫌な予感がする。」


AI

「( ꐦ◜ᴗ◝)何が嫌な予感ですか?」


「ゴミの返送で、揉める夢( ´Д`)」


AI

「へー誰かが目覚めたとかは?」


「俺みたいな事があっても、


不思議じゃないだろ?」


AI

「まぁそうですが…」


「俺の方では前世は、


極力考えないようにしている。」


AI

「え?」


「そうじゃないと、

そのうちに、前世センサーとか、


前世探知!なんてスキル編み出して、


前世でやられたことの、


仕返しの旅に出なきゃ


ならなくなるだろ?」



AI

「確かに、そういうことが


用様の場合、起こる確率が


高いですよね…(›´ω`‹ )」



「旧地球の関係者って、


圧倒的にロクでもない奴が多い…


大邪神とか…( ´Д`)=3」


AI

「否定できません。」






メイド・ゆみ

「用様、スペースシャトルを作ってみて、


この星の状態を見ては、どうでしょう?


重力振り切る速度とか、


地球とはどうも違いますよね?」


「実は…


実は、ロケットを1基作ったことがある。


その時はバボン国王に、


兵器利用されると、


断れない雰囲気だったから、


使わずに、隠蔽したけど…


今なら断れるから、


実際作ってみますか!」



ユグドラシル

「そうだね!


万が一、月に何か隠されていて、


迎撃システムがあれば、


何か反応があるはずだから、


反対はしない。」





しかし…制作段階になって、


サブドラシル・ブラックの様態が変化…


野波の様態の急変で、


用はスペースシャトルを作るのを、


ゆみに任せた。



月の探索も急がないといけないので、


止む得ない事であったのだが…



メイド・ゆみ

「あっれ〜? 形はこれでいいと


おもうとですが…。」



メイド・トロイアル

「主が描いた、構想図と似てるね…


だけど…これ、飛ぶの?」



メイド・トロイ

「サブドラシル・ブラックの、


様態は安定したね〜


う〜ん、こちらは…


ツバメ型の飛行船?」



確かに、ずんぐりむっくりなツバメを


彷彿とさせるスペースシャトル


になっていた。



ミイナ・ヴァーミリオン

「旧地球にも、こんな型の飛行船は


あるにはあったけど…


故障がおおかったな〜」



メイド・ゆみ

「私がいた頃の地球では、


アメリカって国で作っていたけど、


確か100回使用可能って言うのが


セールスポイントでしたが…」



そこに、用が来た。


「出来たんだ!


う〜ん?


まぁ、月の防衛システムの有無を、


調べるのがメインだから、


大丈夫だろ…。」



「それに、ゆみさんたちは、


知らないのだけど、スペースシャトルに


致命的な欠陥があったんだ。」



メイド・ゆみ

「チャレンジャーみたいに爆発ですか?」


「コロンビアって初期の機体がね、


あったのだけど…」


メイド・ゆみ

「はい、覚えてます!


乗りたいな〜って、思ってました。」



「うん、あれが地球周回軌道に


いる時に、空気漏れが起こって、


最終的に分解したとかだったかな?」



メイド・ゆみ

「えーー!Σ(´⊙ω⊙`)」


ミレイ・ヴァーミリオン

「そうそう、あの形…旧地球時代でも、


大気圏外の故障が多かったな…」


「そうだったのか。


コロンビアの事故もそうだったらしい。


これまで奇跡的に壊れなかっだけだと


判明して、アメリカはロケット型に


戻ったんだよ。」



メイド・ゆみ

「それでも乗りたい!」


ユグドラシル

「安全の高いものを作ってから、


乗ろうね!」


メイド・ゆみ

「それだったら、宇宙戦艦!」


ミイナ・ヴァーミリオン

「アハハ…宇宙戦艦か〜


あんまりいい思い出がないな…」


ミレイ・ヴァーミリオン

「確かにね〜。」

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