第391話 クラス優遇組のダンジョン日記1

 しばらくフロン海賊団と、


クラス優遇組の残り三人組に


スポットを当てて行きます。


あまりに、激動する他の国、組織の動きに


ついていけなくなる前の調整となります。


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杉谷

「何故ダンジョンに入れられないと


行けない。」


衛兵A

「国王陛下の御慈悲だ!


ダンジョンクリアしてしまえば、


命は助かるぞ。」


担任・帆山

「フン!そんな態度だと、


また失敗したんだろ!


だから土産を用意しろといったんだよ!


バカめ!俺達に八つ当たりしても、


む〜〜だ!


こんな作戦を立案した貴族達を、


どけないと、この国も終わりだね!」



衛兵A

「言わせておけば!」


エージェント則子(旧田丸 則子)

「そんなバカ理論だから、宰相様も


ダンジョンに逃げた!


アハハハハハハハハハハ!」




衛兵B

「貴様ら、どこでそれを聞いた!」


杉谷

「道すがら…だな。


かなり噂になっているぞ!」



担任・帆山

「国王が、貴族を優遇したから、


こうなったと!」


エージェント則子(旧田丸 則子)

「そういえば、建国の勇者に


滅ぼされてしまえって、言ってる人が


多かったわね。



あ~!そうか…!


あなた達が私達に無茶苦茶な事を


要求したのはそれか!


私達も召喚拉致された勇者。


王国をほろぼすかもって?


バカじゃない?


約束は破るは、

 

衛兵はわけわからない事を言う、


そんな王国乗っ取っても、


意味はないわね。


全て焼く!焼き尽くす!


それが一番手っ取り早いわね!」




国務大臣ガゼッタ

「(こいつら、プリナ女王と


よく似た事を言いやがる!)


約束を破る?国王は、何を約束したのだ?」



杉谷

「(ここは真面目に言うか。)


すごく簡単な約束だね!


用賀を懐柔するために、


土産を用意すること。


それを選ぶ段階になって衛兵の奴が、


出し渋りをした。


そして、俺達は国王に確認しろと


言った。


だが、衛兵はしたのか知らんが、


土産無しで、連れて行こうとした。


れっきとした国王の約束違反だな。


俺達をスケープゴートに


する気だったのだろ。


だから、衛兵にしっかり約束違反を


確認して、離脱した。


嘘はない!


真贋判定の玉を使え!


使っているか!


どうだ?ウソ判定は出ているか?」




国務大臣ガゼッタ

「(クソ!ウソ判定は、出なかった。


と言うことは本当か?)


少しまて!」



カゼッタは国王に聞く。


そして土産が女性だとは知らなかったと


言う。ルルトやミルトの事があるから、


それはダメだと言ったと言う。




国務大臣ガゼッタ

「もう一度チャンスをやろう。


ヨーガ商店に行くか


ダンジョンに行くか選べ!」


杉谷

「フン!ブリードル帝国元皇帝と同じか!


それじゃこれまで拉致してきた


聖ボロボーンや聖カルッティ王国と


変わらんな。


ハハハハハハハ!


大邪神軍にバボン王国も参入か!」



担任・帆山

「同感だな、では前に約束を違えた事を


わびて衛兵の首をはねて、


はじめから土産を選別する用意は


できたのだな?


また女はダメだとか、男はダメだとか、


話し合いだけでやれとかは


無駄だぞ!」



エージェント則子(旧田丸 則子)

「一人とか二人ではたりないわね。


どうする?友好化するために用意するか、


戦争するために私達を奴隷化するか、


決めなさい。」



つづく…

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