第384話 フロン皇女の異世界転移!

しばらくフロン海賊団と、


クラス優遇組の残り三人組に


スポットを当てて行きます。


あまりに、激動する他の国、組織の動きに


ついていけなくなる前の調整となります。


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  フロン海賊団の要塞島


フロン皇女

「ハァ〜なんとかならないかしら〜」



最近、こんなセリフが増えた皇女…


いや…海賊団の頭…



リバイアサンから逃げるには、


ゴミを送還するしかない…


しかし、最近…ある考え方が出来た!


異次元ゴミ箱の原理を使って、


次元の穴を開ける!


そして、


なにかの力で地球に誘導すれば、


結果的に、送還にならないか?



ブリードル帝国の新皇帝リッパーなど、


たどり着いた例がある!



問題は、次元座標である!


召喚陣に、その情報が書いてある?


そんな発想から、


召喚陣の解析をしたのだが…


書いてない!


どうもこの召喚陣…


マルダス世界創建時の、


地球からの移民の移動時に


非常事態が発生したとき用の、


こちら側から喚び出す用の


魔法陣ではないのか?


と言う結論になりつつある。


ところどころに、模様があるのだが…


(緊急時用)(非常用)(遭難時用)


などと、聖カルッティでの文字で


読めなくもないのである。



つまり、この召喚陣では


地球→マルダス一方通行らしい。


そして、座標情報が無かった…



移民の時の移民船には、


スーパーコンピューターが、


搭載されていたらしいが、


あの大邪神のせいで、


聖カルッティ王国には、


オババ達の研究所に少しあるだけで、


どうも座標軸情報とかは、


なさそうだった。



オババ共を、しめても…


恐らく吐かないと思われるからである。



ブリザード公国なら、


ある可能性があるが、


ユミ・オオト事件での公国の対応から、


ない可能性があった。



他の候補地…


シャングラー国はどうか?


先々代の魔王と化した王なら知っていた


可能性があるが、今の王は


先々代の国王の遺産は封印したとの


情報があるので、難しい。



そんな中、ふとフロン皇女は、


他に旧地球の


オーバーテクノロジーな物は無いのか?


と3王女に聞くと…


どうも、国印らしい。


ただ、作ったのが管理者たちなので、



あれを、100%使える者は


いないとされているらしい。


聖カルッティ王国前女王でも、


本人が5割だと言っていたみたいだ。



そして、その中でかなりわからないのが、


フロン皇女の持つ


海賊王の王印らしい。


フロン皇女は、知らなかったが


今から、


1200年ほど前(2022年現在)に


突然現れたみたいだ。



ものすごい、圧の強い男の声での


マルダス世界ワールドアナウンス


であったらしい。



そう!この印だけ、王印…


その他は、国印…


持ったものが、あまりにも少なく、


情報があまりない。



メルトの真似をしてみることにした。


そこで、とりあえず空間の穴を開けて、


覗いて見て、王印を撃つ!。



島の者達のMPを集めてみる。


そして、3王女の覚えている範囲で、


なんとか穴を開けた!



フロン皇女(大海賊王フロン様)

「ハァーーーーーー!」


元第2王女 プルト・ラ・カルッティ

「カーーーーーーー!」


元第3王女 メルード・ラ・カルッティ

「マーーーーーーー!」

元第1王女 ハーノ・ラ・カルッティ

「トゥーーーーーー!」


フロン皇女に元3王女達がMPを注ぐ!


海賊王印が薄く光り、


黄金色に強く光り、


そして、白く大きく輝く!



ピカッー!



フロン皇女達が、


光りががやいて消えた!




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3時間後くらい後…


元第3王女 メルード・ラ・カルッティ

「う〜ん?…うぅ…ゴハッ!」


元第2王女 プルト・ラ・カルッティ

「ここは?…ゴハッ!」


元第1王女 ハーノ・ラ・カルッティ

「うぅ……ゴハッ!」


フロン皇女(大海賊王フロン様)

「うぅここは、いったい…ゴハッ!」



四人とも、一斉に血を吐いて、


倒れた!





つづく…





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