第376話 ブリック街攻防戦

  メルーダ鉱山跡ダンジョンからの奇襲!


ブリック街は、騒然としていた!


あっと言う間に取り囲まれる!


元宰相の私兵が20万!


メルーダ鉱山元鉱山夫達5万!


かなり強い!


全員、ホフゴブリンという


巨大種になっていた…


ダンジョンマスターも、


もちろんゴブリン種!


ネームドモンスターのゴブリンキング!



さて、包囲した元宰相ゴブリン軍は、


かなり変な作戦を実行していた。


まず!攻撃しない!


そして、盾で攻撃を防ぐが…


何故か、抱きつく!


そして、周りのゴブリンが味方ごと、


簀巻きにする!


そして、そのまま連れ去る!



簀巻きにされた兵士達は、


素っ裸にされて、また簀巻きにされて、


馬車に載せられてダンジョンに送られる!


そして、その分ゴブリンが増えてまた、


参戦する!



つまり…拉致されて、ゴブリンにされて…


そして、街を攻めに来る!



少しづつ、街は劣勢になる。


そして、遂に…


兵士がいなくなった…



ゴブリン達は、〔(元)宰相不倫相手の会〕


全員を拉致して、ダンジョンに送り込んだ!



その後、街の住民全てが拉致される…


冒険者ギルドがこの街になかったのが、


かなり痛手であった…



知らせを受けた、


隣街の冒険者が来たときは、


街には、何も無かった。


破壊跡がほとんど無い…



冒険者達は、破壊跡が大門と、


各家の扉しかなかったと、


報告した。



すぐに王都に報告がされる!


モンスターにしては、異常行動である。



□□□□□□□□□□□


マイークラー街で、その報告を受けた


バボン国王は、頭を抱えた!



バボン国王

「なんだと!もぬけの殻だっただと!」



どうするか?


バボン国王は、冒険者ギルドに行く。


そして、


パイン街に行く用意をするように命令する。


ギルドマスターは、


無理だと言い切った。


命の保証ができないと…



ホア・ド・ソク公爵を処刑して、


その首を持って、行くべき!


と言われて、戦果する。



暗に、内部腐敗を洗浄してからでないと、


話ができないと悟らされたからだ!



急いで、王都に帰る準備をして、


すぐに帰った。



□□□□□□□□□□□□□□□

元聖カルッティ王国との国境砦では…



大邪神軍は、ジャングラー国目指して、


進軍していった!


元亡命組のベルガーに、


メルーダ鉱山跡ダンジョンの封鎖命令が、


入ってきた。



ベルガー

「元宰相様ですか…」



かなり情報が無い!


それは、ただのスタンピードでは無い事の


証拠として、眉間にシワを寄せる。




現地ダンジョンに行く途中で、


ブリック街を見た…


足跡からは、ホフゴブリンだとわかる!


そして、訓練された軍隊だと!


ベルガーは、真っ青になる。


これは…


食料が無い!


きれい過ぎる!


紙すら残っていなかった!


情報封鎖だ!


まさか!軍隊がモンスター化したのか!




その分析を、王都の王妃に報告する。


王妃は、封鎖は出来そうかと聞く。


ベルガーは、縦穴の規模次第だが…


人数が欲しいのと、元宰相軍の指揮官を


連れてきて欲しいと要請した。




それを聞いた王妃は、真っ青になった。


やっとベルガーが言っていることが、


理解したからだ!



王妃は、バボン国王に連絡を取るように、


側近に命令して、王都軍に戦闘態勢を命じた。

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