第374話 とある女冒険者2人旅1
マイークラー街冒険者ギルド職員寮
ここに、冒険者?ルルトと、ミルトがいた。
ルルト
「ここはどこだ!」
ミルト
「なぜ、私達は?」
マイークラー街冒険者ギルド副マスター
ラチェット
「お目覚めですか?
私は、マイークラー街冒険者ギルド
副マスターのラチェットと申します。」
ルルト
「どうして、ここに…」
ミルト
「これから、
パイン街は別の意味で修羅場になる。
恐らく2人は決定権無しで、
王国の人身御供にされるだろう。
しかも、無駄死になる。
だから、まず反省してから
行動を起こし、鍛えてから
考えるように。とのユミ・オオト女史と、
トロイ様からのお言葉です。」
ルルト
「どういうこと?」
ミルト(バボン王国側)
「別の意味での修羅場…
決定権が無い…
王権力すら超える事を、
無理矢理手にして、
我が物のように扱った報いですか…。」
副ギルドマスター ラチェット
「トロイ様より、事情は聞きました。
はっきりと言いますが、
乗るべき話ではなかったのでは?
そして、やはり予想どおりですね。
ルルト様あなたは、
まだ何が起こっているのか、
わかっていない。
ミルト様も、わかっていない。
あなた達は、ヨーガ殿の正体を知っていて、
あのような行動を取ったのですね。
まぁ、国家の宣戦布告に
口出しするつもりは
冒険者ギルドにはありません。
しかし、参戦するつもりもない!
それが、グランドマスターからの
伝言です。
マイネ様は、封印されました。
どうされますか?」
ルルト
「受付嬢トーラは?
まだ帰ってこないの?」
ミルト(バボン王国側)
「パイン街に行きます。
謝るしかない。」
副ギルドマスター ラチェット
「ハァ〜! まだわかっていない。
謝り方を間違えて、
まだ押し通すつもりですか?」
ルルト
「焼き土下座という、
新しい謝罪方法があるのよ!」
パシンッ!
ルルトに平手打ちを喰らわすラチェット!
副ギルドマスター ラチェット
「まだ、ユミさんから助けられた事が、
わからないのですか!
焼き土下座と言うのは、
地球側の小説やアニメと言われる
文学作品上のもので、
実際やった者はほぼいないらしいです。
そんな事をしても、何もなりません!
あなた達なら、耐火スキルが発動して、
熱い鉄板で口だけの謝罪を飲むのように、
強要している滑稽な女としか映りません!」
ルルト
「そんな…」
ミルト(バボン王国側)
「どうすれば…」
副ギルドマスター ラチェット
「国王の仕事は? 王女の仕事は?
国の運営とは? 考えたことがありますか?」
ルルト
「知ったように言わないで!」
副ギルドマスター ラチェットは、
上着を脱いだ!
ミルト(バボン王国側)
「え? その焼印…
まさか!
あの公爵(用にダンジョン攻略された方です)
に殺された、伯爵家の家族の方…」
副ギルドマスター ラチェット
「ええ、あなたの前で焼印を押された、
国王に公爵の不正を訴えて、
逆に冤罪をかけられ
殺された伯爵の娘ですよ。
だから、よく知っております!
ルルト様!
よく知っておりますよ!」
ルルト
「………」
副ギルドマスター ラチェット
「宣戦布告した以上、落とし所すら
作らない…それでは、グランドマスターも、
怒りますね。
で?どうするのですか?
不正をしたものを王権で増長させ、
正そうとしたものを、
虐殺していった王国の末路を、
ここで見ますか?
それとも…
まぁ…よく考えて下さい。
それと、王国に返送しようとされた、
あなた達を修道院送りか、
処刑されるだろうという予測が出た時に、
島流し案が出たみたいですが、
ここに、送る案を言い出したのは、
ユミ女史らしいですよ。
それから表通りは、バボン国王が
ウロウロしているみたいですよ!
聖カルッティ王国元宰相様を、捕まえて
自分を裏切った宰相の代わりにして、
楽にこの難局を乗り越えようと、
考えたけど、ダメだったみたいね。」
ルルト
「え?裏切った?宰相が?」
副ギルドマスター ラチェット
「メルーダ鉱山跡地の縦穴にダンジョンを、
作ったみたいですよ!
ダンジョンマスターになったみたいですね。」
ミルト(バボン王国側)
「そんな事が…
え?では、なぜここに…
聖カルッティ王国元宰相が?
あの元女王を用様に会わせる事が、
マイネ様達からの依頼でした。
それに、今回の事は私達ではなく…」
副ギルドマスター ラチェット
「では、誰がマイネ様を封じたのですか?
そうですよね!
追加ですが、ヨーガ様に
元女王とあって欲しいと依頼されたのは、
別の方らしいですよ。
これだけは、私も知りませんが。
それでは、もう夜なので…
食事は運ばせます。」
ルルトと、ミルト(バボン王国側)は、
夜遅くまで、起きていたという…
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