第6章 力の激動と共に動く国

第350話 パイン街が台風の目?いや…違う!1

  パイン街…


用は、仮病作戦を開始していた。


そんな中、パイン街のある宿では、


1人?の女性が目を覚ます。



自称・冒険者メルトである。


だが…宿の主人に成り行きを聞いたあと、


冒険者ギルドに向かう。



受付嬢 マリン


マリンさんは、


このパイン街元領主の娘である。


用と接近したい!と両親に言うと、


OKが出た!


弟が跡を継ぐのが決まったのも大きい!


そして、用との繋がりを持ちたいのもある。



そこで、仲のよかったドリズに頼んだのだ!




受付嬢マリン

「おはようございます!


クエスト発注ですか?受託ですか?


それとも、登録ですか?


(アレ?どこかで見たような?)」



自称・冒険者メルト

「発注で! ワシをころし……」



そこに偶然2階から降りて来たドリズ。


ドリズ

「ハァ…もう動いて大丈夫なのか?


用様に会うんだろ?


まぁ上がれ!」


自称・冒険者メルト

「へ? わかった…」



受付嬢マリン

「(思い出した!元女王メルトさん)


マスター?今日はA定食にしますか?」


暗号である。


ドリズ

「ああ!たのんだよ!」


マリンは、事務に受付を頼んで、


商業ギルドに走る!



マリンさんは、出来る受付嬢であった!


商業ギルドの受付嬢マイナに、


「A定食2つです!と言う。」


隣の窓口での商人が、珍しそうに見ていた。


商業ギルド受付嬢マイナ

「承りました。特殊材料の補完を


おねがいします。」


といい、メモ紙をマリンに渡す。



マリンさんは、すぐにヨーガ商店に移動する。


執事・大俵

「いらっしゃいませ!」


冒険者ギルド受付嬢マリン

「すいません、A定食用特殊食材セット


2つおねがいします!」


執事・大俵

「わかりました。届けさせましょう。


冒険者ギルドでいいですね?」


冒険者ギルド受付嬢マリン

「ハイ!よろしくおねがいします。」



そして、パイン酒を買って


ギルドに帰った。



そして、ギルドマスター室に


パイン酒を持って行く。


そこまでかかった時間、30分ジャスト!



受付嬢マリンは、ギルドマスター・ドリズと、


自称・冒険者メルトにジョキに、


氷魔法で、氷を作りパイン酒と


オレンジ水をブレンドする!



パイン街の流行


オレンジパインカクテルジョッキである。



自称・冒険者メルト

「ここは、朝から酒が出るのか?」


受付嬢マリン

「はい、そうでないとやってられない事が、


たくさん降りかかる街!


それが、パイン街ですから!」


ドリズ

「それに、用殿が最近飲むのもこれらしい。


今から慣れておいたほうがいい。」



受付嬢マリン

「それでは、ごゆっくり。」



そして、マリンは受付に戻る。


今日は、採取系のクエスト受諾が多い!



大きな、武力衝突があると、


モンスターが、巣に籠もるからだ。



だが…ここはパイン街!


採取系のクエストでも食べていける。


ヨーガ商店が、良い値で買うからだ!



さて、商業ギルドマスターが来られました。


あと、ヨーガ商店のメイドさんが、


来られました。




ご案内しました。


メイド・トロイ

「マリンちゃん、あの二人は飲んでる?」


マリン

「まだ口に、つけてませんでした。」


ミイナ・ヴァーミリオン

「お父さんは、どう?」


マリン

「その〜、諸侯が無茶苦茶な事を


言い出したみたいで、


万が一の時は、


お前が家督を継いでくれって、


手紙が昨日来ました。」



ミイナ・ヴァーミリオン

「わかった。


実家の分の交通手形を用意させる。」



□□□□□□□□□□□

パイン街冒険者ギルドマスター室


自称・冒険者メルト

「良いのか?どうせ八つ裂きにしろって、


言われても、仕方ないことしか


しなかったからな〜ウィッ!」



ミイナ・ヴァーミリオン

「久しぶりですね。


(珍しい?いゃ、酔った事なんてなかった


のに、酔ってる?)」



メイド・トロイ

「主が、会ってくれるみたいよ。


さてと、そして久しぶりだね


トレバ!そしてトレブ!


私は、二人の意見を聞きたい!」





自称・冒険者メルト

「なんのことじゃ?」


メイド・トロイ

「水槽の横にいたのを覚えているよ!


私は、人工的に強制霊体化されたけど、


あなた達エルフはエルフ化実験に、


されたのね。」


自称・冒険者メルト

「わかるのか?わし以外の中の二人が!


名前すらも、


思い出せないって言っていたが…


代わってみるが暴走したら、


ワシごと殺してくれ!


そうでないと、代われない!」



メイド・トロイ

「わかった。」



トレバ inメルト

「あら…誰だっけ?


見たことあるような…」


トレブinメルト

「やっと、表に出てこれた!


メルトのヤツ!しぶとい!


うん? なっ!なぜ貴様がここにいる!


魔神になって、マイネに討伐されたはず!」



メイド・トロイ

「ざ〜んね〜んで・し・た!


もう、魔神じゃないの!


見てごらん!鑑定使えばわかるでしょ!


フフフフフフフフフ!」



トレバ inメルト

「うん? えぇ! 眷属!ハァ?


どういうこと?


おっ思い出した! 


貴方!人工霊体化で、力のない


霊体にさせられたはず…


それに、これはどういうこと?


あの方、生きてたの?


良かった!ウグ良かった!


ウェ〜ん!」



トレブinメルト

「なんだって?


アレ? ハァ?あの戦争で生きてた?


ヨー・ヨーガって、あの男の事?


あ!そうか!現代語訳したら…


ヨー・ヨウガ…


なんだ!合成する必要ないじゃん!


へへへ!あの蜘蛛男女の時は、


面白かったな〜


オレの名前は、トレブ?


あぁ、思い出してきた!


私達は孤児院で生活してたんだ…


そうだよ、それで親父が迎えに来た…


あれは…」


つづく…


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