第348話 仮病作戦を実行するが…

  用達が、仮病作戦を建てていた頃…


聖ボロボーン王国軍も、


仮病作戦を企画していた。



ブラックマルト国王

「うぅ~!ゴブリン様〜、


体が〜動きません〜。


邪気が〜邪気が、きつくて〜(笑)


体が〜動きません〜。(笑)」



黒兵

「クソ〜(笑)邪気のせいで〜(笑)」



しかし、マルト達は日頃から、


人に命令するだけで、一切顔を見ず


状態を見ずの生活しかしなかったので、


ゴブリンが、かなり感じが変わったのを、


目の前に観察対象がいるのに、


全くわからなかった…。



元ブラックゴブリン・ジャイアント

「オエーーーーーーー!」


トボボボボボボボボボボボボ!


ゴブリンの口から、


大量の黒い人間が、吐き出される!


元聖ボロボーン王国民だ!



そして、魔の森の大邪神封印空間の


ガス抜き穴、兼瘴気抜き穴から、


黒いドロドロしたものを呼び出す!


大邪神の体である。


それを元ゴブリンは飲み込む!


しばらくすると、また大量に


聖ボロボーン王国民を吐き出す!



その動作をマルト達は、いつの間にか


邪気で、拘束されているので、


黙って見ているしかなかった。



そう仮病使って、「動かない〜(笑)」


なんて言ったから、


本当に動かなくされてしまった!



そして、いくらバカでも、


元ゴブリンの目の瞳がだんだんと、


黒く燃え上がって行くのが、


とんでもない殺気の放出と共に、


わからされる事になる。




そして、とうとう元ゴブリンの体から、


聖ボロボーン王国民成分が無くなった…


そして、大邪神がゴブリン・ジャイアントの


抜け殻を占拠!そして、


大邪神クローンの活動が始まる!


(大邪神ゴブリン)の誕生ではある。



だが…まだ完全なゴブリンの身体の再生は、


出来ていない。



大邪神ゴブリン

「ウハハハハハ!


まだまだ、タンパク質が足りない!


オイ!下僕共!大教皇様の食事を用意せよ!


早く行け!」



ブラックマルト国王

「なんだって!大邪神が…


ゴブリン・ジャイアントを乗っ取った!」


その様子は、マサキが追跡魔導カメラで、


全土にライブ中継していた!



各国の首脳は、冷や汗を流す。


ブラックマルト国王達の


仮病作戦で、逃亡する隙きを作る作戦は、


失敗から、


とんでもない展開になってしまった。




大邪神ゴブリン

「ほうれ!邪気で動けない?


では、邪気で動くように改造してやろう!


フハハハ!そうれ!」



「グピーーーーーー!」


「ギャー!」


「フヘヘへへへへ」


「アピーーーーーーーーー!」



様々な、悲鳴が上がりだす!



大邪神ゴブリン

「イヒヒヒ!


いいぞいいぞ!もっと鳴け!


さぁ!私の王国を作るのだ!


まずは、私を裏切った二人の娘だ!



アレ?体が動かん?


おかしいな? うん? 戻ろうとすると、


動かなくなるぞ? 


まぁいい、オイ!まずは聖カルッティ王国か、


あれを……。


そうか、まずは今の状況を


把握してからだな。


オイ!オレの息子!マルトだったか、


俺が封印されてから、何があったのか言え!」



そんなこんなで、


自分が管理をするように言われた国が、


分離して聖ボロボーン王国が出来たと知る…



てっきり、魔人国でも滅ぼして作ったと、


大邪神は思っていたが、ここでブチギレる!



大邪神ゴブリン

「コラ!なんて体たらくなんだ!


このバカ息子め! 


まずは、本体を復活させないと!


うーむ、しかし裏切者娘の二人は、


行動不能か…


メルトは行方不明…


なぜか、魔人国にしか体が動かない…


どうせ魔人国に封印された、


本体を、動かさないと行けないから、


攻めるか!


オイ! 聖カルッティ王国の国民を、


徴兵してこい!


大教皇様の命令だとな!


病気でも構わん!


改造すればいい!


いいな!行け!」




ブラックマルト国王

「嫌だ、誰が貴様の命令など…


ギャー!」


大邪神ゴブリン

「よちよち、悪い子ちゃんですね〜


しっかりと、お勉強させてあげるから、


頑張ろうね〜。」


ゴブリンからの触手から、黒い電撃が出る。



ブラックマルト国王は、のたうち回る。


しばらくして、なにも考えなくなった、


ブラックマルト国王は、徴兵に行った。




□□□□□□□□□

そろそろ第6章に入ります。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る