第347話 仮病作戦開始!

  用は、困っていた。


ユグドラシル

「ヨー? プッククククク!


なんて顔してるの?


悩み過ぎだって!」


AI

「そうですよ! 話聞いて、


どうせ理屈こねるなら、


論破すればいいじゃありませんか!」



用?

「そうじゃないんだよ…


あの女はな、頭と口と手が、


バラバラなんだよ。


例えば、強盗をしたとする。


頭では、反省していても、


口では、取調官の言うことを


「わからない」と、考え無しで自動的に、


言うんだ。


だが…手は…暗器…


例えば隠しナイフを持って取調官の


喉を斬ったいるんだな。」



メイド・ゆみ

「それって、精神構造が分裂しているって、


ことですか?」



用?

「たまに素に戻る。


そうすると、先程のように自分ごと殺せとか、


そういう行動になる。


精神構造が、分裂しているってよりは、


増えているんだな。



あいつ旧地球時代にな、


宮殿建立祭ってのがあってな、


あいつの母親とその祭りに出たとき、


お菓子の屋台だって言ってたな〜



安くて、いい匂いがしたから、


食べたら、倒れて治療院行きに


なったらしい。



それからだ!


なんというか分裂じゃなくて、


魂が2から3個位増えた?


なんとなく、精神が重くなった?


感じになっていたんだよな!


そして、その頃からだ!



耳がとんがってきて、


エルフの特長が急に出てきたのが!」



AI

「Σ(゚д゚|||)」


ユグドラシル

「(*゚ロ゜*)!!」



AI

「あの〜、とある取調室でよく似た〜」


ユグドラシル

「うん!よく似た話を傍受している!


さて、見てみよう!」


AI

「そうですよ!見て見ましょう!」


メイド・トロイ

「見てみたいな!」


用?

「オレは寝る。」


「わかった。見てみよう。


その後、あのミリと第3王女は、


とりあえず、話を代理越しだけど


聞いたのと、


あいつら人の顔すら覚えてないほど、


いい加減な欲望ボケ食らわしてくれたから、


返送の相談をしたいのだけど、


いいかな?」



メイド・トロイアル

「うん、話は聞いた。


とても、腹がたった。


だから、返送に一票!」


メイド・ゆみ

「私は、私の時の事とか


まだ反省してない事が、


あの姫達が自慢げに自白しましたので、


地獄に転送に一票!」



ユグドラシル

「人としてアウト!


ホロン王国ごと、地獄に預けよう!」



ミレイ・ヴァーミリオン

「ハァ… まぁみんなの気持ちは、


わかるけど…転送先の指定とかは?


例えば、クエスト付とか…


マルナーゲ島の大邪神のクローンを、


討伐するまで島から出られません!とか?」




ミイナ・ヴァーミリオン

「どうせ天界は、会話しろとか


言ってくるでしょうから、


クエスト付、接近禁止処置をするほうが、


いいのでは?」



メイド・トロイ

「トーラが、王都でバボン国王


とつるんでいる。


なにかやるだろうな。


恐らく、わざと王都焼いて、


主のせいにして、


それで、自分の今回の責任逃れと、


マイネの解放を要求してくるだろうな。」



「ハァ? 仮病でも使って、 


非積極的な王都に対する攻撃でもするか?」



ユグドラシル

「具体的には?」


メイド・ゆみ

「王家は無いものとして、


国造りを始めるとか?」


AI

「それいいですね~!


要請メールでも、国家を


無理に維持しなくてもいいと、


書いてましたから!」



「ゆみさん! この際好きにやっちゃって!


オレは、仮病で次の道具とか作る事にする!」



メイド・トロイ

「では、バボン王国を灰にするのは、


中止で、ゆみちゃんがとりあえず、


やりたいように、やってみるで!」


「どうなろうとも、失敗って概念は、


ないから、やってみて!」


メイド・ゆみ

「ハイ。大戸 ゆみ。


主の命より、新たな国家


の土台整備をやってみます。」



ユグドラシル

「と、言うわけで、あの王女達の処理方針が、


決まったので、こちらの映像を見よう…」


︙(内容は、第331話、第336話です。)

「つまり…治療院に運ばれた時に、


改造された? 恐らく拒絶反応が無かって、


エルフになった…


つまり!エルフの母親違いの、


姉妹達と合成された?


だから、人格が多数ある?」




ユグドラシル

「当時から、あの大教皇は、


エルフになる為の実験ばっかり


やっていたな…」



「マイネのヤツ、


わざとクソマズいクレープ販売して、


メルトを治療院送りにした?」



メイド・トロイアル

「つまり…大教皇の実験を裏から、


支えていた…」



ミイナ・ヴァーミリオン

「そういえばマイネは、よく孤児院にも


出没してましたね…」



ミレイ・ヴァーミリオン

「腹が立ってきた!」



メイド・トロイ

「ねえ?今回の事で連座した奴ら、


どうせ天界が、地獄送りを回避しろとか


言ってくるだろうから、


大教皇いや、大邪神を


討伐義務付ける方針でいいんじゃない?」



ミレイ・ヴァーミリオン

「それは最低条件の一つに入れよう。」



メイド・ゆみ

「(∞*・ω・*)φ…メモメモ」


用は自分が直接対応したら、


厳し過ぎる対応になりかねないから、


仮病?使って、しばらく


パイン街に引っ込む事にした。



だが…女性陣は…甘くなさそうだ!


果して、ホロン国王達の運命はいかに…?




□□□□□□□□□□□□

次は、バボン国王達の動きです。

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