第338話 強制返送計画を立てる!3

  用が、作戦を説明していた頃…


 王都では…


バボン王都冒険者ギルドマスター ワシャ

「ドリズ君、いくらなんでも…


わかった。本部が動くよりはましか…」



「何が、マシなのかな?」


ワシャ

「ヒ! ぐっグランド…グランドマスター!


いったいいつから…」



冒険者ギルドグランドマスター マット

(第112話 第113話から 登場)


「あれほど、言っておいたはずだが…」



ワシャ

「まさか…その…貴族達の要望を無視すれば、


えらいことになります。


昨日…夢で、彼らを助けよとお告げが、


あって…


向こうのドリズに、なんとかならんかと、


要請したのです。


決して、私利私欲ではありません。


こうしないと、とんでもない事に、


なると…」



グランドマスター マット

「夢でのお告げは、私の所にも来た。


今の状況を説明してくれ。


かなり大事になって来るだろう。」



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バボン国王 某所…地下牢


自称・冒険者メルト

「ハァ… 嫌な予感しかしない…」



ミノタウロスA

「天界が、動き出したね。


大邪神討伐戦が、始まるね」



自称・冒険者メルト

「なんて、言い出したら良いのか…


話を聞いてくれるかわからん…」



ガチャガチャ…


キィー!


牢屋が、開けられる…


自称・冒険者メルト

「どうしたんじゃ?」


取調官B

「出ろ! ハァ…パイン街と言う街まで、


移送だ! 拒否はできんぞ!


国王陛下直筆の命令書が出た。」



自称・冒険者メルト

「なぜ?」


取調官B

「お告げ、神託があったらしい…


馬車が用意されている。」


冒険者メルト

「なぁ、本当に移送なんて許可出たのか?


その、パイン街が許可出すわけないと


思うぞ。」



衛兵が命令書を渡す。


取調官B

「次の命令は…ええ!


パイン街に入れてくれるまで、野宿?


寝る時間以外、土下座?」



自称・冒険者メルト

「๛(ー́ωー̀ )


取調官よ、わしが門前に着いたら、


逃げろ。すぐに離れろ。


わかったな。


書くものが欲しい。


……… これを、わしが消されたら、


ヨーに、渡して欲しい。」




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ヨーガ商店別館?貴賓応接間?



男…

「よく、来てくれました。


私が、ヨーガ商店の


会頭ヨー・ヨーダァです。」



新侯爵ルーラー

「ヨウ殿…すまなかった。


辺境で事で謝らせて欲しい。」


ヨー・ヨーダァ

「辺境?なんのことだか?


侯爵様とは、ここで初めて


お会いしましたが。」




ルーラー3女ミリ

「どうか、お許しを…


あのときは、私はどうかしておりました。


どうかお許し下さい。


お望みでしたら…」



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ヨーガ商店別館?とある部屋…



第2王子?ミルト・ラ・バボン

「待って下さい!お願いします!


まだ本人達は、顔を見ていません!


そのボタンを押すのは、


もう少し待って下さい!」





メイド・トロイ

「もう少し待っても、いいのでは?」



ここでは、応接間での出来事を見て、


とあるボタンを押そうとする用と、


それを必死で止める、


第2王子?ミルトがいた。



メイド・トロイ

「うーん、ダメだね…


この二人、主の顔覚えてないね。


あとは、あの王女のほうかな?」



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ヨーガ商店別館?貴賓応接間?


ホロン王国第3王女 ミルト

「やっと、お会いできました。


ホロン王国第3王女ミルトと申します。


もともと、婚約発表をする予定でしたが、


あのような行き違いが起こり、


大変心苦しい次第です。」




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ヨーガ商店別館?作戦室!


第2王子?ミルト・ラ・バボン

「何が、婚約だって! 


ふざけるな! 」


「ミルトさん、落ち着いて!」


立場が逆転していた…



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ヨーガ商店別館?貴賓応接間?


ヨー・ヨーダァ

「ホロン王国ミルト殿下。


私は、婚約などしておりません。


なにかの目的の為に、


ここに来られたのでしょうが、


ああ!


そうでしたか!


長旅でお疲れのようですね。


確かに、ここは候補地になったと


一時期噂になりましたが、


見ての通り、オーガ軍との戦いで、


街は変貌しました。


婚約者である、


元王太子レンコ(廃嫡)様との、


新婚旅行候補地でしたが、


もはや、ここは要塞ですよ。


なので、ここは休憩所となるか、


マイークラー街での中継となります。」



第3王女 ミルトは、戦慄する。


なぜ?レンコの名前が出てきた?


イヤ、ここはバボン王国…


出てきても不思議ではない。



話が噛み合わない…


なんとか、しないと!

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