第335話 季節ハズレのハロウィンパーティー!

  バボン王国港街… とある宿では、


 そこには、フロン皇女の間諜である、


冒険者パーティー「バラの砦」と、


フロン皇女の側近メイドが、


会談をしていた。



今、フロン海賊団は、リバイアサンとの


戦いからなんとか逃げ帰って島に、


立てこもったのである。



本当にぎりぎりであった。


だが…リバイアサンは、


諦めなかった。



殺る!殺る!殺ってやる!



 やはり、リバイアサンは


体力に問題があったみたいで、


しかも、長時間の戦闘をすると!


脳に腐敗ガスが溜まり、


思考速度が下るらしいこと、


それが、逃げる時間を作るきっかけとなった。




そして、島に籠城することになる。



ここにフロン海賊団は、動けなくなった。





港街では、その事と杉谷達の扱いに、


頭を、悩ます。



「杉谷達が、捕まった。」


その報が、来たのだ。



「バラの砦」パーティーリーダー(腐の紅茶)


「困ったわね。全く状況下がよろしくない!


このままだと、ヨーガ商店との取引が、


できないだけでなく、


ブリードル帝国にも帰られない。」



そう!新皇帝リッパーのアメリカ仕込みの、


経済政策は、支持率を爆上げしていた。



そして、リッパーはバボン王国とも、


和平条約を締結するために、


水面下で交渉していたのである。




ホロン王国亡命組の、何気ない


魔の森の通過にリッパーが、


軍事衝突を禁止したのも、


そんな背景があるからだった。



フロン側近メイドA

「うん? なに?この嫌な予感…


スキル・〔危険察知〕が反応している。


移動するわよ! 憲兵かも!」



フロン皇女の間諜達は、町中を移動するが


倉庫群にやってきた。




(腐の紅茶)

「なに?これ?誘いこまれた?」


結界が貼られいる?


仮面の男

「そこまでだ!


ブリードル帝国・近衛特戦特殊破壊工作部隊


「バラの砦」!もう許さん!」



(腐の紅茶)

「近衛特戦特殊破壊工作部隊?


なにのことだか?


(え?私達はそんな高級な部隊じゃないの


ですけど)」



フロン側近メイド

「クソ! なぜわかった!」



(腐の紅茶)

「(いや、お前も違うだろ…)


そこのメイドは、ほっておいて下さい。


私達は、そんな高級な部隊ではありません。



確かに生まれは、ブリードル帝国ですが


何か間違いでは?」



仮面の男

「コードネーム、(腐の紅茶)さん?


そして、(腐の読書)(腐の剣)


(腐の魔導)(腐のバラ)の特殊部隊さん?


あなた達に、会いたがっている人達が


いますよ。」



取り囲まれていた!


三十人以上いる!



(腐の紅茶)

「わかった、話をしよう。


私達の目的は、


この国との友好関係を築くこと。


ヨーガ商店と友好関係を築くことだ。


まずは貿易をしようと思っている。


戦闘では断じてない。」



しかし、仮面の男は倉庫群の一角を、


指で示す。


そこには、立て札があり、


「ブリードル帝国部隊の破壊現場!」


と書かれていた。



仮面の男

「どこが、友好なのかな?


どこが、戦闘でないのかな?」




フロン側近メイド(腐のバラ)

「(あ!まさか!この仮面男!ヨーガか?) 


あれは、私達のせいではない!


杉谷達が暴走したのだ!


我々の目的は、友好な関係を築くことだ!


決して、戦闘ではない。」



仮面の男

「フー! 後ろに正面だーれ?」


ポン!


仮面の男が消えた…



恐る恐る後ろを振り向く、


(腐のバラ)と(腐の紅茶)達…



そこには、


二本杉 真菜

「う〜ら〜め〜し〜や〜!」


大田 ナナ

「よくも、私達に自爆特攻させたな〜!」



七瀬 唯

「ゆ〜る〜す〜ま〜じ〜!」


そこには修行によって、


幽体離脱をマスターした、


濃い!こ〜い!幽体の女子組31名の、


疑似怨霊が、いた!


一斉に疑似怨霊達が飛びかかる!



「ギャーーーーーー!」


(吐かせてやる〜)


「オエーーーーーーー!」


(漏らせてやる〜)


「イヤーー!(ジョロジョロー)」



ピーーーーーーーーーー!

(自主規制させていただきますm(_ _)m)



少しスッキリしたような女子高生組。





「((゚Д゚ll))ガタガタ」


AI

「( ´~`)」


メイド・トロイ

「さてと、季節ハズレのハロウィンは、


お開きですよ〜!


では、フロン皇女さんに、


伝言をお願いしようかな?」


トロイ、トロイアル、ミレイ、ミイナは、


各々、完全気絶している、


フロン皇女の間諜達の頭を持って、


何かを撃ち込む。



そして、転移陣の中に移動させる。



ただし、女子高生組に散々酷いことをした、


戦闘メイド(腐のバラ)には、


おでこに何か焼印押していた。


そして、念入りに何かを撃ち込まれた。



ユグ

「では、返送!」


確実に


、伝言を伝えるために、


追跡不可能設定にして、


現在、ある島に籠城中の


フロン海賊団の所に、転移させた。



「ふ~! よし、まずは第一弾成功!


次は、第二弾の用意をするか!」



AI

「え? 第二弾?(°_°)」


メイド・トロイアル

「さて、みんな!ご飯しましょうね〜」


「「「「は〜い!」」」」



ここに、季節ハズレのハロウィンが、


終了した……

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