第333話 森の封印?違います!それ単なる記念碑!
用は、王都近郊の森へと急いでいた。
最近、話題になっている封印が、
森にあって、解けてしまった可能性がある。
だが、そんなもの無かったと、
冒険者ギルドマスターはいうが…
あんな大邪神が出てきたのなら、
もはや論議するよりも現地調査になった!
用
「なぁ? ミイナさん?あのおっさん…
エルフタイプの人間じゃなかったな?」
ミイナ・ヴァーミリオン
「はい。そうですね。」
用
「だけど、チラッと見たぐらいだけど、
あの聖カルッティの3人は、
エルフタイプだった。
詐欺師の母親は前世の記憶だと、
プレーンタイプらしい。
おかしいよな? 」
メイド・トロイ
「え! じゃあ?あいつは…
いや、隔世遺伝って事もある。」
用
「だよな…。それにしても…
あの三人組は、心がネジ曲がりきってる!
教育だけで、ああなるかねぇ?」
ミイナ
「それは、私も思っていたことです。
観察はしていましたが、
やっぱり、他のエルフと比べても、
考え方の方向性がズレ過ぎてます。」
用
「まるで、精神年齢3歳の悪ガキと、
ゴブリンを合体させたような、
精神構造だよな。」
メイド・トロイ
「(|||O⌓O;) そこまでは…
いや、うん性欲はすごかったようだけど…」
ミイナ
「こちらの世界に来てからは、
地球時代よりは、ましになりましたが、
言われてみたら、ゴブリンですか…
否定できないかもしれない…」
用
「あいつの存在そのものが、
詐欺かもな…。」
□□□□□□□□□□□□□
とある牢獄…
「へっくち!」
「姉さん、珍しく風邪引いた?」
「ほら、生姜湯作ったから飲んで!」
「それにしても、困ったな〜
あのボケ親父のクローンが、
ここに来たみたいだな。」
「やはり、あの邪気は…
だが、あの波動と魔力…
あの人が来てるのか?
トロイ付か〜 なにいわれるやら…」
□□□□□□□□□□□□□□□□
用たちは、森に着いた…
だが、黒のスライムで雑草は無くなり…
邪気で、コボルトとスライムが
融合したみたいになっていた…
ブラックコボルトスライムA
「ウィーーーーーー!
かわい子ちゃん2人に、
オレの子供を産ませてやる!」
用
「なんだか、テメェ見てると、
杉谷のクズ見てるようで、腹が立つ!
クリア・サーベル!
叩き斬ってやる!」
メイド・トロイ
「わ〜い♪ 叩きのめしましょう!」
ミイナ・ヴァーミリオン
「それでは、殺りますか!」
ブラックコボルトスライムA
「男は消えな!
ブラック・クロー!」
用
「誰だ!こんな狂犬を野放しにしたのは?
クリア・ロープ!
はい、まずは首輪!」
ブラック・クローを避けた用は、
クリアダークを濃縮紐状にして、
首輪にして、付けた!
ブラックコボルトスライムA
「ぐえーー!
貴様ーーーーーー!」
用
「うるさい犬だなぁ!
はい、爪も切ろうね!」
クリア・サーベルで、爪を切断!
そして、クリアの縄で縛っていく。
ジュ~!
ブラックコボルトスライムA
「ギャー!
やめろ!ぐわー!」
用
「どこから来た! お前からは、
邪気とは違う、妖気を感じる。」
ブラックコボルトスライムA
「嫌だ! やめろ! あそこには、
戻りたくない!やめろ!」
用
「戻る? どこへ戻る?
まさか、実験装置か?」
ブラックコボルトスライムA
「嫌だ! 電撃はやめてくれ〜!」
用
「電撃? まさか!電撃で、
モンスターを混ぜたのか!」
ブラックコボルトスライムA
「あの、あの悪魔の… 」
ドサッ!
そこまで言って倒れてしまった。
しかし!
「この役たたずめ!」
大邪神の声が聞こえる!
何か石碑があった!
その横に地割れがあって、
そこから…声が聞こえてきた!
覗き込む用…
用
「なんだよこれは… 軟体動物か?」
ミイナ
「あ!これは、大邪神の腕のパーツですね!
これが、あのマルナーゲ島まであります。」
用
「よし、ここで浄化!
クリア・イービル!3倍!」
大邪神
「ギャーーーーーー!」
ジュ~〜〜〜!
用は、大邪神の足の一つを
切断することにした。
しかし、2日かかったという。
石碑は封印ではありませんでした。
街道整地記念碑だったみたいだ…
だが…これは…?
分身がいるところのヒントでは?
そう思った用であった。
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