第332話 聖ボロボーン王国進軍開始?
聖カルッティ王国王都…
まだ大オババは、籠城していた…
いや、逃げようとしていたが…
宝物庫の道具はなぜか、動かせない…
なので、金庫を開けた!
そう!逃亡資金!
お金の山があった…
しかし、真っ青な顔になる大オババ…
鉄貨であった…
日本円で1円…
金貨も銀貨すらない…
そうだ!金の延べ棒!
ない…
誰だ!
持っていったのは!
書き置きが、あった…
王女達の退職金として、使います。
大オババ
「ムッキー! ふざけんな!
クソ!次だ次!」
税金を貯める、1次保管庫!
しかし、空だった…
女王が、職員全員の退職金として
渡したらしい。
クソ!
そうだ! メルトのヤツの退職金は、
金貨1枚と、指定された!
なら、それ以上の金は持ち出せない。
アイツの預金があるはずだ!
そして、ヘソクリも!
大オババ
「ヒッヒヒヒヒヒヒヒヒ!」
元メルトの部屋に入る!
ガン!
メリメリ!
上から天井が落ちてきた!
鉄のトゲが付いた、天井であった。
オババの頭に、鉄トゲがめり込む!
大オババ
「あっ…あっ…いっ痛い…クソ!」
しかし、大オババの身体は復元されていく。
元女王メルトの預金とヘソクリはなかった…
依頼書の写しが、残っていた。
冒険者ギルドに、元女王メルトのせいで、
不利益を被った人に配るように、
依頼されてあった。
妹のオババの部屋に入った!
が、何もなかった…
冒険者ギルドに改造された人達の、
治療法確立の為の資料として、
渡したらしい。
大オババは、自分の部屋に行ったが…
そのままであった…
ヘソクリも、無事…
おかしい…
あのメルトが、復讐しない?
なぜ?
その答えが、すぐに出た…
出られないのだ!
内部結界が、外部からの攻撃を遮断するが、
内部からも、出られなくなっていた!
腹が減った…
水が無い!
ガンガン叩く!
結界を叩く!
しかし、全くダメ!
涙が出てきた…
しかし叩く!
それを見ていた反乱軍…
そして蜘蛛男?…
ただ、睨んでいた!
それを見ていた聖ボロボーン王国軍…
食料は、王都にもう無い。
反乱軍は…死ぬ気で大オババを監視して、
出てきたら、殺してやる!
と言っていた。
ゴブリン・ジャイアントは、今は寝ている。
だが、動き出したら…
恐らく追ってくる!
そんな判断をブラックマルト国王は、
判断したが…
実は、身体は悪魔の笑みを持って、
勝手に動いている…
そう、乗っ取られていたのだ!
誰に?
恐らく、大邪神!
ブラックマルト国王は、
念話を使うが、全くだめだった。
スキルが発動しないのである。
まさか!
ゴブリン・ジャイアントも、
乗っ取られている?
そんな事を思ったが、
そんな事を思う暇すらなくなった。
魔の森を行進し始めたのである。
クソ!動け!オレの言うとおり動け!
ブラックマルト国王の精一杯の抵抗も、
全くだめだった。
聖ボロボーン王国軍は、魔の森を進行する。
そして、オークの大軍とエンカウントした。
ブラックマルト国王
「陣形! 矢形陣! 進め!」
クソ!何を、勝手に喋っている!
おのれ!部下も言うことを聞くのではない!
ワシの命令じゃないのは、
わかっているだろうが!
自慢ではないが、マルト国王、
野心はあるが、戦争の研究…
陣形の学習及び、研究なんて、
やったことない!
だから陣形を言って、
命令?
できるわけない!
部下達も、知っていることである。
だが、ふと気づいた!
そう!
アイツラは、私の部下!
あいつらも、軍学なんてやってない!
訓練すらやってない!
略奪と、人殺しをたしなむ外道だ…
だから…陣形を言われて、
すぐに動く?
できるはずない。
やったことすらないからだ!
あれ?
じゃあ…あいつらもが操られている?
そして、またもや勝手に命令しだす。
ブラックマルト国王
「魔導隊!撃て!」
マルト国王は、あれ?うちの軍に、
魔導隊なんていたっけ?
杖持って何か言ってるが…
あの杖…カッコつけているだけで、
あいつらも、魔導魔法は使えなかったような…
何か怒鳴っているが、出ない!
「ファイヤーボール!」
「ファイヤーアロー!」
なにも出るわけない!
だって、できないやつばかり集めて、
独立したのだから!!
だから黒の棺使ってでも、
聖魔法に、執着したのだから!
大邪神は、まさか…
オレと同じくアホなのか?
待てよ…オレと同じくアホの道を行くなら…
特攻させるぞ!
ヤバい!
クソ!身体よ!オレの言うことを聞け!
しかし、動かなかった!
そして予想どおり!
動き出す!
ブラックマルト国王
「騎馬隊表に出ろ! これより突撃!」
嫌な事が当たっちまった!
誰か助けてくれ〜!
聖ボロボーン王国軍と、
オーク・ジャイアント軍の
軍事衝突が、始まった!
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