第328話 クラス優遇組の牢屋ライフ1
オレは、杉谷!
勇者である!
嘘ではない…はず…
ステータスプレートに書いてあった!
最近見てないな〜
だから、魔王倒すために
召喚されたはずだから、
その為に修行の為のものは、
皆、王様達が許可して当たり前!
だから一週間前も、用賀がやっている、
商店の倉庫から、武器を貢がないから、
強制徴収してやった!
そして、この頃溜まっていたから、
旧田丸 則子は、なんだか怖いから、
宿の隣にいた、女冒険者に
協力させてやることにしたが…
クソ!
なんだよあの牛!
あんなの、いなかったぞ!
痛い!クソクソクソクソクソクソクソ!
脚の膝の関節から、骨抜きやがった!
「痛い!早く直せ! 早くここから出せ!」
衛兵に、怒鳴る!
だが
衛兵A
「うるさい! 黙れ!」
ビシッ!
ビシッ!
「グワッ…」
痛い!ムチで叩きやがった!
凹んだ鎧が、シューとか音を出す!
そして、全身から血を吸い出す!
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!」
もう、痛い!そして鎧だけきれいに直る。
貧血で、フラフラだ!
水くれ…
飯…
衛兵が、様子を見に来た。
「み…みず…」
衛兵A
「うるさい! 黙れ!」
ビシッ!
「痛い!」
またムチで打ちやがる!
そして、また鎧が血を、吸って回復する。
なぜだ!
「フロンのやろう!
早く、ここから出しやがれ!」
そう、オレは怒鳴っていた!
「オレは、勇者だぞ!
早くここから出せ!
ブリードル帝国のフロンはどこいった!
ただじゃ済まさんぞ!」
衛兵B
「お前、頭オカシイの?
ここは、バボン王国!
ブリードル帝国?
ふざけんな! 」
杉谷
「バボン王国だって、
貴様ら!戦争になるぞ!
命乞いしても、(ビシッ!)
グワッ!
テメー! (ビシッ!)」
︙
︙
︙
気がつけば、知らない天井だった…
あれ?ここは?
牢屋ではない!
救出が来た?
だが、身体が動かない!
顔も左右動かない!
あれ?
なんとか下を見ると、
縄で簀巻きにされていた!
頭が、板で固定されている。
衛兵C
「起きたか…そうか…
頑張れ…」
そう言って、どこか行った。
少し揺れる!
うん?
木の板で出来た天井…
ここは、船の中?
なんだったんだ?
頑張れ?
あの衛兵は…
あ!
海…海賊団…フロン!
クソ!
また甲板磨きなんて嫌だぞ!
ガタン!
うん?
止まった?
おい!ウグ!
口に何か詰められる…
黒パン?
「食っとけ、それが最後の飯かもしれん」
ハァ?
なんだって!
寝かされたまま、運ばれる。
そして、また牢屋に入れられた。
□□□□□□□□□□□
次の日…
オレは、医務室らしき処に運ばれる…
杉谷
「クソ、ここはどこだ!
ハァ、オレの身体を早く直せ!
そして…」
ビシッ!
衛兵Eがムチで叩く
だが…痛みがない?
あれ? あれあれ?
オー! ついにオレは、レベルアップして、
ムチが効かない身体に…
医者?
「うむ、ヤレ!」
衛兵Fが雑草みたいな、もので叩く
ピチッ!
杉谷
「ギャーーーーーー!」
杉谷の全身に電撃のように、
痛みが走る!
医者?
「うむ! これはどうかな?」
グニャリ! ピチンッ!
医者?がまるでゼリーみたいな、
棒で叩いてきた。
なにもない…
だが…
医者?も、衛兵も黙っている。
杉谷
「おい。早くオレの身体を直して、
さっさと、ここから出せ!」
その時である!
身体に、ゾワゾワっとするものが、
いきなり発生した…
杉谷は、悟る。
これは…あのヘンタイ帆山のムチと同じ効果!
クソ!
オレは、その世界の人間じゃねー!
こうなったら!
こいつは敵だ!
こいつは敵だ!
こいつは敵だ!
こいつは敵だ!
こいつは敵だ!
こいつは敵だ!
こいつは敵だーーーーーー!
杉谷の勇者?のスキルが発動する。
くおー!
杉谷は、スキル・マッスルアップを使う。
このスキル使うと一週間は、
魂の痛みと、筋肉痛で転げ回るが、
仕方のないことだ。
ここから逃げよう!
バチン!
簀巻きの縄が弾け飛ぶ!
衛兵を殴る!
医者?も殴る!
良し!逃げよう!
だが、檻の中?
クソ!扉を力尽くで開けようとする!
だが開かない!
医者?
「この程度か…」
なぜだ?
今殴ったばかり!
死んだはず…
医者?
「勇者と聞いて少しは使えると、
期待したがハズレかなぁ?」
杉谷
「何がハズレだと!」
しかし、いつの間にか…
ボトッ!
ボトッ!
両足が、落ちていた…
ドタン!
腰から杉谷が落ちる。
もろ、尻を打つ。
杉谷
「アーーーーーーー!
痛い!」
傷口が、熱い熱い! クソ!熱い!
杉谷
「な…ぜ、医者が、こんな事を…」
医者?
「医者?君は何を言っている?
アァ! この白衣かね!
私の趣味だ!
私がここの衛兵長だよ!
医者ねー!良し、では注射を売ってやろう!
その前に、消毒!」
ジュ~!両足の切り口が焼かれる…
ギュウワーーーーーーー!
杉谷は、一瞬意識が飛んだ!
杉谷は、先程のムチを思い出した…
え? まさか?
注射?
やばくないか!
嫌だ嫌だぞ!オレは襲う方だ!
襲われるなんて嫌だぞ!
しかし、
プス! 本物の注射の方だった。
え?いつの間に………刺された?
アー意識が朦朧とする…
杉谷
「何を…撃った…」
衛兵長
「自白剤! 囚人の心の栄養!
リフレッシュさ!
さて誰に言われて、この王国で、
略奪したのかい?」
ギャーーーーーー!
ついつい、しゃべろうといたら、
フロンの奴がつけた腕輪と首輪から、
電撃が、はしった。
「く…首輪…と腕輪…取ってくれ…」
衛兵長
「呪いの、腕輪と首輪だね!
神官達は、力量不足で無理って言ってた。
大丈夫! 喋ればスッキリするよ。
なんせ、その鎧が強制回復させてくれるから…
いくら呪いでも、
エネルギーを使い果たさせて、
無効化するって言えばわかる?
さぁ!しゃべろう!
誰の命令で、何を企んでいるのかな?」
︙
︙
ギャーーーーーー!
︙
ギャーーーーーー!
︙
︙
杉谷は…一週間眠れなかった…らしい。
しかし、喋らなかったので
まだ取り調べを受けている…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます