第323話 用は…その2

   パイン街…ヨーガ商店地下



ウィーーーーーーーン


大きなガラス水槽…200基…


そこには、カルダモンが異常蕃殖していた…


その1つが今別の機械に移される…



AI

「あの〜用様?なにを作ろうと…」


「石油を合成しようと…」


AI

「ヘ? またやるんですか?」


「今度は、レーザーでまんべんなく


焼入れをして、高圧で圧縮するのではなく、


熔解して濃縮しようと思う。」



ユグ(ユグドラシル)

「ジー|д゚)」


「あの〜、わかってるよ!


ガソリン出来たらバンザイだよ…」


AI

「いや、その…用様…


地球では、確かにそれで何かできますが…


その〜この世界…石油できないのです!」



「ハァ?(*´Д`) そうなのか?」



ユグ

「できて、燃えるのり佃煮…」



「ハイ。対聖カルッティ王国用兵器!


燃えるヘドロを作ります!」



メイド・トロイアル

「あかん…キレた…。」



メイド・トロイ

「王都の、マイネから報告!が来たよ。」


「ハァ…旧田丸 則子のヤツがゲロしたの?」


メイド・トロイ

「そっちは、ルルト姫に任せた。


詐欺師のやつの反応が、


王都であったようだよ。」



「なんだって! ( ºΔº )〣


バボン王国を、潰すつもりだな!」




その時、ピー!


レーザーの焼入れが終わったが、


出来たのは、くさい燃えるヘドロだった…




用は、無言で木樽に入れていく。



そして、しばらく王都に行くと言う…



メイド・ゆみ

「その…元女王って、


そんなにヤバいのですか?」



メイド・トロイ

「あの手配書には、ウソとか誇張はない。」



ミレイ・ヴァーミリオン

「今、王都にはヒャッハーがいるよ!」


「そうだった…亡命したんだっけ。」



第2王子?ミルト・ラ・バボン

「とりあえず、パイン街には出入り禁止を、


言うことになってます。


そして、そのヘンタイ怪盗達ですが、


まだ見つかりません!


元女王も、見つかってません。


しかし、見つかるでしょうか…


旧地球時代は、そうであっても、


最近50年間は、


政治は、安定してやっていたみたいです。


あの、ゆみさん達にやった仕打ちは、


別ですけど。」




「バボン王都に、


聖カルッティ王国の息が、かかっている奴が


いるかもな…いや…アジトとか…あるかもな。」



ユグ

「王都行きは、ダメ!


戦いになれば、王都が吹っ飛ぶ!」



ミイナ・ヴァーミリオン

「恐らく、あいつらも同伴してますから。


ここで迎え撃つしかないと思います。」



メイド・トロイ

「とりあえず、その戦略的兵器は


聖カルッティ王国との国境に配備しますか?」



「う…うん、そうしよう。」



□□□□□□□□□□□□


その頃、杉谷達が隠れている宿では…



杉谷

「あ~腹減った! メシ食いに行くか!」


担任・帆山

「待て!この姿だと、バレる。


深夜に出て、襲おう!」



杉谷 

「隣の部屋、女1人だったよな!


襲おう! 最近溜まって、我慢出来ない。」



担任・帆山

「いいな、そういう日もあっていい。」




10分後…


バーン!


ドアを蹴破って杉谷が入る

杉谷

「ハーイ!オレの子供をプレゼント〜!」


担任・帆山

「覚悟し〜て〜ね〜!」



そこには女と2頭の二足歩行の牛がいた…


杉谷

「え? う…う…(ゴギッ!)」


ドサッ!


杉谷がミノタウロスに


足の骨を脱臼させられて、倒れる。



担任・帆山は、クビに刃につけられていた。



「誰の差金だ!」


担任・帆山

「ヒィ! ヤメロ… アァ〜〜!


興奮してきた~!」



逆効果だったらしい…


帆山の肌が青になり、筋肉が隆起して、


服が弾け飛ぶ! 手にはムチがあった。



「まっまさか!ヘンタイ! 」



帆山

「アッヒョッー!」


バチン!


帆山のムチでの攻撃!


女もとい、元女王メルト・ラ・カルッティに、


ゼロのダメージ!


ムチの特殊効果発動!


しかし、逆に相手を不快にさせてしまった。



元女王メルト・ラ・カルッティ

「貴様!見たな! 喰らえ!」


ドス!


帆山に350のダメージ!


帆山は瀕死状態におちいった。



ミノタウロスA

「姉さん! 殺しはダメだ!」



元女王メルト・ラ・カルッティ

「手加減はした。」


そこに、魔導通信が入る!


「そこから逃げろ!


マイネ様がなぜかここにいる。


そっちに向かってる!


殺気がひしめいている!


逃げろ!」




□□□□□□□□□


1時間後…


マイネ

「チッ! 先程までここにいたな。


あいつら、捕まえて早く職場復帰するんだよ!」



バチン!


マイネが、本で頭を叩かれる!


専属受付嬢

「いいえ、あなたの根性直さないと、


復帰はありえませんよ!


さて、仕事! そこに転がってる


レッドとブルーを逮捕しましょうか!」



杉谷と帆山が捕まった…

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