第316話 災害が、動き出した1

  邪気の雨が、


聖カルッティ王国に降り注ぐ…


もともと、凶気の国だったので、


実は、あまり国民に変化がない…


国内のエルフは、もはや、大オババ一人だけ…



あとの国民はエルフっぽく肉体改造した、


巫女ではない一般人だったのだ…


まぁ旧聖カルッティ王国が、


聖ボロボーン王国と分離してしまったのは、


エルフ巫女的な肉体改造派と、


〔黒い棺〕を使った、疑似聖人製造派が、


別れた結界なのだが…



どちらの王国民も、なんだかな〜って感じで…



そして、邪気に染まる者達…


それを拒否した者達は、


家の屋根が黒くなっていくのをみて、


〔マサキの復讐ダンジョン〕に、逃げ込む…


邪気噴出点の近くだが、


逆に邪気の噴出の威力がすごすぎて、


噴出点の周りは、汚染されてなかったのも、


「マサキ様が、守ってくださる!」


なんてデマに近い勘違いを呼び、


多くの人が、ダンジョンに逃げ込んだ。



(マサキ)も、邪気噴出は予定外だったので、


見守る事にしていた…


合法ロリも、たくさんいたから…ではない!




(マサキ)はパイン街に今、


起こっている事を報告する…



それは、バボン王国宮殿にすぐに転送された…


邪気が、降り出してから…


魔導通信ライブ放送が、切れたからである!




バボン国王は、バボン王国と用に


帰順するなら、亡命を認める事にする。




ダンジョントレインが、稼働し始めた。


元公爵領を受け入れ先としたのだ。



パイン街からも、資材を送る。


(マサキ)は、ヘトヘトになっていたが、


避難民を全て送った…




○○○○○○○○○

6時間後…


(マサキ)からの、ダンジョン通信網からの


聖カルッティ王国定点監視を、各国政府は


みていた…



そして、それは起こった…



ブラックマルト国王が、悪魔の笑いを…


両王国の国民が、武器を持ち出した…


そして、大オババが立て籠もる城を


攻撃し始めた…




だが、各国政府は


ブラックゴブリン・ジャイアントが、


なぜか沈黙しているのを、


不思議に思っていた。



寝てはいない…


邪気をあび続け、座ってただじっとしている。



不気味だ…



一方、城の中の大オババはやっと玉座から、


制限付きだが、動けるようになった。



大オババ

「クッソ! 誰かおらんか! 


食い物もってこい! キャッスルシステム!


城の者達はどこに行った!」



キャッスルシステム

「城の者達は、ここを出ました。


あなたに、まともな政務をするように


促すためです。


しかし、あなたは全く反省しなかったのと、


邪気が降ってきたので、


亡命しました。


先程、(マサキ)様の所から連絡がきました。


反省ぐらいしろ!」



大オババ

「ハァ?なに言って…


(マサキ)から連絡?コラ!


どういうことだ!説明しろ!」


キャッスルシステム

「立て札が立てられてました。


言葉使いに気をつけろ!」



大オババ

「オイ、まさか…


ワシに絶対服従のシステムが…


邪気に汚染されて…」



キャッスルシステム

「私は、管理者から委任された者に、


絶対完璧服従!


だが、もはや貴様は


マルダス正常化を義務づけられた罪人!


さっさと、実験台にされた人達を元に戻し、


召喚拉致された人達を、元の地球に戻せ!


そして、責任持って大邪神を封印か、


討伐しろ!以上!」



大オババ

「ふざけんな! ワシは、やりたいように


自由にやる絶対権力な存在!


それを…ギャーーーーーーー!」


また、王位から雷の放射される…



キャッスルシステム

「お前はアホか!」



しかし、城の外では真っ黒な軍団が、


城攻めを始めていた…


そして、邪気を被ったのは


人だけではなかった…



オーク・ジャイアント軍の特殊変装斥候が、


王都にいたのだ!



オークプリーストA

「力が力が漲る!すごい!」


メタルスライムB

「すっげー!オイ、ゴブリンメッセンジャー!


今、魔導通信が出来ない!


早く帰って、このことを報告するのだ!」


ゴブリンメッセンジャーC

「行くぜ!すっげー早く走れる!


ヒャッホー!」



人だけでなく、モンスターも動き出す…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る