第303話 ブラックゴブリン・ジャイアントの誕生!

聖ボロボーン王国…


 そこは、黒い沼が広がっていたが…


王都に出来た、ゴブリンの隠れ穴に、


大量の黒い沼水が流れ込んでいた。



黒い沼…その正体は、聖ボロボーン王国民の、


ダークサイドの魂である。


聖ボロボーン王国民は8割以上が、


見栄っ張りであった…


そして、元々聖カルッティ王国からの、


分離独立をしたため、あのオババ達よりも、



聖に近い力を、手軽に欲しがった…



そこで、聖ボロボーン王国の国王は、


自分達のバックに立った❨?❩に、


お伺いいたところ…


国宝となった、世界樹の種に


自分達の魂の暗黒面を分離・封印することで、


聖人と同じ聖なる力を持つようになった。



それは、黒い棺に入れられた。




みんな、ヒールやホーリー系の魔法が使え、


聖カルッティ王国に一歩進む力を得た!


他の各国に対しても、


かなりアドバンテージが待つことになったと、


信じて疑わなかった…




だが一年経つと…また弱まってきた…


当たり前である!



魂の半分がない状態で、


その回復のための修行(生活)は普通生活…



ブラックな感情とか、溜まるでしょ!


それを自ら捨てる修行なんてしてない


人達に聖なる力を望んでも無理!



なので、手っ取り早く聖なる力を手にする為、


また、ダークサイドを黒い棺に封印する…



毎年するために、貯まる溜まる貯まる!


建国より85年!(地球で西暦2022年現在)、


ずっと、ダークサイドは溜まっていき…


召喚拉致した勇者にノロイをかける源となり、


そして、そこから生まれた怪物は、


ついに破れ、黒い棺からダークサイドが、


漏れ出した…




そして、それは元の身体を求めて暴れだし、


ついに聖ボロボーン王国を覆った…



そこに、新たな依代広報が落ちて来た!


ゴブリン・ジャイアントである!



初めはバラバラであった意志が、


段々と支配欲に集約される!




そして、ゴブリン側に大きな隙が出来る!


何かを、怖がって萎縮したのだが


ついに5割のシェアをとった!



だが、聖ボロボーン王国民は失敗したと、


同時に重った!



ゴブリンの身体を動かすのは身体構造的に、


一番大きい欲であったのだ!


大脳(理性)よりも、


圧倒的に小脳(欲望)が大きく!


しかも、そこにオババ特性の魔道具が


埋め込まれていたので血栓などが、


発生せず、損傷せずフルパワーを


いつも出すので欲でしか動かないのだ…




そして、ブラックゴブリン・ジャイアントが


生まれてしまった。



そこにあったのは…


食欲…


性欲…


サボり欲…


金欲…


睡眠欲であった…


季節は冬…



寒いので、火を求めて動き出した!



聖カルッティ王国に向かって…


(ブリザード公国は、厳しい国なので、


イヤだ〜とかの心が残っていた影響だと


思われる)

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