第292話 埋められた都市…2

発掘した炎獄火炎殿の所に行く。


そして、扉を開けると中の大広間には、


中央に椅子があり。そこに背中にいくつも翼がある少女が座っていた。



用?

「やはりな。こいつの名は、


ゲス・ゲドウ・ドゲス


ご自分で付けたファタスティックネームは、


「♠♣♠♢♤♧♡」だったな


二つ名は、「ゲスの権化」だったな。」



それを聞いた少女は、


「カッ!」と、目を見開いた! 



ゲス・ゲドウ・ドゲス

「なぜ!私の、名前を知っている!」



用?

「ふん!相変わらずだな、ゲス!


だいたい、こんな状態から推測すると、


 誰かパトロンでも見つけて、地獄を思いどおりにしようとしたが、ならなかったのだろう!


 相変わらず物も者も見ない、得手勝手を力技でもできなくて、駄々こねて故郷の街もそうやって粉々になった…


 今度は、父親違いの弟の管理する地獄で駄々こねて、やっぱりできなかったから、故郷のだ砂で埋めたか?なぁゲスよ!」



ゲス・ゲドウ・ドゲス

「ふざけるな!さっきからゲス!ゲス!ゲス!なんて言いやがって!私の名前はゲスではない!


 「♠♣♠♢♤♧♡」だ!


 さっきも、貴様言っていただろう!


 それで、貴様は何者だ?」



用?

「ふん! まだファンタスティックネームに固執しているのか? 欲が高じてボケたか?


 オレを目の前にして、そこまでボケるとは…よっぽど今回の❨?❩は、お前の得手勝手を実現させる能力があると自信があるのだな…


 オイ!ゲス! お前ひょっとしてまだオレがわからんか?…


 重症だな… 」


ゲス・ゲドウ・ドゲス

「重症? よくもキチガイみたいな扱いして言ってくれるね?」


用?

「ハァ… 自分のコーディネートした俳優が思いどおりにの売れなかったから、そいつを串刺しにして殺すこと、300件以上!


 屋上で、串刺しにしている途中で警察に捕まって、から不幸続きなんてボヤく奴はキチガイだと思うが?なぁゲスよ?」



ゲス・ゲドウ・ドゲス

「貴様……… …? なぜ知っている?


だいたいゲスなんて弟くらいしか言わないのに


しゃべらないなら、仕方ないな。


捕まえて、拷問するか?」


用?

「ボケも!ここまで来たかゲスよ!」



ゲス・ゲドウ・ドゲス

「とりあえず、ミンチにするか!」


用?

「ハァ…オレが出るまでもないか…」


「オレが相手してやる!」


ゲス・ゲドウ・ドゲス

(何かが変わった? なぜだ!先程から、冷や汗が止まらない! かわったら変わったで、嫌な予感しかしない!


 コイツ!私の事を知りすぎている!いったい何者なんだ? まったくわからない!


 クソ! ジャーのヤツに連絡入れて、助けを呼ぶか!)


「ふん! どこで会ったか知らないが、知ったかぶりは止めてほしいな!だいたい…」


 そんな事を言いながら、ゲスは部屋の隅の水晶に近づく…


「マルダスに助けを呼ぶか〜?


あい変わらず、怖いのをごまかして、助け呼ぶときは尻振って歩く癖は相変わらずだな。」



ゲス・ゲドウ・ドゲス

「! 貴様!し〜ね〜!」


激昂したゲス(本当に本名なのか不明)が、


用に襲いかかる!


 

 毒々しい長い爪の鋭い爪の右貫手が、用の右頰を狙ってくるが、用は避けずに真っ直ぐに正拳突きを繰り出す!


 ボキッ!


 突如、右貫手が消えて、真正面で顔を殴られたゲスが現れる!


 右貫手は、幻であった!


 用が、ゲスを蹴り上げる!


 ドカ!〜


 しかし、ゲスは飛び上がって衝撃を逃がす!


 

 しかし、用は台風旋風脚を何もない虚空に繰り出す!


 ガン!



 そこには、ゲスが左腕で蹴りを防ぐ姿があった…飛び上ったゲスは消える…幻である。



 用が、正拳突きを繰り出すが空を切る!


 用の後頭部に、ゲスのいつの間にか伸びた爪が剣の如く迫る!


 用の首が斬られた!


 


 と思ったら!消えた…


 残像であった!


 トン!


 ゲスの左横腹に用の掌底があった…


 パン!


 

 ゲスの右半身が一瞬グニャリと歪む!


 

 ゲスの右手が用に突き刺さる!


 が、また用が消えた!



 ガン!


 今度はゲスの後頭部が揺れる!


 一瞬で、ゲスの背中の翼が動いて用を八つ裂きにするが、また消える…


 そして、ゲスの喉に足刀が刺さる!


 ゲスの口からブレスが発射される!



 用がゲスの真後ろに現れる!



 ゲスが、ニヤリと笑っていた!


 右手の爪の剣がゲスの左脇から生えていた!


 

 ドサ!


 ゲスの上半身の服が落ちる。


 ブラジャーが落ちていたが中は、


 ゼリー状のものが入っていた!



 ゲスの見かけはDカップなのだが、


 実は真っ平らであった!


 すぐに右手を胸から回しての攻撃であった!


 が、用の掌底が右手の二の腕にあった!



 ドン!


 裏当て…そう空手では呼ばれる…


 そして…その振動と力と衝撃は腕から心臓を通り背中に突き抜ける!



 ゲス・ゲドウ・ドゲス

「ガハッ!」


 


 ゲスが、倒れた!


ゲス・ゲドウ・ドゲス

「残念だったね〜私は不死身なんだ〜」


□□□□□

つづく

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