第287話 警視庁攻防戦!1(後始末編)

銭形警視正

「皆さんお疲れ様でした。


襲撃者達は、白髪になって行動不能。


まぁ、暴れるよりはマシですが、


これからの取り調べに備えて、 


休んでください。」



警視監A

「俺が、記者会見か〜


どう言えばいいのだ?」


大岡警視正

「異世界からの、拉致組織と戦ったとかでいいのでは?」



とある老人A

「うむ、そうだと思うぞ。儂らの所の造反組も妙な事を、言っていたからな。」



銭形警視正

「次元の裂け目が、映像記録として残りました、負けない日本政府と言うスローガンでどうでしょう?」


自治大臣

「そうだな~! あの代議士…は、どうする?」



外務大臣

「何が、「俺は、総理になる!」だ。」


総理大臣・大戸

「そんな簡単な仕事ではないのだけどな〜


 うん…基本方針はそうしよう。


 で、死者は?」


警視総監

「こちらがわは、負傷者が15人軽症です。


詳しく言えば、バンソウコウ貼る位です。


死傷者はいません。


襲撃者の方も死傷者は


今のところいない模様です。」



自治大臣

「死傷者ゼロだと! あんな大惨事で!


よくやった!よくやった!」


総理大臣・大戸

「(あの声…恐らく…)


よし、ここは、喜んで


次の襲撃にも対策をしよう!


兜の緩みがないよう!」



警視総監

「は!」


警視監A

(胃薬飲んでおこう…)



□□□□□□□□□□□□

警視庁内 大会議室


用賀 スミレ

「あの声…やっぱり用兄ちゃんだよね。


あのドリル光線…やっぱりこれだよね…」



そこでは、大画面で昭和50年代後半から


放送されている国民的大ヒットアニメ作品が


放映されていた。


このアニメ、始めはファンタジーな願いをかなえる夢のある冒険だったのだが…



大岡警視正

「爆烈波は、これだよな!懐かし〜!」


「用君…何か覚醒したのかな?」


「ハハ!舞空術って技は日本にも武術の世界でも実在する技として伝わってはいたが…憧れだったんだよな〜そらとぶの!」


「スミレちゃんに、教えてもらったら?


出来そうだし。」



用賀 スミレ

「うーん! ダメだ。修行不足です。私では1センチ位しか、浮かべないですよ~」



「できるんだ!」


ファイブフォースが、全員用と知り合いだったのも有り、スミレとの関係も良好であった。



□□□□□□□□□□


某○○○○ダ証券


「クソ!教祖様の保釈金を捻出しないと!」


某弁護士

「できるか、わかりません…


あの? 皆さん! お金持って逃げませんか?」



「お前、逃げられるとでも思っていたの?」


「ふん!青いな! 自慢じゃないが、


ここにいる奴ら全員、逃亡実行経験者だ!」


「俺なんか、アマゾンの奥地に逃げ込んでも、あっさりと捕まったからな!


 GPS無しでだぜ! 式神こえーよ!」



「で、どれ位残りそうだ?」


「ダメだ!銀行がロックダウンされた!」


「強制預金保護か!この場合いいのか悪いのか?どうすれば?」


「証券取引所は、一週間停止!各国のマーケットも同じ対応らしい!」



「それに、今回の警視庁の報道でロックダウンが増えるぞ! コロ○ウイルス対策も入ってマジヤバい。」



「大変です!(簡単ペイ)の決済が出来なくなった!コンビニでも弁当買えない!」


「オイ!銀行のATMが止まったらしい!」


「げ!ツ○ッターで俺達の証券会社が、ATM停止と(簡単ペイ)取引停止の黒幕だって説が世界1位なってるぞ!」



「教団幹部様が来られたぞ!」


幹部

「オイ!口座の用意はできたのだろうな!」


「海外は、ロックダウンで無理です。」


「国内は、今不可能です。」


幹部

「現金はないのか!確か、金貨とか


邪邪墮様から、お恵みされたものが


あっただろう!あれの一部の金貨だけで、


300億はくだらんかった。


現金の札があったはずだ!」



「金庫の番号は、教祖様しか


知らないと聞いてますよ!私達には無理です!」




幹部

「あ!これは、預かった番号は


その番号だったのか!


えーと、…………」


ガチャ!



「ほんとだ!すげー!札束だ!すぐに数えます!」

幹部

「まだか! 急げ! 」



「その…細かい金額でして、


今10億超えてます!」




幹部

「ほう! (グヘヘ少し懐に入れても大丈夫だよな!グヘヘ!)」




「計算完了しました!100億ありました!」



幹部

「100億か!100億円バンザーイ!」



「100億!100億リラです!」



幹部

「100億!100億リラ?」


幹部の背筋に嫌な予感が走る!


幹部は今年30歳!


聞いたこと無いお金の単位に??が付く。



社員全員30歳代…


聞いたことも無かった…



「あの〜これ全ての札に、


歴代所有者の名前書いてますね…


それに…最後の名前全て 旧田丸 達矢って


書いてますよ。」



幹部

「旧田丸? 確か、教祖の第15婦人の連れ子に名乗らせていた偽名だったよな?


 どこかの高校に潜入していたような?」



幹部の側近

「あの、教室ごと消えた学校ですよ!


そしてエージェント則子も、


消えてしまった事件ですよ!」



幹部

「そうだったな!エージェント則子だ!」



「わかりました!ウィキペディアに出てました!ユーロになる前のイタリアの札です!」


「銀行で受付てくれるかな?」


「名前書いてるぞ!」


「オイ!教祖様所有のジェット機で誰かイタリア行って、ユーロに替えてこい!」


「いや、今コ○ナで向こうも、こっちも、


空港閉鎖中!無理だ!」



「大変です!警官が!…………」




□□□□□□□□□□□


TV

「こんばんは!番組の途中ですが、


緊急ニュースが入りました。


ここ一週間で頻発していた、


警視庁襲撃における捜査で、


とある事件に進展がありました。



邪邪墮教組織の関連するジャジャダ証券に、


銃刀法違反と、証券取引法違反容疑で


捜査が入りました所、


三十年前の行方不明事件の手がかりが、


見つかりました。



建物ごと無くなっていた、


「旧田丸 達矢」さんの


署名が入った紙幣100枚以上が見つかり、


捜査本部は、関連と紙幣の入手経路を


厳しく追及しております。




なお、この事件で一緒に行方不明になった、


二人の内に一人は


先日の高校集団行方不明事件の


担任の親戚であり、


もう一人は、大戸内閣総理大臣の


実の姉であります。




捜査本部は、総理大臣と警視庁に対する


襲撃事件と高校集団行方不明事件の繋がり、


さらに今回、当放送局でも記録した


異次元の世界の映像もあり、


捜査を徹底する姿勢を強めました!


では、警視庁の記者会見の様子です。」



□□□□□□

とりあえず地球側はひとまず、


お休みになります。

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