第286話 警視庁攻防戦!1

時は、遡る!


 銭形警視正の元に、前に協力を約束してくれた陰陽師の大家2家から、緊急の手紙が来た!


 なんと、警視庁が狙われている!


 しかも、大家2家も反乱が起きて鎮圧に忙しく動けないみたいだ!


 邪邪墮教が動いたらしい…


 警視庁を賞金首にしたらしい…



 グレーフライデーで、人心も乱れていた!



 一玉100円のキャベツが650円に!


 一斤100円の食パンが750円に!



 電車料金も緊急値上げで、


 260円区間が780円に!



 そこをついたらしい…


 だが銭形達は知っていた…


 ジャジャダ証券が、サボって大損害を出したこと!


 そして、賞金なんて出す目処などないことを…



邪邪墮教・教祖!

「クソ!予定よりも早いが邪邪墮様の計画を早める!命令通りにしろ!賞金は制圧次第、日本銀行で札を刷ればいい!やれ!」



代議士…

「大丈夫なのか!本当に大丈夫なんだよな!」


代議士…・秘書

「そんなわけないでしょう!」



邪邪墮教・教祖!

「制圧してから、日本銀行使って銀行潰せば、神託通りになる!そうすれば代議士(せんせい)は総理大臣だ!」



代議士…

「そうだ!そうだよな!やれ!総攻撃だ!」



□□□□□□□□□□□□□


銭形警視正

「総理は?」


大岡警視正

「大丈夫だ、今、会議室に入った!」



部下達

「警視庁全力戦闘態勢に入りました!」



用賀 スミレ

「探知結界を張りました。」



大岡警視正

「え! すごいな! これは、国会図書館くらいまでの距離なら、人一人までわかるぞ!」


銭形警視正

「来ましたね。それも、旧某大国のマシンガンを全員持ってますね!


 スミレちゃん、防弾チョッキを着込んで!」




 奴らは、いきなり手榴弾を下の玄関口に投げ込んで来たみたいだ!



 だが!すでに対策済みである!


 歓声を上げているが、あなた達が爆破して転がってる警官の死体もどきは、食堂の残飯を袋に詰めた、処分する制服を着たゴミ袋人形ですよ!



 さて、警視庁本部を包囲したみたいですが、あなた達も包囲されてますからね!


 おや?ところどころで爆発が!


 残念でした!議員も避難済み!


 某議員さん達は、いたいた!


 襲撃者達の中のワゴン車の中ですか!



 来ましたね!式神軍団第1陣ですね!


ヘル・ダック

「来たな! じゃあ頼むぜヘル・キャット!」


ヘル・キャット

「もう、配置付いてるよ!」


ヘル・ラビット

「主が、地獄でどうも、変な祝詞を上げているらしい…」


ヘル・ホーク

「銭形君、あの〜」


銭形警視正

「あれでも、カラオケルームとかで特訓したのですが、マシになったほうですよ!


  始めは、アパートの隣の住民が意識不明になったこともありましたが、今は苦情レベルに下がりましたから。」



ヘル・ダック

「そ、そうだよな… しかし、白い道か〜


こえ〜な…」


そんな事を話していると…


ハイ…襲撃者達は、弾切れ!


そりゃそうだ!映画でも弾倉マガジン入れ換えてるだろ?


予備の弾なんてすぐ使い切る!


フルオート?引き金引いてたら、便利だけど!


1分間も保たないよ!





そんなこんなで、弾切れ作戦成功!


後は、屋上からスナイプ!


逃しませんよ!


教祖が乗ったワゴン車も、タイヤはパンク!




ほう!式神軍団第2団召喚ですか!



屋上での戦いが始まる!



一階では、機動隊がガトリング砲を撃って


式神を攻撃している!


スミレの結界内では、式神に物理攻撃が通じるため、皆バンバン発砲している!



□□□□□□□□



 某ワゴン車内


邪邪墮教・教祖…

「クソ!警視庁の近くだと式神に物理攻撃ができるだと!」



部下A

「はい、想定外ですよ! 他の陰陽師達もそんな術は知らないって言っているみたいです。」


(ドコカノ ダックタチノ ジョリョクデ 


セイリツ シテイル トクシュナ ケッカイ


ラシイヨ)



代議士…

「大丈夫なんだろうな!」

マシンガンを持つ代議士…



邪邪墮教・教祖…

「こうなったら! 奥の手を使うぞ!


フー


フー  ぷー(屁の音です)


フー


カー


ツー


プー


カーーーーーーーーーーー!」



ドサッ!


教祖が、気絶する!



そして、警視庁上空に空間の亀裂が走り


開いて行く!



そこから、化け物達が少しづつ降りて来た。







□□□□□□□□□□□□


用賀 スミレ

「来ましたね! 良子ちゃん結界を守るわよ!」


良子

「ハ! ガタガタ ガタガタ」


用賀 スミレ

「怖いのはわかるけど、勇気出して!」


ヘル・ラビット

「フ!お嬢さん!違うんだよ!主の気配だよ!


心配するな、


俺達がしっかりと仕事してるって


証言するから。」



用賀 スミレ

「え!」




そして、屋上で戦っていた時…聞こえてきた…


「いくぞ!


新技! (仮)透貫光浄化砲!」


恐ろしい破壊音が聞こえる…



極めつけは…



「行かせるか!


クリア・ダークフルパワー!


魔道浄化爆裂波!」



チュッ・・・・・・・・・ドーン!



そして、ボロボロになった化け物達が、


裂け目から降って来た!


粉雪の如く消えるもの…


道路に激突して消えるもの…


いろいろ…


しかし…地上では、もう誰も騒がない…




だが、黒い塊が警視庁めがけて落ちて来ていた!


襲撃者達は、歓声を上げる!


だが…


「フフフ! 超透貫光浄化砲!」


ドリル光線?


そんな光線が黒い塊にぶつかって、


ドン!と音がたって黒い塊が蒸発?して消えた…




その時、地上では紐の切れた操り人形の如く、


襲撃組が崩れ落ちていく…



警視総監

「不法侵入!銃器不法所持!及び発砲!


殺人未遂!公務執行妨害!全員現行犯逮捕!」




代議士…も、マシンガンを持って気絶していたので現行犯逮捕…



 あまりの多くの、逮捕者に書類が足りなくなりかけて、備品補充係は慌ててプリンターをフル稼働するが、コピー用紙が足りない…



 騒がしい夜が続く…



つづく…

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