第277話 警視庁最上階での戦い!

地球…日本…警視庁最上階会議室


銭形

(あれ〜?警視監A様…


なるほど、そうですか。わかりましたよ。


では後の火消しを担当してもらいましょう!)


「それでは、捜査活動費横領教唆未遂


及び、あってはならない警視総監への


脅迫と殺人予告の現行犯で逮捕しましょう。」




用賀 素久

「ヘ! 緊急律令! 火よ!」


口から火炎放射器みたいに、火を吹く!



用賀 図久

「さぁ、殺してこい!」


人型の紙を何枚も投げると、ひとりでに


ヒラヒラと飛んで銭形達を、


目指してやって来た!




用賀 スミレ

「叔父様!逃げて! 水よ!」


水筒から水が、自我をもったように


動き出し。火を遮り!紙の人型を叩き落とす!



用賀 瓜木

「邪魔してるんじゃねーよ!」


背中から木刀を出してスミレを叩こうとするが


スミレに、けり飛ばされる!



用賀 保亜土

「フン! 陰陽道の奥義を見せてやろう!


銭形!ワンタイムパスワード解読機を


渡すなら今のうちだぞ!」




銭形はホワイトボードに、なにやら


数式を書く。


銭形

「用から、家族が聞いてきたら教えてくれと


言われていたので、書いておきますね。


Tは時刻で時、 Uは時刻で分、


Aが西暦 Bが月 Cが日付


なお、クレゴリオ歴で


時間標準時は日本です。」



用賀 スミレ

「ヘ? 叔父様、それって…」


銭形

「ハイ。用が設定した、


パスワードキーの式ですね。」



用賀 保亜土

「ハァ?」

(なんだって! 全然わからん!)



用賀 瓜木

「わかるかボケー! 緊急律令!火を!」


手から物凄い火炎放射がされる!


火災報知器がけたたましく鳴る!


スプリンクラーが作動するが!


炎で溶けた!



炎が、銭形達に迫る!


周りの机は溶けてしまっていたが…



用賀 図久

「なぜ、あんた達の周りは焼けないのよ!」



銭形の少し前から、全く炎が進まない!


銭形

「なぜなのでしょうかね〜」




用賀 保亜土

「まさか、結界か? そんな!


今の時代、結界を一人で貼れる者など…


き!貴様!何者だ!」



銭形警視正

「あなたの細君の弟ですよ。


忘れましたかね?ボケた頭には、


活を入れないといけませんね!」



警視総監は銭形警視正を、思いっきり


まん丸に見開いた目で見ていた…



警視総監A

(ファイブフォースって…


こんなに強かったのか…)



警視監A

(ハァ〜? マジか! )


用賀 保亜土

「緊急律令!いでよ!火鳥!」


銭形は、オリガミを折りだした…


ツルを素早く折る。


ライターで紙の折り鶴に火を着けた!



全く同じ火鳥が出てくる!


そして、ぶつかり!相殺した!



銭形警視正

「お忘れですか? 


銭形家にも用賀の血が


脈々と流れていることを!」


(ブラフである。


銭形が最近知った事実であり、


決して公に知られている事ではない)



用賀 保亜土

「そ!そんなばかな!


なぜ方術が、なぜ呪文なしで火鳥が!」


(ドコカノ ダックガ チカラヲ


カシテイルカラ) 



用賀 保亜土

「おい!遊んでいる場合ではないぞ!


クソ! ならこれはどうだ!


見せてやろう!陰陽道の奥義!


式神召喚を! 全員呼べ! いくぞ!」



バリ!バリバリバリバリバリバリバリ!


空間が悲鳴をあげる!


バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!


そして空間が裂けて、


本来なら、恐ろしき恐怖の権化が来るのだが…



「ギャーーーーーーーーーー! 」


空間の裂け目から出てきたのは、


右半身が吹っ飛んた○二と呼ばれる存在…


用賀 図久

「わっ私の式神が!」




「ギベラーーーーぴぶーーーー!」


同じく裂け目から、出てきた○ニは、


下半身が、吹っ飛んでいた。



用賀 素久

「お、俺の式神が…… ぐぁ痛え!」



「ムギョバビーーーヒデピー!」


また、裂け目から出てきた○ニは、


上半身がなくなっていた…


用賀 瓜木

「え? ハァ? どうなっての〜?」




「あう、あぁぁぁぁぁ、うぅ。」


次に裂け目から出てきたのは、


全身ボコボコにされて、


焼け焦げた○ニであった。


用賀 スミレ

「何があったの!ねぇ! これを早く飲んで!」


もう1つの水筒を、○ニに飲ます。


焦げた○ニ

「ずみまぜん!ずみまぜん!ずみまぜん!


もう、二度と生意気な事は、言いまぜん。


許して下さい、これからは絶対服従します。


だがら、おゆるじぐだざい。


おねがいじまず!おゆるじぐだざい!」





その光景に、誰もがあぜんとなる…


銭形

「そちらが、その気なら仕方なしですね。」


ヘル・ダック

「フフフフフフフフ! 出番かな?」



用賀 保亜土

「なんだ!そのアヒルは!


フン!いでよ!」



「ギガッシャーーーーーーー!」


裂け目から出てきたのは、黒焦げのボロボロの


大○ニである。


「ヒィ!ヒィ!ヒィ!ヒィ! 助けてぐれ〜!」


用賀 保亜土

「おい! どうした! 」



しかし、裂け目から白い太い縄みたいな


ものが出てきて大○ニに巻き付く!


裂け目から、声が…


「逃がすか!このやろうども!」


すぐに、大○ニは裂け目の中に戻された!



そして、裂け目の中で大きな白いキノコ雲が!



裂け目がいきなり消えた…



銭形

「まさか…」



ファイブフォースの1人・大岡

「おい、あの声…まさか…」


用賀 スミレ

「用お兄ちゃん? 助けてくれたの?」


焦げた○ニ

「(ガタガタ)ハイ。おゆるじぐださい。」



ヘル・ダック

「オイ!」


焦げた○ニ

「ハイ…ハ!ヘル・ダック様!」


ヘル・ダック

「なんとな~くわかった。


お前は、主のスミレちゃんかな?守れよ!」


焦げた○ニ

「ハイ!」


床に魔法陣が出てそして消えた…


用賀 スミレ

「いったい、どうしたの?」



銭形

「用賀 保亜土さん、あなたは


用賀家始祖から、今から二十年足らず前に、


夢にて、ある指令を課題をそして使命を、


受けましたね! しかし、


あなたは裏切った!


用賀 素久! 用賀 図久!


用賀 瓜木!


貴方様3人も始祖を裏切った容疑が


かかっています!


覚悟はいいですね?」



ファイブフォース・大岡

「なるほど〜 用賀家始祖様から、


ここまでの間、お痛が過ぎたから、


式神が吹き飛ばされたのだな〜


(背中からロケットランチャーが出てくる)


(ガチャリ)


チェックメイトだ!」



気がつくと、


SATとファイブフォース特戦部隊が拳銃を


用賀家の面々に向けて構えでいた。



が、よく見ると…


用賀 保亜土の髪の毛が段々と、


真っ白になってゆく…


用賀 スミレ以外…真っ白になり、


言葉を発しなくなった。



ヘル・ダック

「始祖の怒りに触れたな…


オイ! この世界ではそれなりにルールがある。



人の姿に成れるか? 


よし!そうだな、


スミレちゃんか、ここで特別に働くか?」



用賀 スミレ

「しゃべる白い鳥…まっまさか!伝説の!


始祖様のお使い! 失礼しました!


その、がんばります!」


警視総監A

「へ? だから、オレ呪い返されても即死じゃなかったのか。(生かされたのだな)


ありがとうございます。


(確か銭形は総理の友)


総理大臣ともども、


よろしくおねがいします。」



ヘル・ダック

「ダンディだろ〜?」


銭形

「はい。ひとまず片付きました。」




□□□□□□□□

しかし、地獄ではそうは行かなかった。

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