第272話 激おこの女王様…

用が、地獄で筋肉痛モドキで


  休憩時間を取っている頃…



ブリザード公国では…


第2王女 アイス・デ・ブリザード

「姉さん、ごめんなさい。


まさか、こんなことになるなんて…」



女王 プリナ・デ・ブリザード

「おのれ! もうすぐ会えるのを…


邪魔しおって、その下手人はどこいった!」



第3王女 フリーザー・デ・ブリザード

「無理よ! 空から次元移動してきて、


あの邪気! 現場に駆けつけたけど、


また…庇われた… 


ハァ私…まだ、お子様なのね…」



通信珠から…


メイド・トロイアル

「とりあえず、新人パート来たから、


この世界は安定化したが、


用様を迎えに行く準備をしている。」



女王 プリナ・デ・ブリザード

「新人パート? 誰ぞ?


おい! わしもメイドに入れろ! 」




その時、フロン皇女の「大邪神の封印」の


再封印要請ライブ放送があった。




女王 プリナ・デ・ブリザード

「なんじゃあの状態は! 


ほとんど崩れておるではないか!


不味いぞ!大邪神が動き出すぞ!」




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!



第1王女 チルド・デ・ブリザード

「地震? なんですか!この邪気は〜」



第2王女 アイス・デ・ブリザード

「動き出した! トロイ姉さんどうしよう?」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!


女王 プリナ・デ・ブリザード

「いかん。もう動く! どうする!」


その時、ヨーガ邸にはマイネが帰ってきた。



メイド・トロイアル

「元マルダス世界管理者・マイネちゃん事、


新人パートのマイネちゃん登場!」



第1王女 チルド・デ・ブリザード

「お前! マイネ! 


テメェがろくな設計してないから、


こんな事になっているとか、自覚あるのか?」




元マルダス世界管理者・マイネ

「自覚?なにトチ狂った事を言って…


(頭のサークレットがギリギリ締まる)


痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!


新人パートのマイネちゃんです。


なんでもします。がんばります。」




第3王女 フリーザー・デ・ブリザード

「ヘ?」



メイド・トロイ

「天界職業訓練所からの紹介で来た、


前職業と前前職業不明の


新人パートのマイネちゃんよ!


しっかりと教育してくれって、


頼まれたのよ。役に立つからって。」




第2王女 アイス・デ・ブリザード

「あ〜なるほど… 急に呼び出しとは


その新人さん受け取りだったのですね。


では、とりあえず対策会議したいのですが、


よろしいですか?」




女王 プリナ・デ・ブリザード

「(ブチッ) 


マイネちゃん、しっかりと働こうね〜」




パイン街とブリザード公国王宮の緊急会議が、


始まった。



□□□□□□□□□□□□□□□


その頃…


聖カルッティ王国では…



女王 メルト・ラ・カルッティ

「クソ! 大オババのやつ!


あんな大蜘蛛作っていたとは!


地獄? なぜ? 


それでは、どうやってここに連れてくるのだ?


生きたまま地獄だと…


無理だ… このままでは…


世界樹のダンジョンが消せない!」




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!


第2王女 プルト・ラ・カルッティ

「ヒィ! なにこの邪気!この地震!


スキルが…やばい!やばいよ!


スキルが、ずっと警報を出してる!」



第1王女 ハーノ・ラ・カルッティ

「警報って、 クソ! 


世界樹のエネルギーを貯めろ!


主砲が撃てなくても、


副砲ぐらい撃てるようにしろ!」




女王 メルト・ラ・カルッティ

「世界樹よ、応答せよ!


力を貯め、今我らにその存在の真価を…



何故じゃ! なぜ応答せん!


弱っていても、応答ぐらいしただろう!



何が気に食わん?


そりゃ実験台にもしたが、


全てはあの男を復活させるため!


世界樹よ聞いているのか!」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!


第1王女 ハーノ・ラ・カルッティ

「これは、私でもわかる!


なんて邪気なの!


マズイ! 世界樹メンテナンス班は


今すぐ世界樹に急行! 栄養剤も用意!


急げ!早くしろ!」




女王 メルト・ラ・カルッティ

「世界樹!返事をせぇ!」




……………………………………


激おこの、女王様達…

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