第270話 第2地獄の門が…あれ?

走る用!


 結界を芦葉にして、地獄の奥深くに


 降りてゆく… 


 そして、大きな通路が見えてきた…



AI

「マップ、合致位置確認!


地獄殿に続く通路です。」


用?

「よし、飛ぶぞ!」



AI

「え?」


そこには、多くの炎の鳥がやってきて用を襲う!



用?

「フン! 式神か、相変わらずやることが…」



??

「だ〜れ〜だ〜!」



「まさか…」



その時、とんでもない力の奔流が用を襲う!


「問答無用か、了解!


クリア・ダーク シャンベリン×12」


12の白い槍が、人影目指して飛んで行く!



人影からは、放射状に力をの波が出されるが、


2本白い槍が命中する!



「行くぞ!


カウンター クリア・ダーク シールド×12


フルパワー クリア・ダーク ボール!


マナチェンジコンバート! フルパワー!」




「いくぞ(ダメもとでやってみるか!)


収束!


臨!


兵!」



AI

「前方!敵!高エネルギー反応! 来ます!」



「間に合わない! 発射!」



ドン!



2つの発射されたエネルギーが、ぶつかる!



しかし…



あっけなく、用が押し返してしまった!



ドッカーン!




けむりが立ち籠めるが、


「ターン・モンスター!」



??

「グキャー!」


お腹に大きな穴が空いた人影が、プスプスと


煙を出してうずくまる。




「クリア・ダーク シャンベリン!」



白い槍が出て来た時、


人影は転移陣を展開して消えた…




向こうに見えていた大きな木造の門が


両開きで開いていく…




しかし、それを行かせまいと


黒いコールタール状の液体が、


あたり一面に溢れて多数の人型になる!



【黒い棺】の中身とそっくりだ!




「クリア・ダーク シャンベリン×10」



ドン!ドン!ドン!…



白い槍が当たると、爆発して消えてゆく人型…



どんどん増えてゆく、黒き人型!



打ち続ける用!



300を超えた位で、


人型が生産されなくなった…




AI

「あと1体です。 他に反応ありません!」


見事全滅させた。




「経験値だいぶ貯まったな…


門をくぐったら、休憩を入れよう!」




用は、門をくぐり、近くの岩の斜面に


穴を作り、偽装でフタをして休憩に入る。



「あれ? 腹が減らない?


MPがもうないはずなのに、回復している?」




AI

「高瘴気のところなんで、


変換率が高い用様の場合、回復が早いのでは?」




「よし、寝よう!」


AI

「はい。おやすみなさい。」



□□□□□□□□□□□□□□


所変わって、バボン王国パイン街では…


ここヨーガ商店では、


新人のパートさん、マイネがいた。



新人 マイネ

「いらっしゃいませ〜


乾燥パイン、いかがですか〜」




やる〜気無し!の声が露店から出てくる。



新人 マイネ

「なんで、私が露店売りなの?


製造は、まだ無理だからって!


私は社長室に、座っているだけでいいのよ!


ったく、ふざけているわよね!」




そこに、ブリードル帝国フロン皇女の


聖カルッティ王国への大邪神の封印の再封印


要請のライブ放送が、始まる!



マイネ

「ちょっと! あれ…もうボロボロじゃん!


やばいって、えー(・_・;)


これ、私の責任になるの〜


嫌だよ〜 に〜げよっと!


(頭のサークレットが締め付け始める!)


痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!


わかったよ!、逃げませんよ!


だけど私の責任じゃ…


痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!


はい、私はヨーガ商店の


新人パートのマイネちゃんです。」




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!


地震が発生する!



新人 マイネ

「ハァ? なに?この邪気! やばい!


大邪神が、動き出した!」




ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!


新人 マイネ

「うわ〜! マジやばい! 」



露店を畳んで、すぐにヨーガ商店屋敷に帰る。



会議室では、緊急会議が始まった。

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