第269話 親方〜…どうすれば…

小さき頃…


 映画を見て、


 金曜日のゴールデンなショーを見て、



 主人公に憧れたことはなかっだろうか…


 重ねた事が、なかっただろうか…




 用も、その一人であった。



 有名なアニメ映画作品がある。


 主人公の炭鉱で働く少年にの所に、


 空から、かわいい少女が降って来るのだ!


 





□□□□□□□□□□□□□□□□


しかし、無情にも現実は違った!



「ぎゃー! 親方〜! 


空から、妖怪が降ってキター!」



ギャ━━━━━Σヾ(;゚Д゚)ノ━━━━━ !!!!



AI

「(;´Д`)」




そう!


突然、地獄の真っ黒い空に、


魔方陣が出現したと思ったら…



ヨダレ垂らして、


ヒヒヒヒと悪魔のごとく笑う!


目が完全にイッテいる!


姿は17歳の少女だが(エルフです)…



聖カルッティ王国の大オババが、


落ちてきたのだ!




用は、


一目散に逃げ出した!



嫌だ! 関わりたくない! 


逃げろ! 逃げるんだ! 


心の奥からの叫びが出てくる!




「なんで牢屋に入れた奴が、釈放されている?」



AI

「罪人とは、国家が認識していない可能性が


(´-ω-`)あります。」




用は、門があった所に急いで移動する。



そこに、大男が倒れていた!



用の頭の中に閃きが灯る!



「偽装!」


大男を用に見えるように、


幻惑とペイントをする!




そして、クリア・ダークを地面に撃ち込み、


そこに隠れているふうに偽装して、



門のあった所に急いで走る!




大オババ

「ヒィィヒッヒ!


み〜つけた! ヒァッハー!


さぁ私のドレイにしてあげるわ~


これで、世界は私のものよ〜!


ヒァッハー!」




妖怪!大オババが走ってやって来た!



そして、倒れている用(大蜘蛛)を見つける。




妖怪!大オババ

「え、へへへへへへ!


ヒッヒッヒッヒッヒ!


やっと、ものにできるわ〜」



用(大蜘蛛)

ハッ! 

「ナニあなた? うわ!抱きつくな!


くッ スパイダーネット! 


その体制から避ける?


あなたどこかで見たわね?


あ!大オババ!」




大オババ

「あ〜ん! 大オババじゃない!


キルト様よ〜 


すぐにメロメロ~にしてあげるわ〜」




用(大蜘蛛)

「よくも、改造してくれたわね!


貴様のことは、片時も忘れてないわよ!


貧しいけど、村で平和に暮らしていたのに、


城に徴兵として拉致して、


柔順にしていたら…


男を、合成するとか言って、


男性ホルモンを注射されて、


女のコな兵士と、魔道具で合成されて!


どんだけ苦痛だったか!


ぶっ殺してやる!」



変身する大男!



もはや偽装が破れて、


大オババが、その正体を見る!



大オババ

「お!お前は、失敗作の蜘蛛男!


いや…女だったかな?


まぁいい、どけ!


今は、わしは忙しいのだ!」






□□□□□□□□

用は、走る走る走る!


やっと、門があった所に来た。



なにか透明な膜があって、通れない。



思いっきり叩いて見た!



プヨン!



弾かれた!



近くの岩肌に、


「承認されねば、通れず。」


と書かれていた。




「クリア・シールド!」


スキル光を放射して、結界にぶつける。


ジュ~ジュ~ジュ~!


やはり地獄!


結界の成分も瘴気が多い!




用が一人通れる穴が開いたので、



進むことにした。




向こうでは、恐ろしき会話が聞こえてくる!



「あの大蜘蛛…


聖カルッティでつくられたのか。


あの王国、間違いなく地獄だな…」




AI

「反論できません…」


先を、急ぐことにした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る