転移した異世界が無茶苦茶なのは、オレのせいではない!

第268話 クラス優遇組達の変な祭典（地獄編）3

フロン皇女はライブ放送のあと、

杉谷達を、どうしようかと悩んでいた!

海賊団員A

「かしら!　どうも、聖カルッティの奴ら

やってきたみたいですぜ!」

空に魔法陣が形成される。

もうすぐ、ここに来るらしい。

フロン皇女（大海賊王フロン様）

「よし、全員いつでも退避できるな!

では、使い捨ての通信珠があったな…

あれで、奴らの言動とか、ほんと再封印するか

疑問だから、全土ライブ放送中継を仕掛けろ!」

黒薔薇部隊側近A

「使い捨てを使うのですか?

確かに、軽くてMP消費が少ないですが?」

フロン皇女（大海賊王フロン様）

「奴らが、証拠隠滅のために

襲ってくる事を、想定している!

その1、襲ってくる。

その2、再封印しないで逃げる。

その3、封印を壊す!

どれかやってくるリスクがある!

はっきり言って、奴らはもう信用できん!

いつでも撤退できるように、

使い捨てを使うぞ!　経費高いけど仕方ない!」

黒薔薇部隊側近B

「用意出来ました。奴らが来ました!

おい!野波！帆山!わかっているな!

口裏合わせろよ!　そうしたら、お前達は

封印を維持するために、頑張ったとして

今回の脱走の罰を軽くしてやる!」

野波

「はい、わかりました。」

帆山

「はい、おねえさんボクといっ…

（ペチン!　ムチが入る!）アヒン!

あれ？　あ！　ハイ!わかりました。

封印維持のため頑張りました。」

フロン皇女（大海賊王フロン様）

「ハァー。重症だな…　来たか!

よく来られた聖カルッティ王国の賢者達よ!

もはや時間が無い!　

今勇者が封印を支えておる。

すぐに、再封印を始めてくれ!」

オババがいたのを確認すると、

黒薔薇隊にハンドサインを出す!

勇者を引き剥がして、撤退するつもりだ!

聖カルッティ王国使節団　団長

第１外務大臣サボリ

「フロン皇女様ですな。では魔道士達を、

配置してください。

封印をやり方を指導しま…」

フロン皇女（大海賊王フロン様）

殺気を、第１外務大臣サボリ達に撃ち込む!

「では、こちらは勇者が抑えています。

再封印を始めてください。おいライブ放送を

始めろ！　始まっている！よし、

では聖カルッティ王国の信用回復示す為に

第2の（想像の管理者）様の代理である、

聖カルッティ王国のオババ様が、

大邪神の封印を再封印される!

われわれは、それを見守る。

では、始めて下され！」

第１外務大臣サボリ

「こ、この…　え!　ライブ放送？

やめろ!　オババ様は…」

黒薔薇隊のカメラ役が、オババに映像を向ける!

映像から外れた、第１外務大臣サボリに、

フロン皇女（大海賊王フロン様）

「つべこべ言わず、やれ!

これは、王の命令だ!」

海賊王の王印を出してMPを注ぎ、

自分の血を、使ってサボリのおでこに

王印を打ち込む!

第１外務大臣サボリ

「ぎゃー!　うわ〜!　体が!身体が!　勝手に!」

そして、黒薔薇隊が使節団を全員を

羽交い締めにしていく!

オババ以外、全員が海賊王印を押される!

これは、海賊王の領土　領域では、

絶対命令をしなければならない

世界が壊れる可能性がある時にしか、

使えない使用方法なのだが、

一か八かその場の思いつきで、

フロンはやってみたが成功した!

つまり!封印は本物。

再封印しないとヤバいのも確か!

オババ

「まさか、本当に海賊王印なのか!

わ、ワシには効かんぞ!　

わしのこの公印が!…あれ？

光らん?」

その隙に、使節団員を黒薔薇部隊が

投げ飛ばして杉谷達と入れ替える!

メイドも救助された!

すぐに、船に運び込まれる!

あぜんとする、第１外務大臣サボリとオババ。

フロン皇女（大海賊王フロン様）

「では、お願いします。

邪魔者は、退避します。

あと、船上からライブ放送しますので、

しっかり再封印やってくださいね。では!」

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ポーションを飲まされ、起きる杉谷達。

杉谷

「フロン皇女様、あれはやばい!

もう、目が覚めている。

その…まだ動いていないだけで、

スキルを、使おうと思えば使える状態だ!」

旧田丸　則子

「やばい!あれはやばい!　

なんとかしないと、やばい!

大邪神の指の先に当たるところが、

どうも、あの島らしいの…

あの大邪神が動き出したら、

この世界は、マジやばい！

大邪神でか過ぎる!」

フロン皇女（大海賊王フロン様）

「そんなに、やばいのか…

よし、もっと距離を取ろう!

（ゴゴゴゴゴゴゴゴ!）

うん!地震？　

（ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ）

地震だ!　全員なにかに、掴まれ！」

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ボロボロの封印…

ポンコツ、職務放棄の聖カルッティ使節団…

そこに起こった地震…

どうなるのやら…