第265話 クラス優遇組達の変な祭典(地獄編)2
石碑から、変な声が聞こえるらしい。
フロン側近メイド(フロン海賊団員)
「馬鹿な事を、」と…
杉谷を掴んだが…
掴んだ手を離せない様子?
そして、ヘナヘナと座り込んでしまった…
この気が強すぎる戦闘メイドが座り込む?
ただ事ではないと、警戒する。
縄をかけて引っ張ろうと言う話になった。
しかし、縄をかけた海賊団員すらも
へたり込む…
フロン皇女(大海賊王フロン様)
「石碑の横の岩に、なにか書いてあるな?
なになに? ハァ… え?
これって皇家に伝わる石碑なのか?
城の地下にある、石柱が
「大邪神の封印」の要石(かなめいし)の1つ
では、なかったのか?
複数あるってことなのか?
えっと…この封印の柱を壊すなかれ?
この封印は、あと200年くらいしか保たない!
我が子孫よ!私は再封印を失敗したが、
必ず、封印を修復して強化するように!
皇帝マルーナーゲ・ラント・ブリードル
が、ここに記す!…だと!
ハァ?えーと(゜゜)?どれ位前のご先祖だ?」
通信珠で、バレーナイ砦にいる親達に
連絡を取ると、なんの運命か…
砦の近くの山でも、その封印石柱が見つかって
連絡を取ろうとしていたらしい…
そちらは、○○ーナーゲとしか読めず、
相談していた最中で、
記し方とかを比較した結果、
ほぼマルーナーゲさん確定であった。
第4皇子 ノックス・ラント・ブリードル
「確か…250年前に亡くなった皇帝だったと
記憶している。いろんな所に旅行ばっかり
していて旅行帝とかの
(二つ名)をもっていたな…」
第5皇子 バッド・ラント・ブリードル
「って事は、もうこの封印保たねえじゃねえか!」
フロン皇女(大海賊王フロン様)
「まずい!全員退避!
そちらも、逃げてください!
こんな、封印魔法陣を使える人間は、
今のブリードル帝国にはいない!
聖カルッティ王国へ連絡しないと!」
第4皇子 ノックス・ラント・ブリードル
「恐らく、あのオババは無視するだろうな!
アイツは、俺が言うのも変な話だが
研究の凶気に触れている!だめだろう!
だが、このままでは俺たちが責任を取らされ、
弾叫されるな…
封印は世界樹の管理者である、
聖カルッティ王国の女王と
オババの仕事何だが…」
第2王子 スモッグ・ラント・ブリードル
「再封印を、しろ…って事は…
その当時から、聖カルッティのオババどもは、
職務放棄をしていたのか!」
第6皇子 ドブラット・ラント・ブリードル
「そういうことだろうね!
なぁフロンのところは、
居場所バレても大丈夫なのか?」
フロン皇女(大海賊王フロン様)
「ええ! 大丈夫ですよ!
そのための移動要塞です。
他にも拠点を作ってますから、
今のリッパー帝ブリードル帝国軍の海軍は、
誰もいませんし、返り討ちにできますよ。」
第6皇子 ドブラット・ラント・ブリードル
「フロンは、海賊王の印を使えるのだよな?」
フロン皇女(大海賊王フロン様)
「使えます。国印ほどの
強制力はありませんが、
マルダス世界管理者に設定された、
王印ですから、私が海賊王ですね。」
第6皇子 ドブラット・ラント・ブリードル
「王として聖カルッティ王国へ、
マルダス世界全土対象の公開ライブ放送で、
「大邪神の封印」が250年経って
壊れかけているから、
女王とオババ様よ!
今すぐ再封印してください!
とか、言って
放置しているのを、バラして仕事させよう!
そこまで言って、仕事をしなければ
もう無理だな…」
第1皇女 ビイチ・ラント・ブリードル
「ねぇ? そこで、座り込んでいる勇者?
使えない? その姿を映像を全土ライブで
放送して、身を挺して封印を保たしている!
早く、古代の約定通り再封印してくれ!
もう、時間がない!とか言ったら、
封印が壊れても、責任を聖カルッティに
投げ込めるわよ!
フロン!できる?」
まったく…悪知恵だけは超一流なんだからと、
心の中で愚痴るフロン皇女であったが…
フロン皇女(大海賊王フロン様)
「わかりました。兄様、姉様達は、
その場を退避してください。
隠蔽結界内に、入られた後に
ライブ放送始めます。」
そして、フロン皇女・兼・海賊王の
王としての聖カルッティ王国への
「大邪神の封印」の再封印を要請した…
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ブリードル帝国・王都
新皇帝リッパー
「ぶぁつハハハハハハ!
そうきたか! 海賊王としての要請か!
王印もっているんだ! へー…
すげー女だな? いいぜ!
おい!宰相! 俺も再封印要請するぞ!
ライブ放送だ! 今すぐやるぞ!」
近衛兵士A
「大変です!」
実験大臣ジーネ
「どうした?」
近衛兵士A
「ホロン王国も再封印の要請を
ライブ放送で始めました!
先を越されました!」
虐殺大臣カスーノ
「ハハハハハ! オイ!
最近やっとノリがわかってきたな!
よし! 急げ! こちらもライブ放送だ!
新造スタジオを使うぞ!」
□□□□□□□□□□
聖カルッティ王国
王宮では、大混乱になっていた…
つづく…
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