第5章中編 地獄大戦編1

第262話 虚ろな闇と…

次元の穴を進むにつれ、


用の周りに、綿菓子みたいな闇が


ふわふわと漂い出す。



AI

「今、地獄用ナビが現在位置補足完了!


新ナンバリング番号第11地獄と確定。


マップデータダウンロード完了!


マップ開きます。


もうすぐ、入口です!」



「うわ! 手荒い迎えが来たな!」



だいたい、長さ二メートル位の


ゴキブリが、飛んで来た…



3匹…そして、炎の玉を撃って来た!



「空中戦か! 


クリア・ダーク・シャンベリン!×3」



ドン


ドン


パン!



ゴキに見事命中する。



また、ゴキブリが出てくる!


今度のやつは、少し大きい!


「クリア・ダーク シャンベリン!」


ヒョイ!


避けられた!Σ(・ω・ )


クソ!


落下中だから、姿勢が安定しない!


ここは、トレーニングの成果を出す時だ!


「ホーミング・クリア・モンスター・ボール」


ブーン ブーン


チュドーン!


よし!命中!



AI

「高温を探知! え? 


マップではここは、湿地帯のはず!」



用?

「やはりな…大部分が改変されているな、


AIさんは、今からデータ収集アンテナ付


レーダーボール内蔵した、


この地獄を空間移動する為の、


制御珠を今から作るから天界に、


新しいマッピングしたデータを送ってくれ。


それが、万が一この地獄が崩壊した時に


他の世界に与える影響と、


次元の穴の影響を計算する


元データになるから、お願いね。」



AI

「やけに詳しいですね。」


用?

「うん、他の地獄を浄化したのはいいけど、


他の世界とのバランス取るのを手伝えって、


怒られて、手伝ってたからな…」




用?

「よし、とりあえず2つ出来た。


あとは、コイツラを回して、


データ収集開始!


あと、空間固定! 設定開始!」



AI

「慣れてますね。」



用?

「そう言うなよ~


え〜と、ここからだけど、


たぶん… 


❨?❩は地獄を無茶苦茶に改造している


と、オレは予想している。


見てみろ、あんな黒いマグマあるが?


初見殺しも、いいところだよ!」



AI

「あれ!マグマだったのですか!」



用?

「地獄にな、時々あんな歪みから生れた、


マグマもどきがあるんだよ…


しかも、全部高重力だ。



では、だいぶ地獄の地面?に近づいたな。


空間固定開始。座標自動移動開始。」


用は、地獄で宙に浮いている


格好になった。



AI

「エ!(;゚д゚)ェ…歩かないのですか?」


用?

「これが、この地獄の最適な移動方法。


空を飛んでいるように、


マルダス世界や地球では見えるが、


ここ地獄では、時空の歪みが大きいから、


ジブンの足場を固定して移動すると


一番早く動けると、思う。」



AI

「わ! すごくよく地形がわかる!


このアンテナすごくいいですよ(≧∇≦)b


では、オプション珠を回転はじめますね!」




用?

「では、用頼んだ!」


「じゃあ行くか! そうだ!飛んでいる格好で


行きますか!」




AI

「地獄ゴキブリの集団が接近中!」



「よし!やるか!」



ドン!ドン!ドン!


ドドドドドドドドドドドドドドド!



用が、(スキル)


クリア・モンスター・ボールを撃ちまくる!


地獄の戦いが、始まった!

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