第239話 ブリードル帝国の誤算7

ブリードル帝国の王城で、


皇帝ベガルとリッパーが、


感動?の再開をしていた頃…



フロン皇女は…


必死で、国境の街に着き次第


手当り次第、商人に木炭の輸入と、


ヨーガ商店にツテのある商人を探していた。


直接取り引きが、ある業者はいなかった…



だが、まずは、


自分の基地・海軍港に運ばせる事に


成功する!



蒸気機関の実験もあるが、


寒いのである!



商談が一息付いた頃には、真夜中になっていた!



フロンは宿で、暖を取っていたら…



急に、側近の者が顔を青くした!


しかも、次々と!


その者たちは、みなスキル


「予言」「予告」「危険察知」などを持つもの


で固めた、黒バラ第2部隊である。




フロン皇女(大海賊王フロン様)

「どうした! まさかまた反乱か!」



特殊側近A

「予言スキルが、発動しました。


(闇を、愚か者が呼び出した者がいる。


避けること不可、今は、逃げるべし!)」



特殊側近B

「予告スキルが、発動しました!


(皇家の血を引きし、


怒りの闇が呼び出された!


避けることかなわず。


今は、逃げるべし!)」




特殊側近C

「危険察知スキルが、警報を出しました!


発信は王城!


レベルは今は、対処不可!


戦闘力はS以上!」



フロン皇女(大海賊王フロン様)

「なんだって! 皆の者を起こせ!


今から、港に緊急移動!


木炭は、積めるだけ積む!


急げ!」





フロン皇女達が、国境の街から退避して



3時間後、新皇帝からの刺客達が来たが


もぬけの殻であった!


宿屋の主人(フロン皇女の秘密部下)

「あ~、皇女陛下なら、魔の森に向かって


ホロン王国を、偵察してから帰るかなんて


言っていましたよ!」



刺客達は、ハト便で王城に判断を仰ぐ!


王城でも、新皇帝はフロンの書いた書類を


分析した結果ありえると判断して、


追撃を命じたが、空振りだった。




フロン皇女危機一発である。


しかし、ブリードル帝国の危機は


始まったばかりだ!




夜が明ける!



ブリードル帝国は、大陸全土に魔導通信で


本来即位するはずだった


正当な皇帝が帰ってきた!



改めて即位式をする。


全大陸の国は、新皇帝を明日までに参内せよ!


さもなくば!宣戦布告とする!



と、発信した!



ブリードル帝国と、聖ボロボーン王国以外の


各国の王宮では、緊急会議が開かれた!




一方…



用は、その時…王都宿屋でその放送を


トロイとトロイアルとAIといっしょに


見ていた。



何やら…じっと戦闘時の顔でリッパーを


ずっと見ていた…


「リッパー…」


その後、用は昼寝をすると言って、


朝から寝だした。



AI

「ハァ… どう用様に報告すればいいか…」



メイド・トロイアル

「あいつ…あの新皇帝? 


召喚された奴というよりも…


あいつは、おそらく呼び戻されたやつだね…


だから、スルーしろってことだっんだ。」



メイド・トロイ

「横にいる、2人は血の匂いがすごいね。


怨霊が、背中にかなりいるよ。」



その頃、フロン皇女達は…


新造戦艦フロンに乗って難を逃れていた。



フロン側近メイドA(フロン海賊団員)

「危なかったですよ~


あいつらは、リッパー! カスーノ! ジーネ!


戦闘能力だけなら、


S級と言われた殺人鬼です。」



フロン皇女(大海賊王フロン様)

「名前だけなら、聞いたことがある。


リッパー、あいつ元公爵に似てないか?


いや、似すぎてるよな…


(本来即位するはずだった


正当な皇帝が帰ってきた!)


まさか…そう言えば…


元公爵の奴、


前皇帝が平民に産ませた子の血筋がある。


なんて、昔、皇帝と喧嘩していた時言ってたな…


これは… よし一旦立て直すぞ!


海賊団の基地に移動する。


それから、ブリードル帝国海軍は


それから正式にフロン海賊団の傘下になる


わかったな!」



ブリードル帝国海軍 大将ブリブリ

「ハ!全艦隊、すでに同意しております!


お頭!」



□□□□□□□□

つづく

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