第228話 ブルドーグダンジョン探検記7

元横穴…


  今は、順路…


そこを、用達は歩いてゆく。


AI

「ずっと、まっすぐ行ってますね。


このダンジョン、コアの反応がないのですよ!」



メイド・トロイアル

「確かに、さっきまでそれっぽい


波動があってけど、今思えばフェイクかも?」



「やっぱり、罠かもしれないから、


吹き飛ばして…」



ガタガタガタガタ


うん?ダンジョンが、かすかに揺れてる?



メイド・トロイ

「大丈夫だと思うよ~


まぁ、違ったら吹き飛ばしてしまうけど。」



ガタガタガタガタ…



メイド・トロイアル

「二人共、物騒な事を


言うものではありません!


ゆっくりと、砕けばいいのですから。」



カチカチカチカチ…



あっれ〜やっぱりこのダンジョン


おかしい…




AI

「えーと(゜゜)、その…


ダンジョンでは、なくなってます。


ただの洞穴? になってますね!」



「もともと、瘴気?が薄かったよね。」


メイド・トロイアル

「AIさん? 地上ではどのあたりなのか、


マッピングできます?」



「東に、まっすぐ…


うん? なんだろう? 


この深さで何かが動いている?


ワームか?」



メイド・トロイ

「ロックドリル!」



ドシン!


ドドドドドドドドドドド


穴を開けていくドリル!




ギギャ〜!



見事ワームが退治された?



うん?


あのワーム大きいな!



後で探索する事にして、



ドリルが掘った穴を塞ぐ!



順路?を、進む事にする。





この時、なぜ大きなワームが


このあたりにいたのか


そして、マップに地点を記録したのが


大いに役立つことになる。






モンスターが、さっきのワーム以外出ない。



時間的に夕方になったので、


食事をする事にする。



「AIさん? どうした?」


AI

「今この地点は、バボン王国の東の国境


❲魔の森❳の入口になります。」



「ヘ? 早すぎない?


時速300キロ出しても、無理だぞ!



それこそ、俺が試験的に作った


真空ダンジョンレールでも無い限り、


あ! ダンジョン!」



メイド・トロイ

「たぶん、このダンジョン通路ごと


動いている。」



「動く歩道、ダンジョン版か〜」



メイド・トロイアル

「この移動原理、


昔の地球のものに酷似しすぎている!」



「あれ?国境の(魔の森)って、


オーク・ジャイアントがいる所だよな?」



メイド・トロイ

「それらしき、瘴気の跡が感じるけど…


他に、何も感じないな…」




AI

「スキャン完了! オーク・ジャイアント


いませんね。


瘴気が、ほぼ空っぽになって


普通の森になってます。


モンスター軍も、いませんね。」




AI

「この洞穴の終点が、まだわかりません。」



オーク・ジャイアントがいない?


モンスター軍団が、籠城していない…


そして、(魔の森)が、


普通の森になっている?



AI

「瘴気が無いのは、


1言でいうと、使いすぎですね!



森に瘴気をくみ上げる魔道具が


かなりありますが、


消費されたのでしょう。



特に、ゴブリン・ジャイアントが


大量に消費したのが、


決定的だったみたいです。


姿を隠したと、思われます。」



メイド・トロイ

「この大陸の、瘴気の森です形状って


似てるよな…」



メイド・トロイアル

「縛鎖陣ですね。と言うことは…


中央に何かの封印が有るということ…」



「魔人国か…他の拉致被害者達の


足跡があるところ…


もっと、レベルあげて挑めるように


しないと…」





□□□□□□□□□


その頃 その噂の魔人国では?



魔人国・国王


「ぶえっくしゅん!」


滝業で、風邪をひいていた。



「寒い 寒い 寒い!」



魔人国宰相

「そりゃ寒いでしょう!


今気温が、マイナス6℃です。


昼でこの状態ですから、夜は…」



魔人国・国王

「食料配給と薪配給は、大丈夫か?」



魔人国宰相

「はい、ただブリードル帝国が


かなり不穏な動きとなっております。」


魔人国・国王

「早く、呪いの解呪方法を考えないと…


交渉すらできん。」



魔人国宰相

「はい。」



□□□□□□□□

魔人国・国王様


まだ滝業やっていたみたい…

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