第226話 ブルドーグダンジョン探検記6

ブルドーグダンジョン地下6階


用達は地下5階の事もあり、


先を急ぐ!


エンカウントしたモンスターは?


「セミ?


それも…日本のセミではないな…


アメリカの背中が赤いやつに似てるな…」



AI

「DNAスキャン完了!


アブラゼミです!」


「ハァ?( ´△`)


記憶のアブラゼミとは、容貌が違う…」



メイド・トロイ

「見て、胴の当たり!


実験体ナンバーって描いてある!」



「昆虫兵器も、作ろうとか?」


AI

「セミ体内に寄生虫を、確認!


寄生虫をスキャン!


よくわからない物質を発見!」


「寄生虫?物質? 酸とか? 


生物兵器だったとしたら…


毒かもな!」



AI

「地球のデータで、天然毒から検索開始!


ヒット!


テトロドトキシンです!」



「ふぐ毒! 」


AI

「寄生虫は。マルダス世界のものです!


しかし、テトロドトキシンは持っていません!


しかもサイズが違いますね。


地球では、ミミズの役割をしている生物で、


サイズもミミズと同じです。」



セミがトロイに襲いかかる。


トロイは、観察するように


残像を残して、退避する。



セミが、口をトロイの残像に突き刺す!


「吸血か?セミは樹液吸うはずなのに…」



メイド・トロイアル

「改造されてますね。焼きましょう!」



メイド・トロイ

「ファイヤーボール!」



焼かれるセミ!


そこから、寄生虫となった虫が出てくる!


それも、灰となった!



が!すぐに復活した!


「クリア・ダーク!」



モンスター化したセミが消えてゆく。



それと共に轟音が響く!



Σ(ΦωΦ)

「ボス部屋でもないのに…


横穴が空いた!」


そして、轟音がまた鳴り響く!



ダンジョンが、崩れ行く!


前方のダンジョン通路が、埋まってしまった!


横穴を通れってこと?



だが断る!



前方の崩落した所に行くが…



メイド・トロイアル

「固まってる!


壁となっているね!」



メイド・トロイ

「ロックドリル!」


無理矢理、穴を開けようとすると…


ダンジョンが、揺れだした!


「よし、アレやってみるか!」


用の前面にターン・モンスターのスキルを


展開して…



それを、薄い面にして何枚も重ねる…


大きな力場が発生した。


そして…


「確か、こうだったような〜」



ハァ〜と身体にある、


なんとなく渦巻く力を前面に展開!


メイド・トロイ

「主! あの…まさか…!」



「£¢!」


バリ!


「∃∌!」


バリリリリリリ!


力場に放電現象らしきものが起こりだす。



ズゴゴゴゴゴ…



ダンジョンが、揺れ出す!


まるで、暴れ出すように


通路がクネクネしている!



トロイアルが、鐘を異空間収納から出して


チーン!


と鳴らした!



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!



あれ〜?


ダンジョンさん、意思があるの?



小刻みに揺れているのだが?




AI

「用様、横穴の入口の壁に順路って文字が


浮き出てます!」



メイド・トロイ

「あ〜る〜じ〜、


どうも、こっちに来て欲しいみたいよ?」



用は、技の試し撃ちを途中停止して、


横穴…あれ? りっぱな通路に…?


まぁ、行きますか…

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