第224話 魔導爆破デスマッチ開催!1

 ホロン王国


ホロン王国の王宮では、


恐ろしい議論がされていた。



識者がこのままでは、


兵力の低下で、


ゴブリン軍が息を吹き替えした時に


ホロン王国が滅亡すると言うことである。



それは、戦場になった辺境からも言われた。



そこで王は、この世界が出来た当時、


もう、廃止された兵力の鍛錬法を


再開することに意見が


乱れているのである。



反対は貴族の特権を使って、


ヨウ・ヨウガをこちらに、呼んで


戦わせると言う、


実現不可の案とかである。




賛成派は、


自分たちの基礎兵力を上げるべきだと


主張する。



結果は、賛成派に反対派が寝返った!


なぜか!


ヨウ・ヨウガが、ダンジョン攻略の為に、


ダンジョン潜りを始めたと言う情報が、


入った為である。




王権絡みで呼び出しする場合、


使いは、男爵や子爵!


反対派は、ほとんど男爵・子爵!



自分たちが、怖いダンジョンに入って


呼びに行くハメになる。




そして、確実に相手に王命を伝えないと


降格または、貴族でなくなる。


そして、ダンジョン内では命の保証がない。


行方不明?当たり前のように起こる!


ダンジョン内暗殺される事すらある。


そういうマイナス要因の理由である。



そして、ヨウ・ヨウガをこき使って、


復讐されても、一切王家は関知しないとか


宣言したのが、下級貴族には痛かった。




では、廃止された鍛錬法とは?


前勇者のあと、聖ボロボーン王国が


約束を破って召喚した、


アメリカ人から導入した知識で、


プロレスと言うらしい!



そう!我が国の王女達が使っている技も


そのプロレスの技である!



その日本に父親の仕事で暮らしていた


アメリカ人からの知識は、すごかった。



地球の軍隊の鍛錬法ブートキャンプ!


プロレス!


マッスルトレーニング!


などである。



その日本でのプロレスの1つに


ロープに雷魔法を流して行うものがある。



廃止理由は、危険!


けが人続出!八百長試合などである。



試験的に始まった!



王の狙い?


貴族出の、威張ってばっかりで


戦わない兵士の選別である。



今日も、爆発音がするリング!


起こる悲鳴!


全く鍛錬していない某子爵家の三男が、


血まみれになる。



三日後、軍の実働戦力が明らかになる。


わずか3分の1!


それが、今の本当の戦力!


王宮の会議室は、騒然となる!


貴族出身者がかなり、使えない!



ブートキャンプが、始まった!


ひ~!



脱走者が続出するが、そこはファンタジー!


逃亡先が森の中だろうが、


すぐにバレる!



いや〜!



そんな者達をよそに、


別で、兵士の募集が始まる。


かなりの強者達が集まった!



不良貴族兵士達が原因で


辞めた者達が、期間限定だが


冒険者ギルドからの派遣で傭兵として、


やって来た。



不良貴族軍(第1特殊部隊)を編成!


魔の森の、ゴブリン軍の残党の討伐を命じる。



「成果が、無かったら帰ってくるな!」


かなり厳しい命令だが、仕方ない。



泣く泣く出発した不良貴族軍(第1特殊部隊)



その中には、第3王女に取り入っていた、


奴らも多数いたと言う…

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