第223話 頭痛再び…?

い〜た〜い〜!


暗がりの空間で、


のたうち回る男の姿が、あった!


いたい!


いたい!


イタイ!


ギャー!


ドンドン


バタバタ!


ギャー!



イタイ!


いたい!


痛い!



あ~!痛い!


しかし、場所は…


ダンジョンではなく


用の屋敷であった!



いつの間に帰ってきた?



いや、じつは頭痛で転げ回っていたのは…


ラントさんであった!



目が血走って、


歯に力が入り過ぎて歯肉から血が出ており、



転げ回ったことで、身体中に


アザが出来ていた。



原因?


わからない…


ゆみが、慌てて


用の使っているアスピリンを飲ませたが、



少ししか、効いて無い状態だ!




魔法薬師 ミレイが、やって来た。


ため息をついて言う。


「ついに、この時が来たか。」


ゆみが、異常状態回復薬を持ってきたが、


止める。



ミレイ

「原因が、神経ではないの。


封印みたいなもので、


これは、通り抜けないといけない


痛みなのよ。」



商業ギルドマスター ミイナ・ヴァーミリオン

「はじまってしまったのね。


やはり、アレが引き金になりましたか。


記憶を戻す薬は、存在しない以上…


仕方ない事です…」




ゆみ

「用様は、記憶回復薬作ってましたよ!


これですよ!」


ゆみが、ポーション瓶を出す!



ミレイ・ヴァーミリオン

(ΦωΦ)

「まさか?」


ミイナ・ヴァーミリオン

「そういえば、


一部記憶がおぼろげな所がある


とは、言ってましたが。」



ミレイ・ヴァーミリオン

「ひ~!こっこれは!


激辛性記憶メザメールA」


ミイナ・ヴァーミリオン

「効くのでしょうか?


やってみますか。」



メイド・ゆみ

「激辛性!!(º ロ º๑)!!」


ラント

「あっ…そ、それは、


すいません!師匠…


そ………まもれ………


Zzzzz」



メイド・ゆみ

「効きましたね!」


ミレイ・ヴァーミリオン

「効いた…これは、大発見だ!」


ミイナ・ヴァーミリオン

「むくみ、とか確認無し。


大丈夫ですね。本当に効いてる。


記憶が、戻ろうとしているから、


よく効いてるのですね。」



メイド・ゆみ

「?! アレ? それって?まさか…」


ミイナ・ヴァーミリオン

「まだ予断を許されない状態ですから、


極秘扱いですね。


ほら、ミレイ!


そろそろ、


用様との


婚約履行に移りますよ!」



メイド・ゆみ

「用様は、ミレイさんを


既婚者と見ているからな~


対策を組まないと!


その変装を解く以外、もうひと手間を


どう導入して、振り向かせるか?


用様は、難物ですから…」



ミレイ・ヴァーミリオン

「変装は、はじめからバレてた。


だけど、未婚女性に認識を変えるって


そんなに、難しいのか?」



メイド・ゆみ

「用様は、不倫大反対派だと、


言っていましたから、


まずは、そこからですね。


しかし、当てはあります!


あの女子高生達に、協力してもらいましょう!」



ミレイ・ヴァーミリオン

(ΦωΦ)


ミルト・ヴァーミリオン

(ΦωΦ)


メイド・ゆみ

「まず彼女達をこちらに、


引き込みましょう!」




ラント

「し…しょ…う… すい…ま…せ…………


どう………して…


Zzzzzzzzz」

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