第219話(幕間)クラス優遇組達の変な祭典2

  ブリードル帝国の王都


 皇帝からの命令は、


あのゴミの処理と、王都の消臭であった。




杉谷

「もともと、この王都は、


俺たちの基準だと、臭いんだよな!」



野波

「下水が、貧弱だからね。


ファンタジーもののラノベだと、


スライム使って処理とかするけど、


ここはどうなの?」


旧田丸 則子

「いや、あのゴミなんとかしないと


爆発で処理出来ないってやばくない?」


担任・帆山

「とりあえず、拡散したゴミを集めないと。」



ゴミをなんとか、集めた。


一週間かかった!



杉谷

「ぜーぜー、クソ!


集めたのはいいが、処理が出来ない!」



旧田丸 則子

「土に埋めても、


土がそのまま臭い出すなんて、


無理じゃん!」



帆山

「酢につけたが、


酢に臭いだけ付いた


感じだな。」


野波

「なー! コンクリート漬けにして、


海に捨てたら?」


杉谷

「それだ!(σ゚∀゚)σ」



□□□□□□


土魔法で固められた、ゴミが


海に投下される。


杉谷が海を背に


「これで、解決! ワハハハハハ!」


しかし、海からリバイアサンが出てきた!



しかも、無茶苦茶キレてる!



そして、リバイアサンがだんだんと


ゴミ臭くなってゆく…



リバイアサン達が怒りの目で次々と出てくる!



沈めたゴミの塊を投げかけして来た!


しかし、軍にとっては絶好の攻撃のチャンス!



日頃、海に潜られて、火魔法が使えないが、



これで、攻撃ができる。


大混戦になった!


その結果…


港がゴミ臭くなって、


海が、ゴミ臭くなったが


リバイアサン達が日頃海岸部近くに


寄らなくなった為に、


漁ができるようになった。


臭いけど…


ただ、魚は港から距離が離れると、


ゴミの臭いが、消えたのだ。


(スキルの効果範囲から、外れた為)



皇帝は、微妙な顔になる。


討伐出来たのは、


かなり小さいリバイアサン一匹。


たが、魚の食料源が復活したのは


かなり大きい。



たが、現地はゴミ臭い!


皇帝は、しばらく杉谷達に、


リバイアサン討伐と、


ゴミ処理を命じる!




しかし、杉谷たちは知らなかった!


港を襲うはずのコボルト達が、


臭いの為に撤退したのを。



そんな事を知らず、


今日も杉谷達は、ゲロを吐いて


戦うハメになる。


(スキルの臭いなので、慣れない!)

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