第208話 用の図工作室3

 用は、苦悩していた。


そして、驚愕していた。


よくアポロ宇宙船は、月に行けたな!



作ろうとすれば、するほど


その思いが、強くなる!


そして、PC部分はとりあえず置いといて、


宇宙船の機体を作る事にした!



トイレ? どうしよう~!


無重力性骨粗鬆症防止のための、重力装置


食料生産システム!


もし、地球のSFファンタジーに


出てくる宇宙船を、


マルダス世界の魔導技術でつけるとすれば?




うーん(゜゜)


課題が、多いな〜


まず船を作って防水技術を、持つ!


そして、潜水艦を作ってから、


宇宙船かな?




問題は、燃料だな… 


まず、石油とか聞いた事あるか、


第2王子?ミルトさんに、聞いてみた。



知らないらしい。


石炭も、ない可能性がある。



錬金術で、合成できないかやってみよう!


3時間後



MP不足で、へばって、座り込む


用が、いた…



出来たのは…


燃える黒いダイヤ!


ではなく、初めは、燃える


そう!



はじめは…



30分後、爆発する石!



( ˘•ω•˘ ).。


炉に入れてはいけないものが、


できてしまった!




よ~し!


気を取り直して!


石油を、錬金術で合成しよう!


みんな( ゚д゚ )


石油って!どういうイメージ?


家庭で使うとしたら、灯油とか


自動車で使う、ガソリンとか軽油だよね…



後、ペットボトルの材料かな?



うん,錬金術ってイメージが大事で……


思いつくままの石油のイメージを


浮かべたんだ~





そしたら…できたんだ〜[合成石油1号?]


火がついて、燃えたら燃えるだけ…



液体がだんだんと、固まってきて、



さらに、[合成石油1号?]を注ぐと


塊が、大きくなっていき…



突然、それが硫酸よりも強くと思われる


強酸になって、溶けて行きだすと、



突然爆発する発電には、とても使えない


ものができてしまった。




どうしよう~これ?


パイン街に置いておいては危険だからな〜




よし!元公爵領の国境近くの街が、


確か、もともとゴーストタウン化していて、


そこに、ヨーガ商店の倉庫を作ったのだが…



そこに、隠して置こう!


失敗作なんて、かっこ悪いな〜


(用は高校生! やっぱり女性に


かっこつけたい!)



よ〜し!


[極秘! 戦略物資! 合成石炭1号?]


[極秘! 軍事機密! 合成石油1号?]


(別に、戦略とか軍事機密とか


用が、勝手にかっこつけるために


付けただけで、意味はない!


単なる、失敗作である。)



ペンキで箱に書いておいて!


ドクロっぽいものを描いたりした!



うん!失敗作とはわからないだろう!



そして、地下の超高速魔導馬車で


パイン街に戻る用!





失敗作を、とりあえず倉庫に入れた用は、


懲りずに、また燃料開発をする。


炭の大量生産である!




備長炭の作り方を、テレビでやっていたのを


なんとか、思い出して


ダンジョン産の、モンスター木を使い


炭焼きを始める!



これは、うまくいった!


別のダンジョンコアを使い、


木炭製造ダンジョンを作る。


ダンジョン内で、木の栽培をして


ゴーレム達に、プログラムして


炭焼きをすることになる。





この木炭の大量製造が、すぐに


とんでもない騒ぎに、


飛び火するとは、


用すら、予想できなかった…

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