第179話 消えた王妃! 探せ!!編3



 ホロン王国王宮内


 王太子  パール・ラ・ホロン

「探せ!…どこに行ったのか全て洗い出せ!

 クソ! なぜこんな事に…

 第2王妃は、無事なのか?

 そうか。

 そうだ! 要注意人物がいた!

 おい! 先王の爺さん欲上してないだろうな!

 俺が、行く。

 まさか王妃を、襲ってないだろうな!」


先王

「そんなわけあるか!

 いくらワシでも、反省しとる!

 で、この騒ぎはどうした?」


国王パーシャル・ラ・ホロン

「どうした?

 第1王妃がいない?

 また、買い物に行ったのではないのか?」


兵士

「それが、城から出た記録すらないのです。

 王太子殿下が気づかなかったらわからなかったぐらい、いや、不自然に皆気にしなかったとしか、言いようがありません!」


王太子  パール・ラ・ホロン

「なんて事だ! 今すぐ、国境を固めろ! 不審な船も、調べるんだ!」


先王

「何か、思い当たる事があるのか?」


国王パーシャル・ラ・ホロン

「言ってみよ。」


王太子  パール・ラ・ホロン

「ブリードル帝国で、皇太子が反乱興して鎮圧されたよな!

 そして、バボン王国で王太子がなぜか理由を公表無しで、廃嫡されたよな?

 だが、共通点があるんだ!」


先王

「あ~言いたい事がわかった!

 なるほどな!

 確かにな第1王妃は聖ボロボーン王国の公爵の娘だが、裏切るような人格ではないぞ!」


国王パーシャル・ラ・ホロン

「確かに! 俺は王妃を信用している。

 だがなにが共通点なんだ?」


先王

「おそらくだが、うん王太子が言いたいのはブリードル帝国の第1王妃は、公式には聖カルッティ王国宰相の娘だ。

 だが、俺はあの宰相に似てないと思う。

 どちらかというと、聖ボロボーンの王に似ている。

 そして、幼少期の帝国の皇太子と、幼少期の王太子がなぜか似てる…

 そのことが、王太子が気になっていたことだろうな! 違うか?


 そして、バボン王国の第1王妃は、レッキとした聖ボロボーンの王族だ!

 そして、バボンので王太子と王太子は似てる。

 母親が親戚だからな…

 それが、状況証拠だな。」


国王パーシャル・ラ・ホロン

「つまり、聖ボロボーン王国が裏で反乱を画策していたと言うのか!

 ありえるな!

 そうだとしたら…聖カルッティ王国のオババも宰相の事を、知っているはずだ!

 あいつらもグルかもな!」


兵士

「教会に匿われていた王妃の側近がいました!  

 ただ、影が襲って来たとかしか喋りません。

 どうしましょう?」


王太子  パール・ラ・ホロン

「魔法薬師 ミレイ・ヴァーミリオンに、異常状態回復薬を作ってもらえ!

 今すぐにだ!」


王太子

「倉庫に、ストックがあるはずだ!

 急げ!」


兵士

「ハ!」


国王パーシャル・ラ・ホロン

「なるほどな、王太子心配するな。

 オレは、疑ってない。

 今から、バボン王国と会談しよう。

 何か解るかもしれん。」


 その後、バボン王国の第1王妃も行方不明だと発覚する。

 そして影に、襲われた事も。

 廃嫡理由は、男女権利均等法違反を正当化するために、国王と第2王子?ミルト・ラ・バボンの命を狙ったらしい。


 つまり…女性を襲い放題しようとして、牢屋に入れられた…



 流石に、ホロン先王もため息を吐いた…

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