第173話 バボン王国王都戦ではなく…



 用がマルモの遺跡で、


  スケルトン・ジャイアントを見送った頃、オーク・ジャイアントは……

  吐血していた!!!!!!!!

 妖怪? モンスター? 呪いの報いには関係ない!

 魔の森で、吐血して横たわる…オーク・ジャイアント!


 瘴気を、人口呼吸器みたいに口に当て、危篤患者となっていた!!


 オーク・ジャイアント

 「ウぅ~早く、リッチ・ジャイアントを復活させるのだ!

  わしは、しばらく寝る。

  Zzzzzzzzzzzz」



 そんな事になっているとは知らない用が、王都に向かうと、挟み撃ちにされてしまうと、考えて…

 しばらく、この遺跡付近を通過するオーク軍団や、アンデッド軍団を掃討する作戦に入る。


 ゆみ

「用様? 浮かない顔してどうかしたのですか?」


 用

「いや? 今王都に行くと、ろくな目に合いそうも無い予感しかないんだよ。」


 AI

「はい! 王太子が反乱の容疑で、地下牢に入りました!

 王都には行かない方がいいかもしれません!」


 用

「そうなんだ! やべーな!

 AIちゃん?聞きたいことがあるんだけど。」


 AI

「ハイ♪」


 用

「【黒い棺】を浄化した時に、なんか梅っぽい実がドロップしたけど、これ何か効果とかあるの?

 RPGとかだったら、素早さが上がるとかあるけど~」


 AI

「? あれ? この実って…」


 メイド 魔神デス・トロイ

「あれ、懐かしい! 世界樹の実だよ!」


 メイド 魔神デス・トロイアル

「少し黒いですね。 浄化すれば、蘇るかもしれません!」


 ミイナ・ヴァーミリオン

「懐かしですね~ 不死の実とか地球では言われていたものです。

 きれいな実を見てみたいな~!」



 ヨーガ軍団がパイン街に帰ったのを、見届けて、遺跡を掃除する用一行…

 用は、クリーンをゆっくりとていねいに世界樹の実にかけだした。



 黒いネバネバしたものを、クリア・ダークで消してゆく!


 用と元世界樹の実の格闘が始まった!

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