第172話 動き出した、あの方たち(¯―¯٥)2
魔法薬師 ミレイ・ヴァーミリオン
「他を、あたりな!」
「王家とは、ヨウの事で約束したよな!
破るつもりか! ミイナの所?いや違うね!
あんた達と同じように、約束破りのクソ女王とクソオババとクソ大オババに、約束破った報いを受けさせに行くのさ!
あんた達も、あいつらの同類になるつもりかい?
オススメしないね!
そう、ライブで見てた通り、約束破りは嫌われるよ!」
近衛兵士
「貴様ら、黙って聞いていれば!」
魔法薬師 ミレイ・ヴァーミリオン
「フン! 近衛兵士ですらこの程度かい?
それとも、強行手段使うと言うなら、こちらも使うよ。
見たんだろ! オーク軍団が灰になったのを…
私の命をかけたら、ここも灰になるだけだよ。」
まっ青になる、第3王女 ミルト!
近衛兵士の顔を左手で掴むと、地面に叩きつける!
第3王女 ミルト(ホロン王国)
そして…土下座しながら…
「お願いします。私はバボン王国のミルトに負けたくない!
それに、あの王太子にも嫁ぎたくない!
あの王太子は猫かぶっていますが、ホロン王国先王やバボン王国先王と同じ考えを持つものです!
女性を、道具としてしか見ていない者に嫁ぐなんて、お断りです。
お願いします!」
辺境領都冒険者ギルドマスター
「頼むよ。」
その頃、バボン王国では…
王太子レンコ
「なに!… 第3王女 ミルトが義勇軍連れてゴブリン・ジャイアントを追撃する?
俺が先王達と、ハーレム作る計画がバレているだと! チッ!
予定を、早めよう!」
しかし王太子の後ろに、気配を消した誰か(第3王女)がいた!
第3王女 ルルト・ラ・バボン
「なにの予定かな?
お・に・い・さ・ま!
伯爵Fと侯爵Hは、地下のと・く・べ・つ!部屋で、お休みになっておられます。
お兄様も、どうぞ。」
王太子のみぞおちに、ルルトの拳がめり込む!
王太子レンコ
「うげ!」
近衛兵士達に、引きづられ地下牢に行く王太子…
この後バボン王国王太子の廃嫡が決定した。
ホロン王国辺境領都
結局、土下座祭りで引き止められミレイとラントの二人は、宿屋にいた。
夜10時
ミレイ
「結界は、貼った。
ラント! 深夜に強行突破するよ!」
ラント
「わかっ……Zzzzz…」
ミレイ
「! なんだ?」
『……』
ミレイ
「なんだって!」
『………』
ミレイ
「つまりヨウ様がずっと探している前勇達の手がかりを、魔国が持っているのか!
魔人王がヨウ様と会おうと、している?
ダメダメ! 今の魔人王はどうだか知らんが、魔国にはさんざんな目に合わされたからミイナと決めたんだ!
魔国には、手を貸さない!
手を貸してほしければ、私達にやる事があるだろって、言ってくれ!」
『…………………………』
ミレイ
「わかった。
確かに、村長には世話になったからな。
途中まで付いていく依頼で受ける形で行くよ。
そのあとは、バボン王国かプリナの所に行く。」
翌朝 冒険者ギルドで、途中までの同行と言う形での依頼とする事になった。
しかも、強制力のある魔法契約で!
第3王女 ミルトと、辺境伯 三女ミリ・ド・パルサーは、ミレイの魔法の実力を侮っていた。
どうせ、途中で変更させればいいと二人の側近もなめていた!
側近達も強制力があるなんて、全く考えていなかったのである。
こうして、 第3王女 ミルトによるゴブリン・ジャイアント追討軍が出発することになった。
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