第169話 召喚光との戦い!1




 機関砲が、召喚光(拉致魔法陣光)を攻撃する!


 対戦車砲が、咆える!


 そして、命がけの自衛隊や警察の時間稼ぎのおかげで拉致されそうな生徒たちは、転移阻止装置まであと少しのところまで来た!




某電力会社 関東某所地下発電所


所長

「第5タービン!

 フルパワー!

 蓄電池システム開放!」



都内某所 作戦司令室


銭形

「急いで下さい!

 大気圏で、光の屈折が始まりました。」


気象庁職員

「銭形さん、関東地方で雲がサークル状になった!

 なんてことだ!

 本当に異世界からの、干渉がこんな形で観測されるとは!」


館内アナウンス

「警視庁から入電! 移動中の車に不審光が接近中! 接近中!」


銭形

「装置稼働! 皆さん正念場ですよ!」




とあるスポーツカーに乗っている、避難組


運転手(警視庁交通部エース)

「く!

 この車でも追いつかれるか!

 え?

 装置起動! 了解!

  この車を囮にします!

  途中生徒を降ろす! 大丈夫です!

  私もぎりぎりで飛び降ります! 

  ジャンプ台用意デキてるの? では行きます!

  君たち! あのマットに飛び降りろ!」


生徒達

「「「はい!」」」


そして…生徒が飛び降り、装置前のジャンプ台から見事飛び上がるスポーツカーGT-R!


 光は、途中で止まろうとして生徒に視線を向けたように見えたが…


 車に、装置の磁力がまとわりつく!

 その磁力に光が吸い寄せられた!

 そして、車にくっつかされた光がゴミの上飛んで来た時光があるれる!

 車が爆発すると、同時に装置サークル内部の物が無くなっていた。


 その場でいた、関係者…


 他の車に乗っていた生徒達…

 そして、画面越しに見ていた総理官邸…


 作戦本部…


 作戦は成功した!


 歓声が、起こる!



 

マルダス世界 ブリードル帝国 召喚神殿


ブリードル帝国筆頭魔道士ゲゲース

(旧皇太子派 現第1皇女派 フロンとは敵対)


「もうすぐです!フフ!クソ、抵抗しおって!

 皇帝陛下、もうすぐ勇者達を補足します!

 そうれ! ン?なんだ!引っ張られる!


 クソ!」




汚い 白い気持ち悪い部屋


(?)爆睡中…


AI

「ゴミ! 転送! 転送! スキルは…ニオイ密着保存で!」





ブリードル帝国筆頭魔道士ゲゲース

「来たー(゚∀゚)アヒャ」


皇帝

「失敗は、許されんぞ!」


ピッカー!




ドサ!


プ~~~ン


皇帝

「なんだこれは! クックサイ!


 キッ貴様! これのどこが勇者だ!」



 その後、ブリードル帝国筆頭魔道士ゲゲースは、降格…


 収監…

 フロン海賊団の船の甲板掃除担当になっていた…

 ゴミのニオイが全く取れない召喚神殿は使用不能になったという…


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る