第168話 地球での戦いの始まり1



 総理官邸


総理大臣 大戸


「例の旧田丸を勝手に名乗っていた、小娘の母親が出入りしている屋敷に、ホシが入ったのか?」


警察 ファイブフォースの1人

「はい、銭形君の情報もあり、別件で逮捕状が出せました。

今包囲しています。

 あと地下道の存在も確認出来ていますので、もうすぐ報告が入る事になると思います。」


総理 秘書A

「総理! 都の消防からの、通報なのですが…

 マークされていたところから、急病の119コールが一斉に出たみたいです!」


警察 ファイブフォースの1人

「今、こちらにも連絡がきましたか! 何が起こったのか調べ中です。」


 「あと、例の議員も捕まえましたが、突然血を吐いて、危篤になりました! どうなっているのだ!」


大戸総理大臣

「銭形に連絡をつけろ!」



 


銭形警視正

「総理、出頭しました。」


大戸総理大臣


「何か進展は?」


銭形警視正


「アメリカのレーザー重力波レーダーが、例の魔法陣発生した時の前に観測したものと同じパターンの不自然な重力波の乱れを、観測しました!

 今も観測されてます。


 そして、名付けて「異世界拉致妨害機」ですが、もうすぐ完成します。

 人の代わりに都内のゴミに拉致する対象を強制的に変更させます!」


大戸総理

「警察内で、理系文系共に博士号を持ち世界各国の言葉を翻訳できて、今回の対応ができるのは銭形君君しかいない!頼んぞ!」


 ピピピピピピピピ!


 銭形警視正のスマホから警報がなる!


銭形警視正

「失礼! なに! わかった! 発電所の状態は! フルパワーを出せるように! 


 総理! 敵は動き出したようです!


 野辺山宇宙電波観測所から、昼の状態でもわかる異常を探知したとの知らせと、筑波とカミオカンデからも、知らせが入りました!」



大戸総理大臣

「皆!臨戦態勢だ! 

 もう誰も拉致られてたまるか!

 電力足りなければ!

 他からも集めろ!


 官房長官!すぐに!」


官房長官

「はい!すぐに!」





関東地方 某所


 そこには、都内や付近から集められた生ゴミが集められていた!

 なぜ生ゴミなのか?

 それは、敵が何を持って人と判断しているのかわからないので、とりあえずタンパク質とか似てるかな~と思われものと、


 ゴミだったら、すぐに用意できたからである。

 その周りには、現場検証で調べた魔法陣を再現!

 そして、現存する公開されている魔導書から魔法陣の書き方を、血などは使わず人口血液などを使用して再現!

 その周りには、地場の狂いの具合から測定された磁力の出力を出せる装置をサークル状に展開していた。


 その資金はなんと、国家予算を使っていなかった!

 では、誰が出したのか…


 銭形である…


 いや正確には、用が株式相場とかFX取引とかで儲け、達也や、ゆみの捜索の為に銭形に託していた資金からである。

 総理の母の会社から協力を申し出てくれたが、資材調達の紹介にとどめてもらった。

 これには、警視庁内部もビックリであった。

 銭形は、成功したら皆の手柄に、すればいい!

 用もそんな、今となっては書き置きになってしまったが、日記を書いていた。

 あっけらかんとした対応である。



某電力会社 関東某所地下発電所


所長

「ヒー!いきなりかよ! 1番から3番の火力タービン全開! 」


技師長

「5番まだ整備中です!」


所長

「急げ!。

 失敗したら、誰かが拉致されるのだぞ!

 自分達の家族が拉致されると想定して、死力を尽くせ!」


技師

「4番稼働開始! フルパワーまであと二十分!」




東京都 とある高校のスポーツ部の寮


主将

「あ~かったるいな~  おい誰かジュース買ってこい!」


エース投手

「やめろよ~ そんなことしたら隣の学校みたいに出場停止になっちまう。」


保守

「フフ! そういうときは、アプリで出前イーツ使って、持ってきてもらうのでござる!」


主将

「お!いいこと言うじゃん!そうだよな! 


   あれ?床光ってないか?」


副主将

「おい! 大変だ! おれ達が拉致られそうになってるって、今、電話来た!

 警察と自衛隊が迎えに来るみたいだ!

 早く服着て、出かける準備しろ!」


保守

「マジでござるか!」


 寮は大混乱になる!

 床の光が強くなる頃、



 バリン!


 窓が破られて、自衛隊が入ってきた!

 「車に乗ってください!」


 寮員全員が、自衛隊のジープに乗る!

 パトカーが先導する!

 全ての信号が、青になる!

 行く道全てに、パトカーが警備していた!

 しかし、道路が光出す。


 そして!光が追って来た!

 向かいから、戦闘ヘリがやってくる!


 アメリカ軍のアパッチだ!

 対戦車ミサイルが8発撃ち込まれる!


 ドカーン!


 ドカーン!


 それを、後ろに見ながら逃げるジープ達!

 その時、パトカーがいない側道から、 車が出てきた!


 パトカー

 「そこの車、止まりなさい!」


 車A

「うるせー! どけ~」


 警察官をはねて、やってくる車A


 ジープが避ける!

 そして、全速で首都高速に乗る!

 車Aは対戦車ミサイルの爆風でひっくり返っていた…



 しかし、まだ光は追ってきた!

 首都高速で、ジープから車を乗り換える。GT-R? アヴァンタドール!

 ブガッティ・ヴェイロン!

 ポルシェパナメーラ!

 :

 :


 速いと、言われている車が勢ぞろいである!

 逃げる速度時速250キロ以上!

 護衛に戦闘ヘリが飛んでいる!

 光との距離が開いてゆく!


 そこに戦闘ヘリ30機が光を攻撃する!

 光から、光線が飛ぶ!


 ヘリが1機やられた!


 光が空に浮かび上がる!

 しかし、そこにF15戦闘機7機が襲いかかる!


 「オレの、息子を返せ!」

 アメリカ軍人の息子さんも拉致されたみたいだ!

 サイドワインダーが命中する!


 しかし、光の速度が遅くなっただけで…

 あまり効果が見られない!



 しかし、光は道路に落ちた!

 光が道路を走る!



自衛官

「目標!来ました! 撃て!」


 戦車が迎撃する!


 自衛官が、フルオートで機関砲を撃つ!



つづく

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