第166話 恐慌の発生!その1




 スケルトン・ジャイアント


       vs


ヨー・ヨーガとその従者達



 誰もがそうなると、思っていた。

 そして、バボン王国は遺跡監視のためだが、使い魔を通してホロン王国と共同で、その成り行きを見ていたのだが、



 他の国も、見ていた。

 その一つが聖カルッティ王国。

 その一つがブリードル帝国。

 その一つが魔人国ジャングラー。


 


Side ブリードル帝国


 フロン皇女(大海賊王フロン様)顔を上気させ真っ赤である。


「ふぅーふぅー! お父様!やはり、結婚する殿方は、強くて、心も強くて、暴力も強い方がいいのですが。

 はぁハァはぁ!」


 皇帝

「はぁハァはぁはぁ…いいな~うんいいぞ!

 フロンよ!そうでなくては!うんそうだな!

 あの、侯爵の息子とは婚約破棄で、 近衛隊長と帆山に教育してもらおう。

 よし…あの者を呼びたいな…はぁハァ」


なぜか?、皇帝まで上気して顔が真っ赤である




Side 魔人国ジャングラー


四天王 ジア・ス・ターゼ

「ハァハァハァハァ すごいわ~

 ねぇ~あの子,ムコに欲しい!」


魔人宰相 スクラ・ル・ファート

「バカモノどもが! よく見ろ!

 あのメイド服着ておられるお二人を!

 魔神様だ! とんでもない事になったぞ!

 しかも、もうひとりのメイドは…

 ユミ・オオトではないか!

 前勇者の仲間だ!


 呪われていたはずなのに、解呪されたのか?

 あと、後ろの500人位の集団!

 あれは…最初の召喚勇者軍団だ!


 当時の凶暴過ぎる魔人王軍団が全く歯が立たず、しかも不殺で戦闘不能にされて完敗した、とんでも軍団ではないか!


 それに、ミイナ・ヴァーミリオンも

 禁止魔法を使っていたぞ!

 あれは、使おうとすると気絶するようになっているはずなのに、なぜだ!

 なぜ!禁止魔法が、魔神様はともかく、マルダス世界民が使えるのだ!なぜだ!」


 

 本日の恐慌状態に入られた第一号は、


 魔人宰相 スクラ・ル・ファート様です。


 そして、第2号は、


 魔人王 リゾチーム・デ・へールス

「大変だ!この男に魔神様お二方がかしずいている? ユミ・オオトと共に?

 

 つまり、前勇者関係者ユミ・オオトと魔神様は仲が悪いわけではない?

  むしろいいほうか? 

  まずい!まずいぞ! 

  早くあの呪い像を解呪する方法を探し出さないと!


 うがー!どうすればいいんだー!」


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