第164話 スケルトン・ジャイアントの復活




  スケルトン・ジャイアント…


  この世界…


  マルダス世界では、そう言われている。


  しかし、だがしかし…

  このモンスター?

  どこかで…見たことないか?


  そう!

  学校の教科書とかに、たまに家よりも大きな…

 ガイコツの版画、浮世絵とかが、 戦国時代から江戸時代の絵にあるんだよ~

  ( ゚д゚ )彡そう!


  実は、このスケルトン・ジャイアント!

  関ヶ原の戦いの後、マルダスにやって来た。


  いや、陰陽師に裏○○の僧とか、退魔師とかの連合軍によって、戦って成仏した?

とされていた「餓者髑髏(ガシャドクロ)」の内の1体だったのだけれども、その当時次元の歪みの関係で、マルダスに転移して来た経緯をもった者であった。



 うん、日本出身でした。


 


 そんな、経緯を持つスケルトン・ジャイアントが、ついに遺跡から出てきた!


 スケルトン・ジャイアント

「くっそ~! こんなところに、閉じ込めやがって! 腹減った! めしもってこい!」


 リッチキングA

「パン500本に、シチューをお持ちしました!」


 スケルトン・ジャイアント

「俺が、言っているのは! 食いもんだ! わかっているのかコラー!」


 腕を振り上げて、地面に叩きつける!


 ドカッーン!


 リッチキングB

「ヒー! アレ? 遺跡周りの軍団ドコいった?」


 リッチキングC

「(・_・;)あれ?ほんとにドコ行った?」


 ゆみ

「クリア・カノン発射!」


 リッチキングB

ドッカーン!


 「グフ!おのれ~! えー? ギャー!」


ゆみ

「発射! 発射! 発射!」


 ドッカッーン!


 ドッカッーン!


 ドッカッーン!


 リッチキングB・C

「「ギャー!」」


 用

「ターン・アンデッド!」

 :

 :

 リッチキングB・C

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー!」

 リッチキングBの禍々しい白い法衣が崩れる。

 そして、リッチキングBの仮面が崩れて…


 そして…

 金髪のおっさんが、姿を表した…

 「あ~、私を、少年のお○○が呼ん…」


 用

 ゾク!ムカ!(ーー゛)

 「ターン・アンデッド フルパワー!」

 リッチキングB

「ギャー!」


 リッチキングBは真っ白な灰となり、きれいな白い玉になって上空に…

 用に、剣の鞘(さや)で叩き打ち上げられた!


 ゆみ

「(^O^;)」


 リッチキングC

「ぐおぉぉぉぉぉぉぉ!」

 Cの身体が崩れていく!

 そして、教会などにいるシスターらしき姿が現れた。


 「あぁぁ~。領主様の~お許しください。

  この姿で、本当はシスターでもないのに、

  この姿で、殺すことが止まらなかった…

  か・い・か…」


 用

 ムカー! (#^ω^)

「ターン・アンデッド!ターン・アンデッド!」


 リッチキングC

「もっと! もっと! 光を! あぁ~~! もっと~」

 リッチキングCは灰なり、光のきれいな玉になった…


 そのとたん…

 :

 :

 用が、クリア・ダークを濃縮した光の棒で…上空に打ち上げる!


 カッキーン!


 ゆみ

「(^O^;)」

 :

 :

 :

 リッチキングA

「B~! C~! おのれ~!」


 スケルトン・ジャイアント

「おい!飯!」


 ドン!


 プチ!

 リッチキングAは、スケルトン・ジャイアントのふり上げた拳を喰らって、地面に叩きつけられプチッと、ペッシャンコになってしまった。


 用

「うん!おっちゃん、ハラ減ったのか!」


 スケルトン・ジャイアント

「ああ、しばらく食ってない。」


 用

「待ってろ! 今からご飯炊くから! ゆみさん手伝って!」


 ゆみ

「( ゚д゚ )彡 はっはい、すぐに!」


 用

「トロイちゃんは今から、かまど出すからタライに水を魔法で作って!

 トロイアルちゃんは、今から出す魔石を火属性にして欲しい。

 ゆみさんは、釜出すから、お米研いで欲しい。

 ミイナさんは、米炊きの釜での炊き方レシピを出すから、監督お願い! 」


 メイド 魔神デス・トロイ

「ハイ♪」


 メイド 魔神デス・トロイアル

 「用意します♪」


 メイド ゆみ

 「さんではなく、ゆみちゃんでお願いします。」


 ミイナ・ヴァーミリオン

 「私も、さんではなくて、ミイナちゃんががいいな~。」


 スケルトン・ジャイアント

「女性のよび方は、大事だぞ。」


 用

「はい。わかりました。」


 用

「そうだ! お茶と、大福持って来たんだ!

 どうぞ!」


スケルトン・ジャイアント

「うまいな! お茶か! うん! 懐かしいな~  1回だけど、飲んだことあったんだよな~

 だけど、今のお茶の方がうまいな~」



 用はマジックリングより、せんべいと簡易調理キットと大鍋を出す。


 メイド3人は、ご飯を炊いていた!


 用は、頭をフル回転する!


 用

(一回だけお茶を飲んだことがある? 時代的に…そうか!めしといえば!)

 用は、簡易コンロでなべに固くなったおにぎりをマジックリングから出して、お粥を作る。


 はじめは?温めのお粥を…



………………

つづく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る