第144話 ホロン王国vsリバイアサン
用達が、【黒い棺】と格闘していた頃。
ホロン王国では、海に現れたリバイアサンの大軍と、対峙していた。
ホロン王国は、鉱山や錬金が盛んなのだが、ブリザード公国と同じ経度なので、もちろん寒い地域が多い。
なので、野菜などの作物の生産量は他の国よりも少なかった。
港が使えない。
漁が出来ない。
魚の流通量が減る。
食糧難になる。
と言うことになってしまう。
辺境伯の娘や、王家の王女様の問題よりも、食糧難問題の方が出兵理由としては、妥当であった。
キングリバイアサン
「ヒッヒー!ついにこのときが来たぜ!
海を渡る船は全て沈めろ!
港を襲い海の藻くずにするのだ!」
リバイアサンA
「海鳥からの報告です。
ホロン王国が兵団をこちらに派遣しました。
あと、前に逃したブリードル帝国に船がこちらに向かっているみたいです。」
リバイアサンB
「ブリードル帝国の海軍の動きは?」
リバイアサンC
「まだ、動いてない。
こちらの海鳥の報告だと帝国でおかしな動きがあるらしい。」
キングリバイアサン
「あそこはいつもおかしいだろ!
それよりも、ゴブリン・ジャイアントと、オーク・ジャイアントに連絡を取りたい!
誰か適任はいないか?」
海鳥の長
「今、準備をしている。
休憩地点の選考は時間がかかるがもうすぐ終わる。」
マンボー・プリースト
「二人の高魔力を探知!敵です!」
第3王女 ミルト・ラ・ホロン
「さぁ!リバイアサン倒して、ヨウ・ヨウガを……ゲフンゲフン!
海の安全を取り戻すわよ!」
辺境伯 三女ミリ・ド・パルサー
「ハイ!ですが、海の中ですから火魔法が使えません。
凍らせますか?」
第3王女 ミルト・ラ・ホロン
「勇者達が残した書に、イカ釣り船と言う項目が在りまして、夜にガソリン?でハツデン?してデンキ?を作り、ハツネツトウ?なるもので、強烈な光を発すると、イカがよってくるらしいのです。
そこへ、エサをつけた釣り糸をたらしてイカを釣るらしいです。」
辺境伯 三女ミリ・ド・パルサー
「そういえば、斥候にヨウ・ヨウガを見張らせていた時、時どき(デンキ)なる言葉が出てきてましたが、異世界のことばでしたか。」
そして、光…光源となる物が問題となる。
松明燃やして、光源とすればいいのではないか!と思うのだが、この辺りは森がないのである。
しかも、北の国なので樹木は貴重なので、なかなか切れない。
では、生活の火はどうしているのか?
魔石を燃料にしているのである。
困った…
魔石ならば、辺境伯にある。
すぐに取り寄せる事になった。
しかし、魔石はモンスターの餌になってしまう…………………
あれ?
では…
魔石に、火魔法で火をつけて
鎖を糸代わりにして、釣れないか?
港町総出で、イカ釣りならぬ、
リバイアサン釣りが始まった!
辺境伯からの、魔石の到着までに装置を組み上げる必要がある。
果たして、成功するのか?
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