第143話 聖カルッティ王国は?2
つづき?
あれ?
さっきまでの、言葉での争いから…
第3王女 メルード・ラ・カルッティ
「どうだ!(# ゚Д゚)大オババ!
コブラツイスト改!
ドラゴンツイストは!
オリャー!」
ベギン!
ベギベギベギ!
ボギ!
大オババ
「ギャー!(゚Д゚)」
第1王女 ハーノ・ラ・カルッティ
「おほほ!
さあ、未来の旦那様に代わってお仕置きよ!」
オババ
「ふざけも終わりだよ!
火よ水よ土よ風よ光よ闇よ全ての精霊よ!
かのものを縛れ!」
第1王女 ハーノ・ラ・カルッティ
「この世界を裏切る精霊よ、縛につきなさい!」
ハーノに襲いかかっていた6色の光が、ハーノがなにかマントみたいなものを振ると、突然止まる。
オババ
「なんじゃと!
精霊よ、なぜ言うことを聞かん!」
第1王女 ハーノ・ラ・カルッティ
「精霊の主は貴方ではない。
あなた達はこれまで、この世界を主様がやって来るまでに、住み良い世界にする義務を持った代理人にすぎない。」
第3王女 メルード・ラ・カルッティ
「隙あり!喰らえ!地獄振り子当て!」
メルードは4の字固めをかけて、大きく身体を、スイングして宮殿の柱に大オババの頭を横から打ちつける!
ドカーン!
大オババ
「ぐへ!」
女王 メルト・ラ・カルッティ
「もう、5人ともやめるんじゃ!
オババも死んだフリなぞしてないで、真面目に考えないと、いつオーク・ジャイアントが来るか。」
宰相が、デスフィールドと化した入りたくない宮殿に急いで入って来た。
宰相
「陛下、オババ様、大クソオババ様に王女陛下!
大変です! 魔の森が! 魔の森が!」
ギラギラした眼で見られ、次のとばっちりが自分に来ることを悟った宰相は、逃げる準備をしてから、さらに報告を続ける。
宰相
「魔の森が! 魔の森が!~」
女王 メルト・ラ・カルッティ
「はよう、言え!(# ゚Д゚)」
宰相
「魔の森の瘴気の濃度が、我が国の周りのバボン王国! 及び魔国! の国境付近! に聖ボロボーン王国の周辺で、薄くなって来ております。
特にバボン王国との緩衝地帯は3分の1になってます。
魔国との間も、急速に減少しております!」
オババ
「それがどうした?
何か我らに不利益でも有るのか?」
大オババ
「気にしない!気にしない!」
王女達
「「「(ゲー!オババ復活した!本当に死んだフリだったんだ!)」」」
女王 メルト・ラ・カルッティ
「(やっと、このオババの異常性がわかりだしたか!)
気にするわ!
ボケ大オババ!
魔国からも攻められる可能性が高くなって来たことぐらい理解しろ!」
第3王女 メルード・ラ・カルッティ
「それどころか、バボン王国ともオーク・ジャイアントのとの事で、関係悪化している状態なのに、聖ボロボーンのあのエロ大神官が襲って来るかもしれないことまで、考えないと!」
オババ
「イヤじゃ~、わしはまだ結婚もしとらんのに、あんなやつに手籠にされてたまるか!」
女王 メルト・ラ・カルッティ
「それ嫌さに、ユミ・オオトを生贄にしようとした以上こちらに、協力してくれないよな~」
オババ
「だから、早くあのダンジョンを攻略させろ!」
女王 メルト・ラ・カルッティ
「聞いとらんな~。」
大オババ
「聞いておるは!」
第1王女 ハーノ・ラ・カルッティ
「いや、雑音が聞こえる程度の反応しかないから、聞いていませんね。」
第3王女 メルード・ラ・カルッティ
「ヨー・ヨーガさんにしてみれば、そのダンジョンを攻略して何になるの?
元の世界に戻れる?すでにウソだとバレているよね~オババ殿!」
オババ
「あれは、我らのせいではない!」
第2王女 プルト・ラ・カルッティ
「元の世界に返せなかったら、単なる誘拐犯じゃないですか。
魔王倒しても封印という名の監禁ですし、世界の秩序を正す巫女とか言ってながら、異世界から拉致して来たユミ・オオトを【黒い棺】の呪いでメイドにして、売り飛ばす?
完全に犯罪じゃないの! 」
大オババ
「なら、この世界が終わってもいいのか?」
女王 メルト・ラ・カルッティ
「だから、自分達で解決しろって前勇者に言われたな。
世界が終わる前に、オババどもが終わっとる。」
第2王女 プルト・ラ・カルッティ
「それに、オーク・ジャイアント軍団とパイン街が戦闘に入ったみたいよ!
今、使い魔の映像を映すわよ。」
近衛兵士
「大変です!
前に襲って来て、聖ボロボーン王国に行った大海賊団が、また海岸に現れました。」
王女達
「「「海賊団の討伐行ってきます~♪」」」
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……………
オババは、名案を考えつくのか~!
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