第138話 オーク軍に起こった異変1


 

 

 用がダンジョン攻略をして、パイン街に帰っていた頃。


 遺跡にて、スケルトン・ジャイアントの復活をしていたリッチ達に異変が起きた。


 リッチA

「あれ?

 オイ!

 瘴気の出力下がってないか?」


 リッチB

「ハァ?

 オイ

 俺がサボっていると言うのか?

 オイ! ゴースト! 魔の森からの瘴気ポンプの様子見てこい!」


 リッチC

「まずいな、確かに瘴気の量が減ってるぞ!

 オイBよ、パイプラインに穴が空いているかもしれん。」


 ゴーストA

「リッチB様、魔道具は順調に稼働しております。

 魔の森からの瘴気量も変化ありません。」



 リッチA

「と、言う事は、オイC! こっちに来い! オイ!C!」


 リッチD

「変だな、あの真面目なやつが返事しないぞ?

 様子を見て来る。」


 リッチB

「なんだ? ダンジョン・コアとの共振を失敗したのか?」


 リッチA

「いや、アイツは面白みは欠けるが、仕事は一流だからあまり失敗は思い浮かばね~。」


 リッチB

「確かにな。どうしたんだ?」



 リッチD

「大変だ! リッチCのやつ気絶していたのだが、ダンジョン・リンクが切れていた。」


 リッチA

「なに?Cのヤツにしては、珍しいな。

 早くダンジョン・リンクを回復させるぞ!」

リッチA・B・D

「「「あっれ~おかしいな~コアの共振が出来ないぞ?」」」


リッチキングA

「どうした?作業が止まっているではないか?」


リッチキングB

「オイ!いつからリッチBがこんな状態になっている。」


リッチキングC

「これは、気絶ではなくて昏倒だな。

 重症だ、早く瘴気プールに入れろ! 全治1ヶ月かな?」


リッチ・キングA

「オイ!その共振用ダンジョン・コア壊れているぞ、何があった。」

リッチキングA

「状況は、わかった。

 お前たちは魔の森からの瘴気を遺跡に注げ!

 メーンタークを見張っているゴーストと連絡を取るのだ!」


リッチキングB

「向こうからの応答が無い。

 やられたかもしれん。

 マイークラー街の見張りゴーストと連絡は取れたか?」


リッチキングC

「取れた。

 メーンターク方面で、すごすぎる邪気が出て来て、光も出て来て、すごい戦いがあったらしいと冒険者達の間で噂になっているらしいぞ!

 なに? オイ! ダンジョン攻略されたって噂が出ている!」


オーク・ジャイアント

「なんだって!本当か!」


リッチキングA

「今すぐ、ゴーストを派遣します。

 ダンジョン地帯にて、戦いがあった模様で見張りゴースト達と連絡が取れない状態です。」


オーク・ジャイアント

「うーむ、進軍を中止! 

 今の勢力で、城を攻めよ!

 魔の森からのパイプラインを5倍にするぞ!

 そうでないと、我らが動けない!」


リッチ軍団

「ハ!」


オーク・ジャイアント

「今のパイプライン経由の瘴気は遺跡に流せ!

 パイプライン工場を最優先にするんだ!」


…………………

オーク・ジャイアントのこの行動が、多方面にものすごい影響を後に与えます。

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