第136話 その頃聖ボロボーン王国でのフロン皇女は?2
聖ボロボーン王国に向かって出発した
フロン皇女率いる、フロン海賊団!
ついに、王都にたどり着く!
大神殿に黒い光の柱が立っており、これを中心に王都上空は黒い光の渦が回転していた。
宮殿に入ってみる。
誰もいない。
チャンス!
勇者召喚に必要なものは、知っている。
海賊団に命じて、全て持って来させる。
金のコップとかの物も全て、略奪してすぐに船まで運ばせる事にした。
馬車は宮殿のものを使用する。
魔導馬車があった。
だが魔石の魔力が空っぽなので、疲れているが魔力を込める。
疲れてはいたが、時間を浪費出来ない。
馬車を、出発させる。
下級ポーションをがぶ飲みして、トイレに入る。
しかし、疲れた。
海賊団にも休憩をさせた。
あの黒い渦はなんだろう?
あれが、あの街のギルドマスターが書いた書類の黒いもの?なのか?
近づかないようにしよう。
大神殿には、近づかない方針で王宮殿の記録を調べる。
なに!召喚ばっかりしていると、大地の魔力を使いすぎて、作物が不作になるだと!
そういえば、ブリードル帝国は今年天候不順でもないのに不作だ!
そして、この聖ボロボーン王国はずっと不作だ!
大地の魔力を使いすぎたらしい。
だから、我が帝国に召喚させたのか!
この記録類も根こそぎ船に運ぶ事にする。
魔導馬車を出発させた。
生きている馬がいない。
ネコ、いや下水を見にいった者からの報告がでは、ネズミすらいなかったらしい。
下水の水すら、一滴も無かったと報告してきた。
異常だ!
井戸水は、水位が低い。
井戸水が一度、全て無くなった可能性がある。
大神殿以外調べる所を調べて、物資を船に運ばせる。
明日は、大神殿捜索だ。
魔導馬車を使えるようにしておく。
大神殿内。
:
:
:
:
:
:
には、入らなかった。
ためしに、大神殿の周りの床、石畳があったところ、庭園などは、真っ黒い池みたいになっており、フロン皇女が乾燥肉を投げ込むと、
黒いものが、突然盛り上がり目と口を形づくって、乾燥肉を食べたのである!
フロン皇女
「ひ!」
女海賊団員A(側近・黒薔薇部隊員)
「陛下、やばいですよ!
これは、皇帝陛下にこの映像を送って、判断を仰ぐ方が…」
フロン皇女
「ナイスアイデアですわ!今の映像を記録した魔法殊を特急1号のハト便にのせて、この手紙と一緒に送って!」
女海賊団員A
「すぐに送ります。」
フロン皇女
「皆さんは王都の外まで、とりあえず退避します。
できるだけあの黒いものを刺激しないように、音をたてないように移動します。」
「「「は!」」」
ブリードル帝国 王宮
皇帝は、ちょうど遅めの昼食を食べていた。
ドカーン!
城に爆音が響く!
皇帝
「なんだ!」
しばらくした後、近衛兵がやって来た。
近衛兵
「陛下!昼食中失礼します。
フロン皇女様からの緊急戦略特急ハト便が来ました!」
緊急戦略特急ハト便
ブリードル帝国・魔導具開発局が作った水晶玉2つ位なら運べる、この世界での最速の魔導ハト便である。
ただし、速さだけしか考えて無いため(皇帝の命令)着地できず、受け取る側は追突される為、必ず被害が出る、本当に緊急時しか使えないものである。
皇帝は、黒いものが乾燥肉を食べる映像を見る。
そして、海岸街の冒険者ギルドマスターの書類を見た。
あと、生き残りの神官達と、勇者召喚に必要なものを、王宮からの確保したとのフロン皇女の手紙を読む。
皇帝
「魔導通信をフロンにつなげられるか?」
近衛兵
「は!現地の魔素が乱れていまして、こちらの音声が全く送れません。
映像は送れますが、乱れます。
向こう側からの音声と映像は開け取れますが…」
皇帝
「うーむ、やってくれ!」
その頃、用達はハイコボルトキング達と戦いが始まっていた。
そして少し時間経過して、【黒い棺】との戦いが始まるのである。
皇帝
「フロンよ! 大神殿に…」
その時、大神殿から…もう一筋の黒い光の柱が上空めがけて立つ
フロン皇女
「何が!ひ~!」
皇帝
「ひ~!」
黒い塊が大神殿から出てきて、見たら発狂しそうな邪悪な眼と、見たら腰を抜かしそうな、邪気漂う大きな口が形成される。
皇帝
「焼け!」
女海賊団員達は、魔法攻撃を始める。
ファイヤーボール
ファイヤーアロー
ファイヤーランス
撃てるだけ撃つが…
全て、黒いものに食われた!
ポリポリ魔法を食っているのだ!
そして、フロン達を見た。
ニャっと笑う!黒いもの!!
そして、ゆっくりと襲いかかる!
皇帝
「ギャー」
フロン達
「いやー」
画面越しに見ている皇帝ですら、悲鳴を上げる怖さがある。
皇帝の横にいる宰相は腰を抜かして、座りこんでいる。
近衛兵達でも、立っているだけで精一杯なのだ!
フロン視点
「イヤーーーーーーーーーーーーーーーー」
「ギャーーーーーーーーーーーーーーーー」
「ヒィヤーーーーーーーーーーーーーーー」
急いで、魔導馬車に乗り込んで全速力で走り出す!
逃走経路は、決めていたので迷いは無かったのだが、追いかけて来る【黒いもの】の速度がが上がった!
「イヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
フロンの絶叫である。
叫びながら、ファイヤーアローを乱射する。
近衛や女海賊団員達も、スキルや魔法を乱射する!
それを画面越しに見る、皇帝達も絶叫していた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます