第93話 魔国の会議室から
所かわって、ここは、魔人国シャングラー
魔人王 リゾチーム・デ・へールス
魔人宰相 スクラ・ル・ファート
四天王 ジア・ス・ターゼ
オキセ・サ・ゼイン
タカ・ジ・アスターゼ
ビオ・ジ・アスターゼ
主要魔国戦力全員が、会議室にいた。
魔人王 リゾチーム
「あ~、全くあのコボルト軍団のヤツら!今思い出しても腹が立つ!(# ゚Д゚)」
魔人宰相 スクラ
「全くです。しかしあの1件で子供達に助け合いという考え方が芽生えたのはいいことです。」
四天王 ジア
「まぁ、脳筋ばっかりの魔人族でも、飯は食うし酒も飲む。
役割分担で生きているのが幼い時からわかって、防衛戦に参加するのはいいが……」
四天王 オキセ
「ジア! あなたが言いたいこともわかりますよ、子供の手も借りなければ防衛できなかったのかと!
あのゴブリン・ジャイアントの軍団は我らが魔国の総人口を超えているのです!
仕方無かった。」
四天王 タカ
「やっぱり、聖カルッティ王国の陰謀ではないのか?
アイツら、見方を変えたら聖ボロボーン王国よりも、腹黒だしたな。」
四天王 ビオ
「今、聖カルッティ王国に使い魔を送っている。
そして、少し妙な事が起こっている。」
四天王 ビオ
「バボン王国メーンタークのダンジョンから定期的に上空ヘ放出されていた瘴気の量が、明らかに減少したのだ!約半分も!」
魔人宰相 スクラ
「どこかの、ダンジョンが攻略されたのかもな。
しかし瘴気の量が半分になったと言うことはS級クラスか?」
四天王 ジア
「いやいやいやいやいやいやいや!違うだろ!たぶん……」
四天王 ビオ
「どうしたのですかジア?」
四天王 オキセ
「ハハハハ、そのな、昔と言っても先代の頃当時の魔王さまと四天王でメーンタークのSS級を制圧するって、息まいて入ったことがあるんだよ。」
四天王 タカ
「そういえば親父から、そんな話聞いたことあったな。」
魔人王 リゾチーム
「親父や兄上達は、そんな事をやっていたのか。
そういえば、どこかに行ってボコボコになって帰って来たことがあったな。」
四天王 オキセ
「はい、先代も先代王子もジアや私達四天王もボコボコでした。
たった地下5階しか行けなかった。」
四天王 タカ
「ハァ?俺は地下100階近くまで行ったと聞いていたが。」
四天王 ジア
「あれな、ウソだ。
( ゚д゚ )
たった地下5階しか行けなくて、情けなくて先代魔王様達と全員口裏合わせたんだよ。
ちから押しで行けたのは地下3階までで、4階のスーパーブラックドックでボロボロになって、5階の階段降りた所にいたテロンバッタにボコボコにされて、撤退したんだ。」
魔人王 リゾチーム
「それで親父は強力な殺虫剤を作れって俺に言ったのか!
(#^ω^)」
その時、会議室に駆け込む兵士がいた。
兵士
「大変です!魔の森の聖カルッティ王国と、バボン王国との緩衝地帯にて、とてつもなく強い瘴気が突然現れました。
計測機が振りきれています!計測不能です!」
魔人王 リゾチーム
「計測不能だと!
すぐに使い魔を出して調べよ!
まさかまた聖カルッティ王国のヤツら、呪いのゴーレムとか出してきたのではないか?
臨戦体制に入るぞ!」
「「「「「ハ!」」」」」
しかし、 その後オーク・ジャイアント出現の情報で青ざめる会議室。
魔人王 リゾチーム
「おかしい。
なぜジャイアント種が復活したのだ?
これは続くのか?
聖カルッティ王国が画策して、また裏で何か動きがあるのか?
それとも聖ボロボーン王国の黒いキノコ雲と関係があるのか?」
魔王様の、悩み事は増えて行くようです。
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