第66話 ダンジョンでの戦い1



 今、用はS級ダンジョンにてボス戦を繰り広げていた。


 シルバーファイヤーリースー


 ブルーライトカーコー


 グレイメタルスライム


 ブラックブラックマイト

 激戦の末、今大きなボス部屋の門の前にいた。


 これまでの戦闘でわかったことは、ターン・モンスターで無力化をしたあと、クリア・ダークで魔素を浄化することでダンジョンでは、モンスター討伐が完了したとみなされるらしいことである。


 あと、モンスターのスキル・魔法などはクリア・ダークで迎撃できるらしいことである。

 すごい収穫であった。


 モンスターは倒せないと思っていたが、ダンジョンでは違うということだ。


 用に、自信が戻ってきた。

 門の前に、何か模様があった。


AI

「あれは、ここが地下100階を示しています。

 下の模様は、ラスボスを示しています。」


「強そうだな。」


AI

「うーん(゜-゜)、たった2日で無傷でここまで来られるのは、すごい事だと思いますが…」


「無傷じゃないよ。

 頭痛ばっかりでダメージ喰らいすぎだよ~痛い。」


 はい、今すごく頭痛が痛くて転げ回っています。


 もう、中級異常状態回復薬では抑えきれない痛さです。


「2日?痛い!このままだと後…」


AI

「ゆみさんには、ダンジョン挑戦中でもう3日帰るのが遅れるって伝えてます。」


「さすが、AIさん助かる。」


AI

「用様、かなり痛みが引いたみたいですが、今ここで上級痛み止め作りますか?」


「作ろう。レベルアップ頭痛でスキル使えなくて、逃げ回るのはしんどい。」


 錬金術セットを取り出して、素材をビーカーに入れていく。

 後は、5時間待つだけである。

 その間に食事を取ってから、仮眠に入る。


AI

「ゆみさん、聞こえますか?」


ゆみ

「はい、こちらゆみです。AI様、主様の様態は大丈夫ですか?」


AI

「今、食事を取られて仮眠に入られました。

 今、屋敷の前に来ている輩ですが、報告お願いします。」


ゆみ

「はい、どうも人探しをしているみたいで、間違いなく主様の事を探しています。

 髪の毛がどんな色だとか聞いてきたので、緑だと言っておきましたが、ヨー・ヨーガと会わせろとひつこいですね。」


AI

「向こうは、もう同一人物だと、確信しているみたいですね。

 ただあの3人の内1人は王家の人間みたいですので、用様は商談の為に出かけたと言って、今は対応出来ないと言ってください。

 もし無理矢理入ってきたら、あのゲス怨霊3人そっくりのゴーレム使って追い出しても構いません。

 あと、夜も暗殺者が忍び込んで来たら、戦闘用ゴーレムで捕まえてマジック倉庫に入れておいて下さい。」


ゆみ

「わかりました。」 


 その後、用の屋敷から悲鳴が聞こえ3人が逃げて行ったと言う噂が流れた。


 その後、バボン王国の近衛・影第3部隊10人が3日間で消えたらしいと近衛部隊の中で噂がたった。

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