第44話 沸くホロン王国!激戦のブリードル帝国

その頃、ホロン王国宮殿では会議が行われていた。

 辺境領都包囲軍30万の殲滅。

 王はまず、この戦果だけでも凄いことなのだが第2近衛部隊から報告が、始めは信じられなかった。

 コボルトキング3匹率いる30万の大軍が、爆発音とともに消えたと言うのだ。

 しかし、さらに会議は混迷する。

 それはブリードル帝国からのスパイの情報だが、コボルトの大軍が空から降ってきたらしい。

 今、帝都は大激戦の中にあるとのことである。


 まさか!


 会議は、ヨウ・ヨウガを王都に迎え入れる事を決定する。




ブリードル帝国


 コボルトキング一匹に宮廷魔術師部隊が攻撃魔法の集中砲火が襲う。

 コボルトキングは耐えた。


 本来なら、コボルトキングには蚊に刺される位にしかないのだが、上空から叩き付けられてかなりのダメージを負っており、動きがものすごく鈍っていた。


 「ガオーン!」


 コボルトキングが、咆哮する。

 すると、コボルト達は一箇所に集まりだしその後、魔の森と呼ばれる魔国との国境代わりになっている森へ撤退していった。


フロン

「助かったの?」


 勇者パーティー達はボロボロであった。

 城も、ボロボロである。

 誰かがいった。

 「禁忌の召喚をしたから、こんな不幸が続くのかもしれない」


 しかし、 

 「前勇者が召喚が誘拐だなんていう理由から禁忌指定にしたからで、もともとは禁忌ではない。」

 「私も聞きますが、不幸が起こりすぎです。城がボロボロですよ!これをどう説明するのです。」

 「こんな事が起こるから、召喚したのではなかったのか?私が説明されたのと違う。」

 「あの説明は嘘だ。他国攻める為に召喚したのだ。」

 「嘘だって!テメー!」


 大臣達が言い争いを始めた。


フロン

「早く、城の立て直しの予算の用意と立て直しを早くしろ!」


 ヒステリックな声が、また城に響いていた。

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