第43話 ペルト街逃亡戦?
簀巻きにされた用は脱出をしようとしていた。
腰の使えないがぶら下げていた剣なども取られていた。
(防具と剣だけが、用の損害でほとんどの品物はマジックリングに入っており、用とAI位しか見えないのである。)
そこへギルマスが、やってきた。
「おい!なんでこんなことをする。街に貢献したのに、どういうことなんだ。」
ギルマス
「まさか、こんなことになるとは思いもしなかった。
私も始め辺境伯家の方だと思わなかった。」
「早く縄を解いてくれ。」
ギルマス
「そのことだが、死の森にポーションの材料を採取しに行ってくれないか?
クエストぐらいの理由がないと、解けないんだ。」
「森の中に行くのはいいですけど、1人でお願いします。
恐竜達には、凄く足が速いやつがいましたから、他の人間がいると隠れにくくなる。
あと、素材はあまり期待しないで欲しい。
あの大軍の中では行動が制限されるからな。」
そこへ、防衛隊の小隊長がやってくる。
「われわれは、今素材がいるのだ。
すまんがたくさん欲しいので、かなりの人数が同伴することになるだろう。
拒否権がないのだ。」
(小隊長がブルブル震えている。)
小隊長さんも、ヒャッハーの恐怖に怯えているみたいだ。
「あの~あの森は、そんなに甘いところではないと思いますが。
勝手について来て、恐竜どもに襲われても手助けできるようなほど、余裕はなくなると思う。」
ギルマス
「小隊長殿、死の森は浅い所でAランククエストの中でも上であり、少し深い所でSランク以上のクエストです。
それはよく知っているでしょう。」
小隊長
「そんなこと…わかっている…」
「ついてくるが、自己責任って事でいいですか。
もうかなり素材はとって売却しているので、今同じ所にいってもほとんど無いと想う。」
小隊長
「そうだよな。そうなんだよ。
取り尽くしたから、たくさん手には入らないって当たり前だよな!
上に掛け合ってみる。」
小隊長さんダッダッダッっと走って、行ってしまった。
「腹減った。
とりあえず採取クエストは受けるが素材指定はできないぞ。」
ギルマス
「今、縄をほどく。ハァーすまないな。
あれにはさすがにな~」ブルッ!
ヒーハーの恐怖もよみがえってきたらしい。
ギルド職員さんが、パンとか持ってきてくれた。
AIさんと、今後のこととか?の話しとか話していたが、どうしても気になることができたので、死の森に行くことにしたのだ。
AI
「ヒャッハー達の状態分析ができました。
言うならば不完全スタミナポーション中毒ですね。
マルマル茸を食べことで、解毒できます。」
「なら、茸類とか珍味を集めるか。」
AI
「そうですね。それがいいと思います。」
そんな事を話しながら、地下から階段を上がると場所はギルド横の防衛隊の施設の中だった。
ギルドの建物に入る。
馴染みになりつつある受付の男性に声をかける。
受付
「ギルマスが呼んでましたよ。あと、素材の報酬が入ってます。」
「まさか、ヒャッ……」
受付
「シー」口を塞いできた。
震えながら、上(ギルマス室)を指さす。
うなずいて、黙って階段を上がる。
コンコン!
受付
「ヨウ・ヨウガ様が来ました。」
ギルマス
「入ってくッ… 入ってくれ」
何が起こっている?
ギルマス室には、領軍総長に防衛隊隊長からドレスの女性が座っていた。
逃げたい。
「どうも。ヨウです。」
ギルマスが領軍総長達を紹介して行く。
そして、いきなり言われたのがドレスの女性辺境伯三女ミリ様の部下になれとのことだったが、ていねいに辞退した。
そして、マジックバックを受け取り急いで、門に向かいモンスター軍を突破して死の森に入る。
「あ~怖い。終わったらマジックバックだけ置いて逃げよう!」
AI
「…普段はおしとやかな女性みたいですよ。」
「怖いものは怖いから。」
AI
「…」
死の森に突入する。
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