第21話 ホロン王国ペルト街を目指す(その4)
うん?ここは〜知らない洞窟だ。
そうだった。確か森の異変に気がついて洞窟に向かって、あの恐竜に襲われてハバネロバナナ食らわせて、なんとか洞窟に入ってから石で入口塞いで下級ポーション足にかけて……
そこから思い出せない。
足のキズはない。痛みもない。聞いてみよう。
「AIさ〜ん。」
AI「ハイ♪おはようございます♪用様はあれから3日間お休みでした。」
「へ?3日?」
AI「異常なしとわかっていても、心配だったんですよ〜」
「足、AIさんが治してくれたの?」
AI「そのことなのですが、私ではないのです。用様が治したと思われます。スキル獲得したかもしれません。」
「す、スキル!マジか!やった!」
AI「ハイ♪ かなり高度なヒール系の可能性があります。」
「えーと、ヒール!」
ぐぅ~
AI「まずは食事にしましょう!」
「そうだね。」
マジックリングからヒラメ茸を出す。簡易調理セットを出す。3枚おろしにして、ショウユ葉を千切ってヒラメ茸にまぶしゆっくりと焼く。
いい匂いだ。
ホントAIさんいなかったら、もっと酷い状態になっただろう。
AI「ありがとうございます♪お役にたててうれしいです♪」
うん!美味しい。
その後、スキル?をなんとかものにする為に特訓をする事になった。
まだモンスターの大軍団が森にひしめいているらしい。
ゴブリンジャイアントが、何者かと戦っていたがそのせいで、ゴブリン側は負傷。進軍が止まりこのあたりにいるらしい。
よし!食料も水もたくさんあるし、スキルが使えるようになるまで修行だ!
オラがんばるぞ!
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