第6話 村を救え!
村?らしきものを発見する。
かなり大きな村で、周りを石で積み上げた壁や、木の柵で囲っている。
山の上から遠目でしか見ていないが、襲撃されているみたいだと。
俺はAIとしゃべりながら、山を下る。
右上にマップを表示は本当に役に立つ。
AIが他の人間には見えないようにしてくれたみたいだ。
現地人でもマップスキルは脳内表示で、ウインドウで表示する事はできないらしい。
本当に助かる。
村近くになるにつれ、だんだんと襲撃者の正体が見えてきた。
緑の小人?背丈が1メートルぐらいで、角っポイものが生えている。
石の斧?が落ちていたので拾うと。
AI「あれは?ゴブリンです。群れるとかなりやっかいですね。一匹づつ石斧で思いっきり、打ち付けましょう!」
後ろからゴブリンの首に、石斧を思いっきりフルスイングで打ち付ける。
ゴキリ!と音が立つ。
イヤな感触があったが、確かな手応えがあった。
ゴブリンが、倒れるがすぐに立つ!
AI「え?即○でしたよね?どうなっているの?」
AIでもわからないらしい。
もちろん、俺もわからない。
わからないものは、わからないが襲撃者をなんとかしないといけないので、石斧をゴブリンにぶつけていく。
骨を砕いた手応えはあるのだが、どうもゴブリンには小石が当たった程度にしかダメージがないらしい。
こうなったら、ハバネロバナナ攻撃だ。必死に皮をむいて、ちぎってはゴブリンの口に投げ込む。
口が開いてないやつには大きな目に当てた。
周りに泡をを吹いて倒れるゴブリンの山ができる。
その時、村の壁の上からなにかが聞こえた。
「$%#@№£℉¥¿№©?$」
指を指して、俺に何かを知らしているらしい。
見れば、腰布だけのゴブリンとは違う、杖を持ったフードを被ったゴブリン二匹が、杖を向けて、グギャグギャ言っている。
AI「ゴブリンメイジだと言ってます。」
翻訳してくれた。
その時、ゴブリンメイジの杖から火の玉が出てきてこちらに、飛んできた。
AI「よけてください!」
だが突然の事で、ビックリして反応が遅れた。石斧で受け止めるが、爆発した。
爆風で尻もちついたが、ケガはなかったのだが石斧は砕けてしまった。
もう一つの火の玉がやってきた。
横に転げようにも、泡を吹いて倒れているゴブリンが邪魔で、出来ない!
AI「ダメだ。こうなったら直接…」
俺は、石斧がないので右手で火の玉をはらった。
ポン! AI「ヘ?」
爆発すると思っていたが、ポンという音をたて、爆発せずに手ではらわれた火の玉は、ゴブリンメイジ達の後ろを通過して壁を攻略していたゴブリンの別働隊に飛んでゆく。
ドカーン!!
ゴブリン達が吹き飛ぶ。ゴブリンメイジはやけになって、火の玉を次々と飛ばしてくるが全てはらい返す。
だんだんと、なれてきた俺は火の玉をゴブリンメイジに打ち返してみた。火だるまになるゴブリンメイジ。もう一匹が何かを唱えると水が出て消火する。
「あれは魔法だったのか。」
まだ異世界になれていない俺にはそんな感想しかなかった。
AI「用様!またファイヤーボール撃ってきました。よけてください。」
火の玉はファイヤーボールという名前らしい。
なれてきたので、横によけると、後ろから近づいてきていたらしいゴブリンに当たる。
ドカーン!
どうも普通は爆発するみたいだ。
ゴブリンメイジがまたファイヤーボールを撃ってきたので、打ち返す!横によけるがすぐ横の地面に着弾して爆風がメイジを襲う。
メイジが倒れていた。強く地面に打ちつけられたみたいだ。
「‡†℃¤×÷©#@%」
壁の上にの人が、何か言っている。その時、酷く痛み出した。激痛だ。
AI「用様。どうしました?あれ?目が…」
ようやく頭痛がおさまった。
「AIさん、頭痛がしたんだよ。」
しかし変化があった。
村人「助かったよ。ゴブリン達が動けないうちにうって出るぞ!~」
村人の言葉がわかるようになった。
どうもわかるだけでなく、現地語を自然と話せるみたいだ!AIに聞いても、まだ言語翻訳スキルの付与ができないみたいで、別の要因みたいだ。
村人たちが、門から出てきて気絶しているゴブリンにとどめをさしていく。
俺は村に歓迎してくれるみたいだ。
AI「今のは、なんだったのでしょうか?該当するデータがありません。」
「疲れた。泊まる所と、ご飯用意してくれるみたいだから、早く休みたい。」
AI「そうですね。今は休みましょう。
他の人に私の声が聞こえては不審がられるので、用様のの脳内で話せるように今、アナウンス設定を、変えました。」
宿代とかはゴブリン退治のお礼で、いらないらしい。
スープの味付けは、薄い塩味だったが腹ペコの俺にはごちそうだった。
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